配当の与える影響

過去100年間、株式投資において、配当は投資家に大きなリターンをもたらしてきました。

今回は1900年から2000年末までの米国株式市場での配当のもたらす影響を見ていきたいと思います。


00

配当を除くリターン(キャピタルゲイン)

1900年~2000年までの過去101年間において

米国株式市場の配当を除く(キャピタルゲインのみの)リターンは 5.4% 

1900年初に米国株式市場に1ドル投資した場合、

2000年末には198ドルとなっていました。

キャピタルゲインのみでも198倍となるのですから、米国株式市場は本当にすごいと思います。

その一方でこれらの数字は全てインフレ調整前の数字ですので、

この期間のインフレ率(約3%)を考慮すると実質リターンは2.1%に下がってしまいます。


配当込のリターン

次に配当込のリターンでみてみると、

1900年初に投資した1ドルは2000年末に、16,797ドルになっていたことがわかります。

年率リターンは10.1%。インフレ調整後の実質リターンでも6.7%となります。

過去101年間の米国株式市場において、

配当を再投資した場合と配当がない(再投資しない)場合では、

およそ85倍も資産に差が出てしまいました。



配当の減少

00


米国株式市場の配当利回りは1950年の7.2%でしたが、

近年ではそれを大きく下回っています。

参考(2019年1月末時点のダウ平均 予想配当利回り2.43%)

この原因としては、市場の再評価や1978年以降の配当を支払っていない企業の増加などがあげられます。

連続増配企業や高配当企業が多い印象の米国市場ですが、

収益性が低い、または成長機会に富んでいるなどの理由で、配当を1度も払わない、小型株が近年かなり増加しています。

また配当は、アメリカの税制上不利と考える企業が増えたことも、配当利回りの低下傾向に一役かっているようです。

(逆に自社株買いは1980年代中盤から急増しています。98年には米国企業の自社株買いの総額が配当の総額を上回ったりもしました。)


まとめ

過去の米国株式市場において、配当は投資家のリターンにおいて重要な役割を担ってきました。

配当再投資をした場合としない場合では、長期的なリターンに大きな差となって現れます。

そういう意味で、連続増配銘柄や高配当銘柄に惹かれる気持ちもすごくわかります。


その一方で、近年の配当利回りは比較的低くなっています。

またこの傾向はしばらく続くとの見方もあります。

ボーグル氏の言うように株式投資家にとって良い時代は続かないのかもしれません。

ただ、心配しないでほしいのは市場全体の配当の総額自体は減少していないということです。


個人的には、株式が低リターンとなる時代を覚悟しつつ、

また、インカムの重要性は認識しつつも、

これからの時代は、より広い視野で投資を考えていくことも

大切になってくるのではと思う今日この頃です、


↓もしよろしければ応援クリックお願いします。すごく励みになります↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村  


米国株ランキング




サクソバンク証券なら米国株式の空売りが可能です。

サクソバンク証券(IPO)