主要取引所の株式時価総額の推移(2009~2019年)

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野村資本市場研究所のレポートより

09年(リーマンショック以降)の先進国の主要取引所の時価総額の推移を表すグラフです。

NYやナスダックの右肩上がりの上昇に、すぐ目がいくと思います。

また停滞ぎみのヨーロッパ市場も気になるところです。

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次に、株式売買代金を見ていきましょう。

やはり米国市場で取引されている金額は圧倒的です。

こちらのデータからも米国の強さと欧州市場の微妙さを感じ取る事ができます。


米国以外の国は投資する価値がないのか?

では米国以外の国に投資する価値がないかととわれれば

私は「わかりません」と答えます。

それはなぜか?

1978~88年の10年で区切った場合の年平均リターン

S&P500 16.2% (16.4%)
EAFE  22.3% (17.0%)

()内はボラティリティ


この時、米国株とEAFEのリスクとリターンが最も効率が良くなる比率はちょうど50:50です。

米国50%、EAFE50%の時

年平均リターン 19.6% (14.4%)となります。


1988~98年の10年で区切った場合のリターン(98年6月時点)

S&P500 19.2% (12.2%)
EAFE    5.8% (16.9%) 

この時リスクとリターンが最も効率が良くなる比率は80:20となり

米国80%、EAFE20%の時

年平均リターン 16.6% (11.8%)となります。


1988~98年も50:50のポートフォリオを維持した場合

次の10年(88~98年)のリターンは11.4%(12.6)となり、

この期間において、S&P500・100%の時と比較した場合、リスクとリターン共に下回ってしまったことがわかります。


つまり・・・次の10年どうなるかはわからない。

10年間の市場のリターン・リスク(ボラティリティ)は大きく変化する「時もある」。

過去の成績を盲従してポートフォリオを構築するのは、上手く行かない「時もある」。


上記の例のように、10年単位で見た場合

米国のみに投資した方が良い成績に終わるときもあれば

国際分散した方が良い成績に終わった時もあります。


つまり、今後どうなるかは「わからない」という結論になるのです。

もちろん情報を元に「なんとなく」予想することはできるかもしれませんが、

これもあくまで予想にすぎません。

(そして予想当てゲームを、私は好みません)




今後アメリカでもどうなるかわかりません

これまで右肩上がりの成長を遂げてきたアメリカでさえ

暴落(長期低迷)しないと誰が絶対的な確信を持って言えるのでしょうか?

いつか競合国に地位を奪われるかもしれません。

これは誰にも断言ができないことであり、こうした転機は「いつか」必ず訪れるものだと思います。


ただ、そのタイミングを伺って投資をしている投資家には、

予期せぬときに転機が訪れるという罠が待ち構えています。

早すぎても、遅すぎても、上手くタイミングを活かす事はできません。

結果的に、最善を目指してマーケットタイミングの罠にはまる事になるのです。


結論

私達はわからないことだらけの市場に投資をしています。

それをしっかりと自覚して、

わからないなら、わからないなりの戦い方で、

不測の事態への備えを忘れないよう投資をしていくべきだと思います。


ここ10年を振り返ってみると米国市場は投資家に魅力的なリターンをもたらしてきました。

しかし、今後はどうなるかわかりません。

ですので私は市場予測やマーケットタイミングは特に意識せず、

精神的にも金銭的にも、投資戦略や計画にも、十分に余裕をもってバンガードS&P500ETF(VOO)に投資をしていきたいと思っています。


特に初心者の方には、あれこれ予想したり、タイミングを計ることよりも、

余裕をもって長期間続けられる戦略をたて、投資をする事が大切だと思います。


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