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アメリカン・エクスプレスはバフェット銘柄


世界一の投資家ウォーレンバフェットが率いるバークシャーハサウェイは

アメリカン・エクスプレス(AXP)の株式を保有しています。


2019年3月時点でのバークシャーのポートフォリオ構成比率をみますと、

アップル        (23.77%) 
バンクオブアメリカ   (12.39%)
ウェルズファーゴ    (9.93%)
コカ・コーラ      (9.40%)
アメリカンエクスプレス (8.31%)
クラフトハインツ    (5.33%)

とコカ・コーラに続いて5番目に大きい比率を誇っています。


バフェットがアメリカン・エキスプレスの株式を取得したのは1991年です。

湾岸戦争がもたらした不況で、アメリカン・エキスプレスは自己資本を増強しなければいけなくなり、バフェットが増資を引き受けたというわけです。

その後数回に渡って買い増しており、バフェットのコア銘柄の一つとなりました。


アメックスとは?

アメックスは世界最大級のな米国クレジットカード会社です。カード会員数は9000万人を超えており、会員には金融・旅行サービスを行っています。

また、トラベラーズチェック(この収益が大きい)、旅行傷害保険などの旅行関連事業も手掛けており、銀行業などの金融サービス業務を中心業務とするグローバル企業です。


1964年のアメリカンエクスプレスへの投資

実はバフェットはアメリカンエクスプレス(以下アメックス)に

1964年~68年の間にも投資をしています。

平均購入価格 約71ドル  総額1300万ドル 

売却価格約180ドル        総額3300万ドル

バフェットは、33歳から37歳の間に1銘柄で2000万ドルの利益を叩き出しました。

1965年年初時点で、アメックス株は運用資産の約30%を占めていました。

30代中盤で、一つの投資でこの利益は流石の一言に尽きます。


通説では

サラダオイル事件(詐欺)にひっかかったアメックスは、アナリスト等の信頼を失い、会社の存続が危惧されるようになります。

同社の株価は64ドルから38ドルまで急落します。

しかし、バフェットはオマハの高級バーやレストランでもアメックスのカードがいつもどおり使われてることを確認し、ブランド力・消費者の信頼が落ちていないことを確認し投資を決断した

と言われています。


もう何点か大切な事

〇アメックスはクレジットカードとトラベラーズチェックの市場シェアでトップを占めていた。

圧倒的なブランド力にもかかわらず、株価は悪いニュースで短期的に下がることがある


〇オマハ中の店を見て回るだけでなく、米国全土の知り合いに電話して他の地域での業況を聞いたり、ライバル会社にも話を聞き、詐欺にあった今でも、アメックスを強力なライバルとして意識していることを確認しました。

→ウォール街やアナリストの噂から推測するのではなく、事実を徹底的に調査する大切さ


〇アメックスも含め60年代中~後半の米国株は全体的に株価が上がっており、グレアムの推奨するような企業分析が使いづらい状況が続いた。

→安全域を確保するという原則は守るものの、フィシャーやマンガーのアイディアを取り入れ投資のアプローチを進化させた。

(競合他社へ行くといった周辺情報利用法はフィッシャーのお家芸ですね)


→30代のバフェットもまた我々同様日々投資を勉強していました。そして未だにそれを続けています。



後日談

アメックスは信頼と評判を守るために、

詐欺事件だったとはいえ自らの落ち度を認め、金銭的な損失を受け入れ、6000万ドルで銀行と和解することが決まりました。バフェットもこれを支持します。

(某日本の企業にもこの責任の取り方を見習ってほしいものです)

すると株価は急回に向かいます。バフェットは回復後もアメックスの株を何度か買増しました。

1967年には、株価が180ドルまで上昇し、その時点でバフェットは大半を売却し利益を確定させました。


振り返ってみると

アメックスへの投資は、2回とも同社がピンチで株価が下がった時に行われています。

圧倒的な信頼とブランド力(経済的な堀)を持つ企業が

割安になっているときに投資をする、というのがバフェットの投資の原則だと思います。


株価が下がってきている現在の米国市場は、

もしかしたらそういう銘柄を探すチャンスなのかもしれません。


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