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1929年10月 


「株価は恒久的に高い高原のようなところに達した。」

アービング・フイッシャー(イエール大学教授)

大恐慌3日前の市場予測です。


2008年1月10日


「目下のところ、FRBは景気後退はないと見ている」

ベン・バーナンキ(元ERB議長)

数が月後・・・。

ちなみに後の全米経済研究所の発表によると、この発言の時点で米国はすでに不況にあったとのこと。


誰もが未来を間違える世界

このような市場の見通しや株価予測の誤った発言は、掘り起こそうと思えばいくらでも出てきます。

日本の個人投資家より、遥かに米国経済や株価に詳しい専門家たちですら度々間違えます。

そして上の2つの例のように、

絶対に間違ってはダメな場面でも、容赦なく人は間違えます。


暴落が来る「前に」備えよう


というものの、

そもそもそんな場面が「いつ」くるかなんて誰にもわかりません。

例えば上記の二人も、彼らなりの論拠がしっかりとあっての発言だったと思います。

(私も後付けだからあれこれ言えるようなものです)


暴落が来る前に備える事が資産を守るうえで大切なのですが、

結局いつ暴落来るかという事は誰にも完全に予測ができないわけではないですから、

いつ暴落がきてもいいように、常日頃から備えておく必要があります。

逆に全く何も備えをしていないや、一度も考えたことがない人は、

今日からでも考え始める必要があります。


守る事は本当に将来のリターンを捨てることなのか?

100万円を3年間投資した場合の2つの例

「例1」

1年目  +30%   130万
2年目  +30%   169万
3年目   ー30%   118.3万

「例2」

1年目  +5.76%  105.8万
2年目  +5.76%  111.9万
3年目  +5.76%  118.3万

(小数点第2位以下四捨五入)


3年目のリターンを比較するとおもしろい事がわかりますね。


小難しい数学の話は置いて置くとして、

大きいリターンだけど、ばらつきも大きいパターンと

少ないリターンだけど、ばらつきもあまりないパターンで

長期リターンを比較してみると(場合や程度にもよりますが)

、思っているより差がない、という事がわかると思います。


つまり高いリターンを狙うのと同じくらい、資産を守る(減らさないように注意深く運用する)ことも大切なのです。

「リスクを減らす=将来のリターンを捨てる」わけではないと私は思います。

資産を減らさないことは、増やすのと同じくらい大切です。


初心者の方がやりがちな最悪の失敗例

もう一度例に戻ってみましょう。

初心者の方は「例1」の1~2年目のリターン+30%に目が行きがちになります。


他の人は2年間+30%、自分は2年続けて+5.8%。すると・・・

「あれ、あっちの戦略の方がいいんじゃない?」となります。

例えば、3年目に我慢しきれずに「例2」→「例1」にポートフォリオを切り変えると(この時点で税金や手数料が発生し、リターンは押し下げられます)

その方の資産は、「+5.8%」→「+5.8%」→「ー30%」と最悪な結果を引いてしまうこととなります。


似たようなことは個別銘柄投資、インデックス投資をしている人にも見られます。

「新興国が将来伸びる」→「いや米国が調子いい」→「いや、リートだ」など・・・・

タイミングによって方針を変える戦略は、個人的にはあまりお勧めできかねます。


まとめ

繰り返しになりますが、将来の予測や「いつ」流れが変わるかなどを、予測し当て続けるのは不可能です。

そして運よく何度か当てても、その後1度大きく外してしまえば、

リスクを負わなかった場合とそこまで長期リターンはかわらなくなったりもします。


ですので、初心者の方などは

一度、適切な期待リターン(例えば全世界株式なら5%程度)と許容できるリスク(変動の範囲)で、

合理的な資産配分(ポートフォリオ)を作ったら

予想に振り回されてコロコロ方針を変えるよりも、安易に動かない方が、

結果的に上手く行く可能性が高いと思います。

(少なくともコストの面で有利です)


また高いリターンだけで判断せず、変動(リスク)が長期的にもたらす影響も十分に考慮して、資産配分、ポートフォリオを構築しましょう。

リスクをとる事「だけ」が将来の長期の資産を増やす方法とは限りません

十分に将来の不確実性に備えたポートフォリオ造りを心がけて運用していきましょう。



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