VTとは
今回はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF紹介します。世界中の(先進国や新興国)の投資家の可能な大・中・小企業の株式、約8000銘柄に、これ一本で低コストで幅広く分散投資ができるETFです。
約47ヶ国、全世界の市場時価総額の98%以上をカバーしているとんでもないETFです。
また楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)の中のファンドとしても知られています。

画像はSBI証券のホームページより
基本情報
現在の株価 75.16ドル (2019年6月29日現在)
ETF純総資産 128.07億ドル (ファンド純資産総額178.72億ドル)
設定日 2008年 6月24日
対象国 米国(情報技術セクター)
銘柄数 8014銘柄
経費率 0.09%
回転率 8.9%
最新の株価はこちらから確認できます。
VTの最新株価へ (ブルームバーグ)
トータルリターン ()はS&P500(VOO)のリターン
設定来 6.12%
1年 5.19% ( 3.77%)
3年 11.63% (11.69%)
5年 6.34% ( 9.62%)
10年前(2009年6月9日)にVTに100万円を投資していたら
2019年5月末時点で約268万円になっていました。
VTの分配金(配当月など)
直近配当利回り 2.93%
直近配当額 0.5508ドル ( 2019年6月17日)
支払い月 3・6・9・12月の年4回
設定来でみても、ある程度の配当収入(インカム)が期待できる印象です。
過去の実績をみてみますと、分配金は緩やかに上昇傾向にあります。
過去の実績をみてみますと、分配金は緩やかに上昇傾向にあります。

VTの株価チャート (S&P500との比較)
青 VT 赤 S&P500(SPY)
リーマンショック以降の長期チャートでみると、リターンではS&P500に劣っている事がわかります。
ただ、時期によっては(2011年ごろまでや2017年単年など)S&P500指数を上回ることもあります。
ここ数年は米国経済が好調だったためこのような結果となりましたが、今後全世界株式と米国株式どちらがいいかはわかりません。
保有上位10銘柄
マイクロソフト 1.88%
アップル 1.66%
アマゾン 1.46%
フェイスブック(A) 0.84%
ジョンソンエンドジョンソン 0.71%
JPモルガンチェース 0.70%
アルファベット(C) 0.67%
アルファベット(A) 0.66%
エクソンモービル 0.60%
ネスレ 0.60%
上位10銘柄が占める割合 9.78%
上位10銘柄が占める割合が少なく非常に分散されていることがわかります。
10位以下も、ビザ、バークシャー、P&Gと有名な大企業が続きます。
もちろん、ネスレやHSBC、トヨタなど米国以外の企業もしっかりと含まれています。
市場別保有配分

以下、台湾、インド、香港、オランダと続きます。
より詳しく知りたい方はこちらからご確認ください。
地域別
北米 58.0%
欧州 18.9%
太平洋 13.1%
新興国 9.6%
中東 0.2%
その他 0.2%
やはり北米(アメリカ)の占める割合が大きくなっています。

セクター別構成比率

過去100年の全世界の株式市場を振り返って。

世界の各資産の米ドルベースの実質リターン(参照 証券市場の真実―101年間の目撃録
シーゲル教授の例のグラフの全世界版という感じのグラフです。
厳密には、調査の対象国はVTと異なりますが、
過去100年(1900~2000)において全世界株式投資が有効だったということがわかります。
ちなみにこの期間のインフレ調整後実質リターンは(年率平均)5.8%でした。
詳しくは以前書いた記事をご覧下さい。
「シーゲル教授の全世界版」100年前、1900年に「全世界」の各資産に1ドル投資していたら。

ちなみに1900年の世界の株式市場の比率はこうなっていました。
VTの構成国比率を見るとわかる通り、現在と大きく異なる事がわかります。
今後どこの国が成長し、衰退するかわからない以上、
全世界に分散投資をするということはリスク分散の面で非常に魅力的ではあります。
詳しくは以前書いた記事をご覧下さい
全世界分散について1900年の株式市場と比較して考えてみる
日本は人口減少に苦しんでいますが、地球規模では人口爆発の状態であり、長期的に見れば世界経済は高い可能性で成長していくと予想されています。
世界の各国で問題を抱えていますが、世界経済全体で見ると毎年3%前後で安定的に推移しています。
短期間の株価は値動きがありますが、10年スパンでみていくと世界経済成長に近い動きになる傾向があるので、長期投資の選択肢としては面白いと思います。
今後も世界の人口の増加と経済成長は続く見通し
日本は人口減少に苦しんでいますが、地球規模では人口は増加傾向にあり、2100年には110億~130億人になると見込まれています。
またIMFの予想では、今後の全世界の実質GDPは3~4%の成長が見込まれています。
短期間の株価や経済の好不調はありますが、
長期的にこの人口増加や世界経済の成長の分け前を、
個人投資家でも簡単に、低コストで受け取ることができるのがVTの魅力だと思います。
感想
VTは、ポートフォリオのコアとして、初心者の方からベテランの方まで幅広い方に投資家の方にお薦めできるETFです。
投信ブロガーが選ぶ「 Fund of the Year」で過去5年間(2013年~2018年)にわたり連続でベスト10に入賞している人気のファンドです。
初心者の方やこれから投資を始める方は何も考えずにVTを選択しても、長期投資をしていればある程度の資産を築くことができるのではと思います。
20~30代の方はポートフォリオ100%がVTでもいいとも思います。
もちろん再投資の手間や売買手数料等を考慮すれば「楽天VT」を使うという選択肢もいいでしょう。
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長期的にこの人口増加や世界経済の成長の分け前を、
個人投資家でも簡単に、低コストで受け取ることができるのがVTの魅力だと思います。
感想
VTは、ポートフォリオのコアとして、初心者の方からベテランの方まで幅広い方に投資家の方にお薦めできるETFです。
投信ブロガーが選ぶ「 Fund of the Year」で過去5年間(2013年~2018年)にわたり連続でベスト10に入賞している人気のファンドです。
初心者の方やこれから投資を始める方は何も考えずにVTを選択しても、長期投資をしていればある程度の資産を築くことができるのではと思います。
20~30代の方はポートフォリオ100%がVTでもいいとも思います。
もちろん再投資の手間や売買手数料等を考慮すれば「楽天VT」を使うという選択肢もいいでしょう。
世界中の株式に低コストで、簡単に分散投資ができるVTは非常にお勧めのETFです。
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画像参照 バンガード社のHP
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