VNQIとは
Vanguard Global ex-U.S. Real Estate ETFバンガード・グローバル(除く米国)不動産ETF(VNQI)とは米国以外の世界中の不動産市場に投資ができるETFです。
米国を除く世界30カ国以上のREITs(不動産投資信託)及びREOCs(上場不動産事業会社)約600銘柄で構成されています。
S&P Global ex-U.S. Property Indexに連動するETFです。
基本情報
現在の株価 59.25ドル (2019年6月25日)
ETF純総資産 5.967(十億ドル)
設定日 2010年 11月1日
対象国 国際・グローバル(除く米国)
銘柄数 626銘柄
経費率 0.12%
直近の配当利回り 2.74%(2019年6月17日)
VNQIのトータルリターン
設定来 6.19%1年 2.21%
3年 8.13%
5年 6.11%
設定来の平均リターンは年率6.19%とまずまずのパフォーマンスとなっています。
VNQIのチャート 配当込(VNQ VOOとの比較)

VNQI 緑 VNQ 青 VOO 黄色
S&P500(VOO)や米国不動産ETF(VNQ)には及ばないものの、VNQIも緩やかに右肩上がりに成長を続けています。
VNQIの分配金(配当)利回りと実績
過去1年ごとの分配金の実績
配当利回り

過去、1年ごとの分配金の実績にはばらつきがあるものの、過去の配当利回りは平均3.96%とVNQやVYM(高配当ETF)よりも高くなっています。
また四半期ごとの分配ですが、6月、12月の分配金が多く、3月、9月は少なくなっています。(3月は分配金が支払われない年もあります。
地域別ポートフォリオ構成

世界中の不動産市場に幅広く分散ができていることがわかります。
他社の全世界不動産ETFは新興国市場をカバーしていないものが多いのですが、VNQIは約20%ほど新興国の不動産市場への投資をしています。
また、それに伴い他社のETFより銘柄数も多くなっています。
ポートフォリオ上位10銘柄

VNQIは日本の三菱地所、三井不動産など住宅やオフィスビル、商業施設、ホテルを開発する総合不動産デベロッパーが上位に入っています。
VNQはREITが多くディベロッパーが少ないのですが、米国では事業会社をREITに転換する仕組みがあったり、内部運用のREIT転換も認められているためだと思われます。
感想
VNQIは不動産投資信託(RITE)を含む国際的な不動産市場に投資をするETFです。
他社の国際不動産ETFと比べても、広い地域に、低コストで投資ができるのがVNQIの魅力となっています。
REITは、株式や債券とパフォーマンスが異なることが多いため、株式や債券で構成されているポートフォリオにより高い分散効果をもたらします。
またVNQ(米国不動産ETF)との相関性も低く、違う値動きをすることが多いため、合わせて使うのも有効だと思います。
一方で、株価や分配金が変動しやすい面もあります。また通貨リスクなどの国際投資ならではもリスクもあります。
高い配当利回りも魅力なVNQIですが、ポートフォリオのコアや単体で運用するよりは
ポートフォリオの補完。サテライト的な使い方をするのがいいかもしれません。
世界人口の増加や経済成長に伴い、将来的な成長が期待できる世界の不動産市場。
そこに低コストで分散投資ができる魅力的なETFとなっています。
VNQIの購入におすすめの証券会社はサクソバンク証券
「VNQI」を扱っているのは、国内でサクソバンク証券のみとなります。
参照 バンガードのホームページ
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