VNQとは

今回は、 バンガード不動産ETF(Vanguard Real Estate ETF)VNQを紹介します。

米国内の不動産投資信託(REIT)、オフィスビル、ホテル、不動産会社など、米国の不動産市場に、低コストで幅広く分散投資ができるETFです。

MSCI US Investable Market Real Estate 25/50 Indexに連動する、時価総額が大・中・小のアメリカの不動産投資信託(REIT)約190銘柄で構成されています。


米国不動産について

株と債券以外のアセットに投資することにより、リスクを分散するのに役立ちます。

配当(インカムゲイン)による収益と、ある程度のキャピタルゲインが期待できます。


基本情報

現在の株価      90.23ドル (2019年6月24日)

ETF純総資産     34.913(十億ドル)

設定日        2004年 9月29日 

対象国        米国

銘柄数           190銘柄

経費率         0.12%
 
直近の配当利回り   2.73%(2019年3月28日)


VNQのトータルリターン

設定来     8.83%
1年      20.06%
3年     5.74%
5年     8.79%
10年    18.33%

(2019年5月末時点)

1万ドル投資をしていたら

10年前(2009年6月から)に1万ドルを投資していたら、

現在は約4万ドルになっていました。



VNQのチャート (配当込)   [S&P500(SPY) BNDとの比較]



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青 VNQ 緑 SPY 黄色 BND 


配当込のトータルリターンではS&P500(米国株式)には劣るものの、BNDよりは大幅にリターンは高くなっています。

また、対象期間内にリーマンショックがあったとはいえ、株式や債券に比べてボラティリティが高いもの注目です。



過去の分配金の推移(配当 VYMとの比較)

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青VQN 黄色VYM

バンガード高配当ETF(VYM)と比較すると、過去の配当利回りはVQNの方が上回っていることがわかります。

リーマンショック時の最安値で投資をしていれば、14%という驚異的な配当利回りの投資対象を得ることができました。

2013年以降は4%を超える事も多く、株価が安い時に購入すれば、4.5%前後の配当利回りも期待できます。


過去の分配金の実績

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サブプライム問題時に分配金は減りましたが、その後は順調に増加しています。


分配金の金額や利回りは、バンガード高配当ETF(VYM)を上回っています

VQNの過去の分配金の履歴についてはこちらから

米国バンガード社のホームページ


VYMについてはこちらの記事も参考にどうぞ

VYM(バンガード米国高配当株式ETF)とは



他の資産との相関関係

VNQとBNDとの相関関係

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2007年9月からのBNDとの相関性は、ほとんどの期間で±0.5と低い(または逆相関と)なっています

BNDなどの債券と合わせて持つ事によって、ポートフォリオのリスクを分散する効果が期待できます。(「1.00」が完全相関)

また、インカム源の分散としても有効だと思います。


VNQとS&P500との相関性
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設定日が早いSPY(S&P500ETF)と比較してみました。

BNDと比べると相関性は高くなっています。

特に、サブプライム問題以後しばらくは(株式も不動産も両方下落したため)相関性が高かったようです。

近年では0.6を下回っており、平時においてはある程度の分散効果は期待できると思います。


VNQは他の米国REIT ETFと比べても高いパフォーマンス

対象指数は異なりますが、同じ米国の不動産リートで人気がある、iシェアーズのIVRや、RWEと比較すると、総資産額、経費率、分配率、ほぼ全てにおいて、VNQが大きく勝っています。

SCHHは経費率が0.07%とVNQよりも安いですが、総資産額がVNQの約1/6で、直近の配当利回りが1.06%と低い点も気になります。


VNQへの投資方法

日本の証券会社では取り扱っていないのがVNQへ投資をする際の最大の障壁でしたが、現在は「サクソバンク証券 」で取引が可能です。


まとめ・感想

VNQは「配当再投資戦略」や「アーリーリアイア」など、配当(インカムゲイン)を重視する方におすすめのETFとなります。

BNDやVYMと併用して、キャッシュフローを増やしたり、インカム源を分散するのもいいですし、ポートフォリオのリターン補完、サテライト的に使うのもいいと思います。

J-REITなどのREITや不動産投資が好きな方にも、国内だけでなく米国の不動産へ分散できるという意味でおもしろいと思います・


シーゲル教授「株式投資の未来」やマルキール氏の「ウォール街のランダム・ウォーカー」で推奨されているポートフォリオの中には、一部REITが組みこまれています。

また、エドワードソープは、21世紀に長期に渡ってパッシブ投資をするなら「普通株式」と「インカム収益のある(商業用)不動産」に投資するのがよさそうだ。と発言していました。


そんな魅力的な米国不動産市場に、誰でも簡単に投資することができるのがVNQの魅力といえます。

VNQは個人的にとても気になるETFです。


VNQを購入できるのは証券会社はサクソバンク証券だけ

サクソバンク証券

「VNQ」を扱っているのは、現時点で国内ではサクソバンク証券のみとなっています。





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