VUXSとは
今回はバンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETFを紹介します。これ一本で、米国を除く、世界中の先進国および新興国の大型株、中型株、小型株(6,414銘柄)に幅広く投資できするETFです。
基本情報
現在の株価 52.45ドル (2019年6月19日現在)
ETF純総資産 118.31億ドル (ファンド純資産総額3698.56 億ドル)
設定日 2011年 1月28日
対象国 米国を除く先進国および新興国の株式市場
銘柄数 6414銘柄
経費率 0.09%
回転率 3.4%
VUXSに100万円投資をしていたら
設定日(2011年1月)にVUXSに100万円を投資していたら
2019年5月末時点で約126万円になっていました。
VUXSのトータルリターン
トータルリターン ()はVOOのリターン
設定来 3.01%
1年 -6.90% ( 3.77%)
3年 6.59% (11.69%)
5年 1.53% ( 9.62%)
VUXSに100万円投資をしていたら
設定日(2011年1月)にVUXSに100万円を投資していたら
2019年5月末時点で約126万円になっていました。
VUXSの分配金(配当)
直近配当利回り 1.26%
直近配当額 0.1656 ( 2019年3月25日)
支払い月 3・6・9・12月の年4回
VUSXのチャート(VOO・VEUとの比較)

青 VUXS 赤 VOO 黄色 VEU
2012年からの長期チャートを見ると、
VEU(同じバンガード社の米国を除く全世界に投資をするETF)と比較すると、
ほぼ重なってしまい、青色が見えなくなるくらい変わらないという事がわかります。
VEUとの違いは銘柄数(約2200銘柄)で、VUXSの方が小型株を多く含んでいます。
また、好調だったVOO(米国市場)と比較するとこの期間のリターンは劣っていることがわかります。しかし将来はどうなるかわかりません。
保有上位10銘柄
ネスレ 1.27%テンセント 1.02%
ノバルティス 0.80%
ロシュ 0.78%
アリババ 0.77%
TSMC 0.75%
サムスン 0.71%
HSBC 0.70%
トヨタ 0.63%
ロイヤルダッチシェル 0.59%
米国以外の世界中の企業から構成されていますね。
また上位10銘柄の時価総額に占める割合が10%を下回っているというのも特徴です。
市場別 保有資産配分


米国を除く世界の市場の98%をカバーしています。
欧州、太平洋地域、新興国市場、北米地域を含みます。
また市場規模上位を占めるのは日本、英国、中国、カナダ、フランスです。
欧州、太平洋地域、新興国市場、北米地域を含みます。
また市場規模上位を占めるのは日本、英国、中国、カナダ、フランスです。
セクター別構成比率

対象となる指数
FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックスは、米国を除く世界の市場の98%をカバーしています。
簡単に言えば、全世界株式に投資をする「VT」から米国市場「VTI」を引いたようなイメージです。
対象となる指数が度々変わっており
〇2006年8月31日まではトータル・インターナショナル・コンポジット・インデックス
〇2010年12月15日まではMSCI EAFE + エマージング・マーケット・インデックス
〇2013年6月2日までMSCI ACWI(除く米国)IMIインデックス
〇現在はFTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)となっています。
これに伴い経費率が改善され、現在では0.09%となっています。
〇2010年12月15日まではMSCI EAFE + エマージング・マーケット・インデックス
〇2013年6月2日までMSCI ACWI(除く米国)IMIインデックス
〇現在はFTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)となっています。
これに伴い経費率が改善され、現在では0.09%となっています。
感想
日本ではあまりなじみのないVUXSですが、
米国のバンガード社のホームページでは、
VTIやBNDとともに、ETF紹介のトップページや、投資家へのアドバイスのページで度々紹介されているETFとなります。
画像は米バンガード 社のホームページより参照。

米国バンガード社は、世界中の株式および債券市場を幅広くカバーできる
これら4つのETFを使って、シンプルにバランスよく投資することが勧めています。
(株式の部分はもちろん「VT」でも良いと思います。)
米国を除く全世界の株式のほぼ全てに投資ができる「VXUS」
設定来の調子はよくありませんが、今後の世界の国々の成長次第ではどうなるかはわかりません。
VTよりも更に米国以外の市場の比率を高めたい方や、米国のみ(VTIやVOO)に投資をしている方がカントリーリスクを分散するため、ポートフォリオの一部に加えるなどの使い方ができます。
そういう意味では、VTIやVOOとすごく相性のいいETFだと思います。
より幅広く低コストで国際分散投資をしたい方、米国以外の国への比重をあげたい方、
VTI、VOO投資家の方でカントリーリスクが気になる方などにおすすめのETFとなります。
〇VTIについては以前書いた記事も参考に
「VTI」バンガード・トータル・ストック・マーケットETFとは?
〇米国ETF投資におすすめの証券はこちら
米国ETF投資におすすめの証券会社は「SBI証券」か「マネックス証券」
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参照 バンガード社のホームページ
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