ママさん清掃員の不運

今回は、とある米国の清掃員と天才トレーダーの話を紹介します。


5歳と6歳の子供の母親であり、離婚歴もあるキャロリンさんは

1985年、「交通事故」という突然の不運に見舞われます。


ピンチの後にチャンスあり

しかし、事故の後キャロリンさんには二つの幸運が舞い込みます。

一つ目は、事故の示談金として6000ドルを手に入れたこと。

もう一つは、彼女が清掃していたのは29年間1度も損を出したことがない、天才トレーダー、エドワード・ソープのファンドだった事です。


She have a dream

キャロリンは思います。

「そのお金を運用して、将来、5歳と6歳の子供たちを大学に通わせるために使いたい」と

そして彼女は行動を起こします。

毎週毎週ソープ氏の元を訪れては「投資を、オススメの投資を教えてください!」とすがったそうです。


秘密のポートフォリオは「バークシャー」

実はソープ氏は気さくな人物で、「どうすればいい?」と聞かれたら

家族にも友達にも部下にも、おすすめの株式(この頃はバークシャー)を勧めていたそうです。


ですが、それには少し条件がありました。

バークシャーの株が長期保有に向いていて、不確実性が大きいと理解できる人のみに教えていたそうです。

一方で投資の理屈がわからない人や、大きな株価の下落を怖がる人には薦めなかったそうです。

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ご覧の通り、ソープ氏からアドバイスを受け、1985年からバークシャーに長期投資をしていた方々は今頃かなりの資産を築いていることでしょう。


「だが断る」

キャロリンさんは株も投資も全く知らなかったため、ソープ氏はきっぱり断ります。





「それでも叶えたい夢がある」

しかし、母の力は強く、ついにソープ氏も折れてしまいます。

「買ったら私に相談せずに絶対に売らないこと」という約束の元、バークシャー株を教えます。


さらにソープ氏は、キャロリンさんのために、

証券会社の友人に頼みやすい手数料で取引できるよう手配までして、

バークシャー1株2500ドルで2株購入させました。

(これは至れり尽くせりですね。ソープ氏優しすぎです)



その後、キャロリンさんは清掃員の仕事をやめ、別の会社で働くようになり音信は途絶えました。



勘の良い方や米国投資の方なら、何となくオチにお気づきかと思います。

そう、キャロリンさん(全くの初心者)が「1985年」の米国で株式投資を始めたのです。






「1987年 10月 その時、キャロリンさんが動いた」

いよいよ、今日のその時がやって参ります。

本日のその時は1987年10月、後にブラックマンデーと呼ばれる大暴落が起きた月です。


ソープ氏は気になり、先程の証券会社の友人にキャロリンさんのその後の様子を尋ねます。


すると友人の口方飛び出たのは、

「大暴落後のほぼ最安値である約2600ドルで2株とも売ってしまったよ」

という、ソープ氏が最も聞きたくなかった言葉でした。


それから、16年後の2003年、キャロリンさんの子供が大学を卒業するの春

バークシャーは1株7万ドル前後で取引されていました。


このエピソードから

投資を始めたばかりの方や初心者の方がこの話から学べることは非常に多いと思います。

また、誰かに投資を教える方や、情報を伝える側、私自身も少し考えさせられる話でした。


賢者は他人の失敗から学ぶと言います。

幸運も、素晴らしい人の縁も、将来の夢も、

一時の感情による間違いと、合理性を欠いた行動で、


一度は手にしていたはずの希望が、手から零れ落ちていきました。

みなさんもこのキャロリンさんの失敗談から

是非何か学び取って、今後の投資に活かして頂けたら幸いです。



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