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ボーグル氏のインタビュー


今回はバンガード·グループ創業者のジャックボーグル氏へのインタビューを紹介します。

2017年末のブルームバーグのインタビューで、ボーグル氏はETFとその運用会社の現状について、とても興味深い意見を述べていました。


インタビューの動画はこちらから

ブルームバーグのインタビュー



好調なバンガードのETF

1日の取引高は5億ドルにも上るETF。

「この規模を誇りに思うか?不安に思うか?あるいは両方か?」という質問に対して

「両方というのは逃げる口実にはいいね(笑)」とほほ笑むボーグル氏


バンガードはこれまで誰も到達していない領域へ

バンガードのミューチュアルファンドのシェアは25%に届こうとしています。

ここ数年でトップに立った企業は3~4社ほどありますが、シェアはせいぜい15%でした。


バンガードはなぜ成功したのか


「帝国を築くことが働く目的ではない。」

「私は気づくのが遅かった・・・」

「顧客に最高の取引を提供すれば、帝国を築けるとね」

とボーグル氏は語ります。



驚くべき試算も

10年後にはバンガード社とブラックロック社の資産運用額は合計で20兆ドルに達するという資産もあります。

「これは、あくまで試算上の数字であり、何を根拠とするのか、正確だという保証はない」

「何が起こるかわからない。新たな金融商品の登場や相場の浮き沈みもある」

と注意を促します。


2社の独占が進む市場

少し前までインデックスの運用会社は

バンガード、ブラックロック、ステートストリートの3社の独占でした。

しかし、現在ステートストリートは伸び悩んでおり、

キャッシュフローを見ると2社の独占が進んでいます。


業界内の競争を望むボーグル氏

「2社独占によるリスクは?」と尋ねられたボーグル氏。


「正直に言うと、この業界に更なる競争を望んでいます。」

「だから、今こそ参入してほしいのです。」とボーグル氏は答えます。


資産運用会社について

インデックスファンドに投資をすれば、利益は全て投資家に分配されます。

これを資産運用会社は嫌がります。

運用会社は自分たちの利益ばかり考えていて、顧客の利益は考えていないと指摘します。


マーケティングビジネスとなったETF。

特定の分野をショートやロングするETFなど、

新しいアイディアが生まれ、また扱う金融商品は時代にも左右されます。

共和党ETFと民主党ETFもあります。蒸留酒のファンドもありました。

ETFはマーケティングビジネスになったとボーグル氏は述べています。


最後に・・・

「先の事は誰にもわからない」


という意味深な言葉でインタビューは終わっています。



動画を見た個人的な感想

深読みすれば、「先の事は誰にもわからない」・・・ので、

特定の分野に絞った(運用会社の利益やマーケティングのために作られた)ETFではなく、

顧客の利益のために作られた、低コストで広く分散されたETFを使うようにという

メッセージのようにも思えました。

私個人の意見としては

セクター型ETFやテーマ型ETFは、ある程度経験を積んだ方向けの金融商品だと思います。

初心者の方や時間のない兼業投資家の方には、セクター選択のリスクやタイミング戦略を求められるようなETFをあまりおすすめしません。


最後に

また、2社独占の今の状況よりも、競争・新規参入を望むという姿勢や

「顧客に最高の取引を提供すれば帝国を築ける」という言葉に

自社の利益より、「業界の健全性」や「顧客の事」を願うボーグル氏の気持ちが良く現れたとても素晴らしい(今では貴重な)インタビューだと思いました。


自分の資産を預けるなら、

自社の利益より、真に顧客の事を第一に考えてくれる運用会社に資産を託したいものです。



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