IMG_0441


世界一の投資家ウォーレンバフェットオススメの本

ウォーレンバフェットがこれまでに「必読書」として挙げてきた21冊の本を2016年にシドニー・モーニング・ヘラルド紙がまとめています。

元記事へのリンク

そんなバフェット氏が勧める21冊の投資本と

リンク先記事以降に勧めていたもう1冊合わせて計22冊。

そのうち日本語に翻訳されている全16冊を読了したので、感想とともに紹介しようと思います。


読書家バフェット


世界一の投資家ウォーレンバフェットは読書家としても有名です。

投資を始めたばかりのころは1日に1000ページを読むこともあり、

現在でも1日のほとんどを読書に費やしているといいます。


バフェットは1日に新聞5紙を読み、また500ページの財務資料にも細かく目を通し、

投資家を目指す人に同じことを勧めています。



読書の力

「毎日こういった書物を500ページ読破しなさい。知識はそういうもので、まるで複利のように積み重なっていきます。これは、誰でも出来ることですが、皆さんのほとんどはやらないでしょう。」とバフェットは言います。

コームズ氏は、実際に話を聞いた後、その読書法を実行し、バフェットの後継者候補としてバークシャーの資産運用の一部を行うまでになりました。

コームズ氏は大量読書法は、投資家に求められる良い投資案件を見極める力を養うのに非常に効果的だったという結論に達しています。


実際に読んだ16冊の感想を

どんな人におすすめか、参考になるのか、できるだけ正直に

実際に読んだ個人的な感想を書いていこうと思います。

とはいえ、22冊ともバフェットが人に勧めるくらいの良書であることは間違いありません。

少しでも気になったり、買おうか迷った方なら、是非一読してみて間違いないと思います。


〇説明文下の画像から、アマゾンの購入ページへ。

〇リンクから楽天の購入ページへ飛びます。



①賢明なる投資家 ベンジャミン・グレアム(原題 The Intelligent Investor)


19歳の時に手にしたこの本から、バフェット氏は投資に関する知的なフレームワークを得ることができたとのこと。

バフェット氏はこの本に出会ったことについて「私の人生の中で最も幸運な瞬間だった」と振り返っています。


実際に本を読んだ感想

〇古典的な本ですが「安全域」「ミスターマーケット」「バリュー投資」「投機と投資」など今でも十分通用する考え方が載っています。

〇バフェット本人は8章と20章を注意深く読めば、投資でひどい目に合う事はないと言っています。

〇実際の投資戦略に取り入れる際には、米国と日本の違いや当時との違い(債券など)の扱いに注意が必要です。

〇読書慣れしてない人には少し読みずらいかもしれません。後に紹介する本やバフェットの自伝スノーボールなどで当時の時代背景などを頭に入れた上で読むと、知識が横に繋がり、理解が捗ります。

〇私は投資を始める時、最初の1冊としてこの本を読んでとても苦労した経験があります(笑)。その後、何度か読み返してこの本の味(真価)を理解したという感じです。ですので全くの初心者の方は別の本から入った方がよいでしょう。


最近気になった事

「仮に将来の予測計算が保守的に行われている場合や、購入価格に満足のいくマージンがあった場合、成長株投資も通常の投資手法で見られるのと同じくらい信頼性の高いセーフティー・マージンを作り出せるかもしれない

「賢明なる投資家」本文より引用


バリュー投資の父グレアムは、成長株(グロース株)でも「状況によっては安全域が作り出せる」=「バリュー投資が使える」可能性を著しています。

とすれば、近年のアップル株や(バフェットではありませんが)バークシャーのアマゾンへの投資も、単に「グロース株やハイテク株に投資するようになった」「バフェットが変わった」と片づけるのではなく、グレアムが示唆した可能性に基づいて、バリュー投資を応用・発展させたものと考える事もできます。

バフェットはアマゾンへの投資に関して「帳簿価格に比べて安価に見える銀行株とアマゾンを買い入れる時に考慮する事案は同じだ」「アマゾンへの投資は絶対に価値投資の原則によるものだ」と述べています。

この話を「言い訳」ととるか「筋の通ったものととるか」大きく印象が変わる一節が載っています。

ここような点などは、ネットや雑誌などでさらっと「賢明なる投資家」やバリュー投資、バフェットの投資手法の要点だけを読んだ人と、原著を読んだ人で大きく印象や考え方が異なるものと思われます。

発売から70年以上たった2019年でも、学んだり、一考に値する点が多々あるのがこの本の最大の魅力でもあります。

バリュー投資家、グロース株投資家、バフェットの投資手法を参考とする方、個別銘柄投資、米国株投資など・・・

株式投資に、真剣に本気で取り組んでいる方には、是非読んで頂きたい一冊となります。







②証券分析 ベンジャミン・グレアム、デビッド・ドッド (原題 Security Analysis)


バフェット氏はこの本によって「これまで57年間にわたって携わってきた投資のロードマップを授かることができた」と振り返っています。

バフェットは大学でグレアムの授業を受ける前にこの本を何度も読み込み、授業を受ける時には何ページに何が書いていたなど、著したグレアムより詳しくなっていたという逸話もあります。

チャールズエリス氏も

「敗者のゲーム」
の中でチャールズ氏も推薦図書として、上記の「賢明なる投資家」とともに「証券分析」を勧めています。

「賢明なる投資家」は運用業界父とも言えるグレアムによる上級者向けの入門書。さらに勉強をしたい方は「証券分析」を読まれると良い。80年前に刊行されたが、いまだにプロの投資家のバイブルである。と述べています。


実際に本を読んだ感想

〇上記の「賢明なる投資家」の内容をさらに詳しくしたのが、この「証券分析」です。ですので感想に関しても賢明なる投資家と重複するところがありますのでそちらも参考にしてみて下さい。

〇内容はとても素晴らしく、株式に限らず、債券・優先株などの性質から損益計算書・バランスシートの分析までかなりの広範囲に渡ります。また広いだけでなく「賢明なる投資家」よりそれぞれの内容がさらに深くて濃いものとなっております。

〇分量は多いですが、文体や書いている内容はわかりやすく、イメージよりずっと読みやすいかと思います。

先に「証券分析」を一般の投資家向けに簡略化した「賢明なる投資家」を読むことをお勧めします

〇というのもいくつか弱点があります。

「高い(1万円)」「分量が多い(1000ページ)」「大きくて重い(持ち運びづらい)」「あまりなじみのない証券が出てきたり、米国と日本の違い、当時との違いなど読む際に注意が必要となります」

 〇Kindle版だと4666円で読めて、重さも気にならず、どこでも読めるのでもしかしたらいいのかもしれません。(私は電子書籍を使ったことがないのでわかりません)

〇あと個人的には鉄道株などが好きになりました。


余談・思い出


私と「証券分析」にはいくつかの思い出があります。

まずその値段から買うのを躊躇し、節約しようと八戸市の図書館へ行きましたがありませんでした。

調べてみると、卒業した大学の図書館と盛岡の図書館で発見しました。(どちらも八戸から遠い)

なぜ大学生の頃読まなかったんだろうと後悔しました(笑)


その後、じっくりと読みたい気持ちもあったので、結局本屋で購入しました。

しかし、購入したはいいものの、人生で初めて本を読むのを途中で挫折しました。

難しいとか合わないとかではなく、むしろわかりやすくておもしろかったのですが、

その圧倒的な分量から読むのに単純に時間がかかるのです。

仕事やプライベートとの両立に苦労しました。


その年の冬、運よく(笑)私は足を骨折して動けなくなったため、

本を読む時間をたくさん確保でき、無事「証券分析」を読了することができました。

まさに怪我の功名というやつです。


ですので忙しい方にはあまり向かない本かもしれません。

良書なのは間違いないので、「賢明なる投資家」を読んだ後、余裕のある人は、時間がじっくりと取れる時などに是非チャレンジしてみて下さい。


ただし、S&P500(市場平均)に勝とうとする人は必読


本気で株式投資をしよう、市場平均より上を目指そうという方は、時間を言い訳にせず読むべきだと思います。


なぜなら、この本はバフェットのみならず、ウォルター・シュロス、トム・ナップ、ビル・ルエイン。チャーリー・マンガー、リック・ゲーリンなど長期間市場平均(S&P500)に勝ち続けたグレアムドット村のスーパー投資家の共通の原典となった本だからです。


参照(コロンビア大学ビジネススクール機関誌『ヘルメス』一九八四年秋号)


バフェット曰く

「私からみなさんに言えることは、ベン・グレアムとデイブ・ドッドが『証券分析』を著した五〇年前からその秘密は明かされているにもかかわらず、私がこの手法を実践し始めて三五年がたつも、バリュー投資はいまだかつて流行を見せたことがないということです」


また、現在のプロは(特にプロのバリュー投資家は)この本の知識を頭に入れているのが当然。

この本の内容を使いこなすのがバリュー投資にとって最低条件
とも言えます。

その人達(市場)に勝とうというのに、自分だけ知識が少ない状態で勝てると、どうして思えるでしょうか?

また、なぜ周りの投資家やプロは証券分析の内容を知っているはずなのに、なんでこの割安株に手を出さないんだと二次的思考をする上でも役立つと思います。


最後に

1929年~32年の間、元々慎重派だったグレアムですが、運用していた250万ドルのち約7割の資金を失いました。

個人的には、この「証券分析(第一坂)」の最大の価値は、その大恐慌の余韻が残る1934年に出版された本であることだと思います。

大恐慌で惨憺たる経験をしたグレアムが、この本で他の投資家に伝えたかったメッセージ。

鋭い分析、実地に即した深い思想、そして妥協を許さない決然とした論理。

これらを是非味わって頂きたいと思います。








すみません。

熱く語り過ぎて長くなったので第1回はこのくらいとさせて頂きます。

少し反省しています。

需要があれば、一冊ずつこんな感じでしっかり(長々)と感想を述べたいと思います。

特に需要がなければ、次回あっさりと残り14冊を紹介しようと思います(笑)

「さっさと全部紹介しろ(笑)」とか「じっくり聞きたい」とか

ツイッターからでも気軽にご意見頂ければ幸いです。



↓もしよろしければ一日一回応援クリックして頂けたら励みになります↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング