平均回帰

スポーツ選手の記録は、年齢や体力などの問題から、1度下がりだすとそのまま回復しないことも少なくありません。

株価や市場全体でみると、対照的に、いったん下がっても、統計学的に元の水準を回復することが少なくありません。

この現象は「平均への回帰」と言われています。


平均的業績に戻っていく企業

とある銀行が積極的に貸付を増やし急速に高い成長を見せたとします。しかし、やがて不良債権等が生じ、急成長はとまります。

拡大路線の銀行も平均的な業績に戻っていきます。1970年代後半のチェーズ・マンハッタン銀行などが良い例でしょう。

その一方で低成長にあえいでいた銀行が、市場サイクルや景気循環などにともない、平均的な業績水準に戻ることも多いです。昔のウェールズファーゴなどがそうですね



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画像はメリルリンチが1500社の企業収益を元に作成したグラフ。

14年の間に上位20%にあった企業の収益は、平均を上回る程度に低下し、

下位20%の企業の収益は14年後平均へかなり近づいているのがわかります。


業界トップの企業の衰退

石油業界では、テキサコがつまずいてる間にエクソンが台頭しました。

製薬業界ですと、アップジョンの下降とファイザーの台頭など

直近の企業の状況が、今後長期に渡ってに続くとは限りません。

GEなどは典型的な事例でしょう。


株式市場では

決算などで発表された直近の業績を強く反映しています。

直近の企業業績が高ければ、まず間違いなく株価は上昇するでしょう。

逆に利益が減ったり、伸びが鈍化すれば、株価は下落します。


しかし長期的に考えれば

業界や市場の平均より高い水準の利益を上げ続ける事は難しく、

平均よりも悪い業績を続けて満足している企業や経営陣はいないでしょう。


もちろん全ての事に例外というものはありますが、

平均回帰というのはほとんどの企業にとって避けがたい現象となっています。


結論

行き過ぎた市場が長続きしないように、

行き過ぎた企業の業績も良くも悪くも、いずれ平均に回帰していきます。

直近の企業収益の株価、ニュースなどに惑わされず、長期的な視野をもつ事が大切です。


そして次にどの企業が衰退し、どの企業が成長するかは、

現時点で予想する事しかできませんし、

またたいていの場合ニュースが出た後(もしくは株価が動いたあとで)結果を知ることとなります。


私はこれらを避けるためバンガードS&P500ETF(VOO)に投資しているところもあります。

今後も直近の決算や予想に惑わされたり、平均回帰を忘れないように心がけ、

VOOに投資をしていこうと思います。


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