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ウォーレンバフェットの師匠・ベンジャミングレアム


「世界一の投資家ウォーレンバフェットの師匠」「バリュー投資の父」

して有名なベンジャミングレアム。

ウォーレンバフェットはコロンビア大学でグレアムの授業を履修し、

1954~56年には株式アナリストとしてグレアムの下で働き、バリュー投資を学びました。


「賢明なる投資家」

グレアム1949年に著した「賢明なる投資家」は

現在でも、投機と投資の違いを論じる時などに度々引用され、

米国の個人投資家やウォール街の金融プロフェッショナルの間でもバイブルとなっている名作です。

が、今回は本の紹介でもなければ、アフリエイト記事でもありません(笑)


(参考・グレアムが唱える投資の定義)

投資とは詳細な分析に基づいて、元本の安全性と満足できるリターンを確保する行為だ。

これらの原則を満たさない行為は投機と言える。とのこと。



「大恐慌と賢明なる投資家」

先日世界恐慌当日の新聞記事の見出しを紹介しました。

「大暴落・当日の朝刊」日頃から暴落や不況に備えておく大切さ

この1929年の大暴落でベンジャミングレアムも大きな損害を被ります。


グレアムは大暴落が起きる前から「慎重派」に属する投資家でしたが、

1929年~32年の間、彼が運用していた250万ドルのうち約175万ドル、およそ7割の資金を失います。

株価の下落加えて、顧客が資金を引きあげてしまったことも原因でした。

この時の厳しい経験のすえ、たどり着いたのが、バリュー投資でした。


大恐慌がなければ・・・

大恐慌がなければ「バリュー投資」や「賢明なる投資家」が生まれず、バフェットもそれを読むことはなかった(今のバフェットはなかった)と考えると歴史のおもしろさを感じます。



バフェットは19歳の時にこの本を手に取ります。

バフェット氏はこの本に出会ったことについて「私の人生の中で最も幸運な瞬間だった」と振り返っています。

その後、21歳の時、自動車保険会社ガイコへの投資で48%の利益を出したり、

23歳の時、ロックウッドアンドカンパニー(チョコの会社)への投資で資産を2倍にするなど幸運にも恵まれました。


1950年代のバフェット失敗

1951年時点で2万ドルの資産を築いていたバフェットですが、一方で2つの投資の大きな失敗も経験します。


〇クリーブランド・ワーステッド・ミルズ

1株当たり正味流動資産価値(NCAV)の半値以下で売られていたうえ、配当性向も高い会社でした。

バフェットは、オマハの証券会社の顧客にこの会社に投資するよう売り込みました。

しかし、南部の繊維工場や合成繊維との競争に巻き込まれ、巨額の損失を出し、配当を下げ、株価も大きく下落しました。

バフェットがバークシャー以前にも繊維会社で失敗していたというのはあまり知られていません。


〇オマハのガソリンスタンド

バフェットは友人と共同でオマハのガソリンスタンドを買収しました。

バフェット自らも肉体労働や接客までして、立て直しを計るも失敗。

バフェットはこの投資で2千ドルを失いました。

原因は道路の反対側にある、テキサコ(大手)のガソリンスタンドの存在です。


バフェットはこう振り返っています。

「素晴らしい評判を確立し、顧客に愛され、常連客がいる。これらを変えるために我々が打てる手立てはない」

この失敗からバフェットは、顧客に愛され、顧客から忠誠心を勝ち取っているような企業を探すようになりました。

私見ですが、この後のディズニー、ジレット、コカ・コーラなどはこの失敗から学んだことが活きた投資だと思います。


失敗でめげてしまったら・・・

大恐慌後のグレアムがそこで投資をやめてしまっていたら、

バリュー投資により再び築いた、大恐慌直前よりさらに大きな資産も、

後の名声や尊敬も手にすることはなかったでしょう。

運用資産の7割を失ったまま投資家人生は終了となっていました。


バフェットも同様です。

二つの失敗の際、投資をやめていたら、今のバフェットは有りません。

顧客の信頼を失ったまま投資家人生を終えることになったり、

資産や体力、時間を浪費して得た、貴重な経験を活かすことなく、

普通の人生を歩むことになったと思います。


結論

投資に失敗はつきものです。一時的な失敗や苦境なら誰しも経験することです。

バフェットやグレアムでも、インデックス投資でさえも同様です。

大切なのは

そこで、投資や資産運用を諦めたり、投げ出さない事。

そして失敗から学んで、次に活かす事だと私は思います。



また、両名に共通して言えるのは、大きな失敗したとはいえ、全財産を失うほどではなかったという事です。

メンタル面だけではなく、多少失敗したり、暴落がきても、投資を継続できるような無理のない資産配分も重要だと思います。


そうやって自分の目的とリスク許容度にあった、合理的で賢明な投資計画を建てたのなら、

(苦しい時期もあるかもしれませんが)一時的な市場の上げ下げやニュースに惑わされることなく、貫いていきましょう。


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