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米中問題や昨日の下落を受けて思い出した事


「敗者のゲーム」で有名なチャールズエリスは

1985年に著した「The Paradox Investment Policy」という記事の中で

投資家に6つの宿題を出しました。

ここ数日の騒がしい市場を見ていたら、ふと思い出したので紹介します。

(全文を紹介するととても長くなるので要約します。ご容赦ください)




投資家への宿題

運用方針を建てる時に、投資家は以下の6つの点を運用機関に十分に説明できるようにしておくべきだ。


①本当のリスクを回避する

「想定と逆の運用結果が生じた場合の「本当のリスク」は何か?」という点。

特に短期的に受け入れられないリスクは必ず回避すべきだ。

例えば、高校三年生の子供がいる時に、大学の学費のために積み立てた資金を全部株式市場につぎ込むのは賢明ではない。


②自分の精神的なリスク許容度を超えない

「精神的に耐えられる下落はどこまでか」という点。

リスクを抑えることで、高いリターンを犠牲にする可能性はある。

しかし、各投資家はどこまでの振れ幅を許容し得るか、十分に把握してその範囲内にとどめるべきだ。


③投資家も自ら勉強して知識をつける。

投資や市場についてどれだけの知識を持っているかという点。

投資はしばしば常識に反する部分がある。

十分な知識がなければ、下げ相場では慎重になり過ぎ、逆に高値の時は強気になり過ぎ、いずれの場合も大きな損失を被る恐れがある。

十分に知識がある投資家は、多少の市場の変動に驚かなくなり、極端な行動に走ることも少なくなるはずだ。


④自分の資産全体で考える。

投資家の他の資産はどのような状態にあり、資産全体から見てそのポートフォリオはどのような位置を占めるのかという点。

他の収入源等も考慮し、損失が出たら補填することができるのか、難しいのかなども考えておく必要がある。


⑤法的規則を十分に知っておくこと

投資に関する法律などは理解しておくこと。

⑥短期の変動によって、運用方針が影響を受けないか

ポートフォリオの資産価値の短期変動によって、資金不足が生じ、その結果、運用方針に影響するような事態が起こるのかどうかという点

例えば、あらかじめ決められた水準を超えたような場合に、投資方針を変更し、穴埋めせざるを得ない状況となるリスクがあるかなど。




以上6つの宿題を簡単にまとめました。

「これら6つの点を十分に熟慮すれば、分散投資に基づく通常の最適運用方針から、どの程度ずれても大丈夫かが確認できるだろう」

とエリスは言います。


自分自身の状況や目的を充分に理解することが、投資をするうえで重要だと私は思います。


また、エリスは運用機関に説明(相談)することを想定してこの宿題をだしていましたが、

自分で宿題の答えをだせたなら、わざわざ運用機関や他人に説明する必要はないと思います。

けれども、この宿題は、

見栄を張らずに、正直に自分のことを客観的に掘り下げて、真剣に解くべき宿題であると私は思います。


市場が騒がしい今、もし先行きが不安な方は、エリスが出した宿題の答えを

今一度真剣に考えてみてることをおすすめします。


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