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国四季報を読むと

米国四季報を読むと、すぐに気づく事があります。

米国企業の株主構成を見てみると、そこにずらりと並ぶのは、バンガード・ブラックロック・ステートストリート・フィデリティー・・・などの機関投資家の名前です。

特にバンガードとブラックロックの両社はほとんどの銘柄で1位か2位(それ以下の時も大抵はかなり上位に)名前があります。


(個別企業を調べているはずが、なぜか「バンガード」の文字にばかりに目が行ってしまうりんりです)


バンガードとブラックロック。

米国の2大ETF運用会社ですがこの2社には、明確な違いがあります。

バンガードの優位性については以前当ブログにて紹介しましたが、


詳しくはこちらのリンクから→バンガードの優位性


両社の全ETFの「Expense Ratio」の差を見てもその差が見て取れます。

「Expense Ratio」とは、簡単に言うと、信託報酬に資産管理費用や監査費用などを合計し、資産残高に対する総経費率として示したものです。


Expense Ratio  バンガード  ブラックロック
0.2%未満      92%     22%
0.2%~0.4%    8%      30%
0.4%以上       0%      48%  


ブラックロックの「iシェアーズ」

「iシェアーズ」は資産約2兆ドル(約220兆円)という人気シリーズです。

S&P500ETFもバンガードS&P500ETF(VOO)の経費率0.03%に対して、iシェアーズS&P500ETF(IVV)も0.04%と健闘しています。


その一方で、

ブラックロックは利益のかなりの部分手数料の高い商品から得ています

(これらの商品はヘッジファンドや機関投資家の間で利用されており人気が高いとのこと)

ブルームバーグは、ブラックロック社はETF収入全体の半分近くをプレミアム価格の商品から得ていると報ました。

(日本の運用会社でも、こんな話を聞いたような・・・)


高い利幅(Expense Ratio)のETFは、現在ブラックロックの大きな収入源となっています。

ブラックロックが全商品でバンガード並みに手数料を引き下げれば、単純計算で年間収入の30億ドル強が削られることになるとの試算もあるようです。


ちなみに、あくまで参考ですが、ブラックロック社の2018年の売上高は141億9800万ドル、うち純利益は43億500万ドルとなっています。

(「株主」からみればこの高い利益率はさぞ魅力的でしょう。)




それでもブラックロックは強い。

ブラックロックは世界30ヵ国以上に拠点を持ち、預かり資産は4兆7千億ドル(500兆円)と全世界のGDPの約6パーセントに及びます。

また2019年一月にはブラックロックが世界で従業員の3%(500人)を削減すると発表があったり、企業努力する姿勢も見られます。

世界トップレベルの運用会社であることは間違いなく、約半分の(主に個人投資家向け)の商品はとても低コストで素晴らしいものだとも思います。

(あくまで個人の感想ですが)今回の「Expense Ratio」に関しては、正直嫌な印象を持ちました。

しかし、広い視野で見てみるととブラックロックより明確に良いと思える会社は少なく、ブラックロックより「なんだかなあ」と思う運用会社の方が圧倒的に多いとも思いました。


やっぱりりんりはバンガード

まあ、個人の好みもあると思うのでとやかく言いません。

(私もブラックロックは嫌いじゃありませんが・・・)

「より強くバンガード社をお勧めする」と言った感じです。

バンガード社は利益を目的として運用していないので、利潤重視動機と受託責任(株主と顧客)との間の利益相反もおきません。

常にファンドを購入する「私達(お客様)」の資産を増やすことに専念してくれています。

バンガードの素晴らしい理念や哲学ももちろんですが、それを実現するために、構造的な優位性や特許なども持ち合わせています。

これにより今後も他社より(経費率等を)「無理なく」先行して下げることが可能だと私は考えています。


一言でまとめると

「迷ったらバンガード」

インデックス運用で迷ったら、バンガード社を選ぶことで(大抵の場合は)間違いないと思います。

ということで私は今後もバンガードS&P500ETF(VOO)に投資を継続していきます。


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