アクティブ運用を行うと、

どうしても市場のベンチマーク(S&P500など)のリターンと差が生じます。

これは投資の上手下手に限らず誰にでも起こります。

ただ、この差はインデックス運用と違い、

単純に「(短期的に)市場のリターンと差が生じた=悪い」というわけではありません。

重要なのは

その差が「意図的に選択した結果によって生じたものか」であって、

「不用意にポートフォリオを構築したことによってできたものではない」

定期的に客観的に確認することが大切です。


成功するアクティブファンドや、

かの世界一の投資家ウォーレンバフェットでさえ

アンダーパフォーマンスに苦しむ時期が続くという事はよくあります。

(バフェットはITバブル前が有名ですね)

ですから、理にかなった投資戦略や、最終的には成功する判断でさえも

短期的には含み損を出したり、市場をアンダーパフォーマンスしたりする可能性は大いにあります。

(そんな時は周りから馬鹿にされたり、非難される可能性もありますね)


でも、もし「合理的な判断と意図した結果において」市場平均をアンダーパフォーマンスしているのなら

多少の下落など気にせず、周りの動きにも動揺せずに、

最低でも3~5年の中長期的な視野で効果的な投資判断を続け頂ければと思います。




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なぜ急にこんな記事を書いたかと言いますと、

昨年末からここ最近、急にS&P500をはじめとするインデックスファンドに投資しようとする人が増えてきたように思えるからです。

(あくまで個人の感想です(笑)。)

私個人としては嬉しい限りですし、初心者の方や初めて投資をする方にとっては賢明な判断だと思います。

私が一つ心配しているのは・・・

「アクティブ運用→インデックス運用」と方針を変えられた方のなかの

ほんの「一部」の方についてです。

方針を変えた方全てのことを言っているのではないので、

誤解のないよう、どうかご理解願います。


「一部の方」というのは

ここ最近の下落によって生じた感情や周りの意見に流されて・・・

例えば

「年末のような下落は嫌、個別株で損したから(損をしないよう)インデックス運用する」

という気持ちでインデックス投資をする方の事です。

このような考えでインデックス投資を開始すると少し失望することになります。

なぜなら、インデックス運用でも、

元本を割ったり、含み損が続いたり、また大きく下落することもあるからです。

例えば、S&P500でも、1929年の大恐慌、ブラックマンデー、リーマンショック、70年代の長期低迷など・・・

大幅な下落や、多くの投資家が含み損を抱えたであろう局面はこれまで多々ありました。

おそらく今後も避けられません。

S&P500に限らず、他の一般的なインデックスファンドでも、

「絶対に元本を割らない」「下落に耐えられる」「絶対に含み損が避けられる」

というわけではありません。




そこを意図して投資をしないと、

せっかくインデックスに長期投資しようと決意しても

また次の下落で「インデックスファンドが含み損」を抱えたり、

「インデックス運用より○○のほうがここ数年リターンがいい」という広告をみたとき

「やっぱり〇〇の方がいい」

と新しい投資手法に乗り換えてしまう可能性が高くなってしまいます。

そして、その次の下落が起きれば、また同じことを繰り返す事になるでしょう。

また、運用方針を変える際には、

「摩擦コスト」と「安値売りの高値買い」といったタイミングによるリスクも発生します。

個人的にはこのように、下落のたびにコロコロと投資方針を変えるのはお薦めしません。


本当にアセットの根本的なリスクなどを見誤っていたとかならわかりますが、

普通にインデックス投資等をする際には、頻繁な乗り換えはむしろ悪手となります。


ですので、インデックス投資を始めようとするなら、

①周りの意見や流行に流されて始めるのではなく
②インデックスファンドも含み損や暴落時の下落は避けれない

ということを今一度認識したうえで投資を始めましょう。

ここを軽視すると、長期投資を挫折しやすくなります。


おそらく多くの方は大丈夫だと思います

りんりの戯言として聞き流してください(笑)。

もし少しでもドキッとした方がいれば

今一度、自分の投資と運用の「意図」を確認してみてください。

それがわかれば、運用に芯ができて、

何となく構成されたポートフォリオがギュッと引き締まると思います。

特に今後は不安定な相場が予想されていますので、

自分の運用の意図を今一度明確にしておくことをお薦めします。






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