「数十年待てば株価上昇」は確実でない。


数十年の間には株式相場が必ず上昇するという説が確実とは言えないのはなぜか?

というニュースがブルームバーグに掲載されていました。

ガンドラック氏は、

「長期的に見れば株価は必ず上昇すると考える投資家への教訓」として日本株を例に挙げ、

「30年という時間枠で見れば株価がかならず上昇すると言う投資家は、日本の事例に目を向ける必要がある」

と指摘しました。

TOPIXは1990年代にバブル経済が崩壊するまで急伸しましたが、

その後、30年ほどの間には約30%下落。

一方ストックス欧州600指数は1989年から4倍余りに上昇し、

S&P500種株価指数は10倍上昇しています。

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ブルームバーグ参照 黒TOPIX 赤S&P500 青欧州600


元記事はこちらから

ブルームバーグへのリンク


実はこの指摘はガンドラック氏に限らず

ロバートシラーやタレブらも似たような指摘をしています。

シラーは

例え、株価が暴落しても「数年のうちに過去最高のレベルにまで確実に戻す」

人々はどこからそんな発想を得たのだろう。

歴史がそんなことを示唆していないのは確かだ。


暴落の後、市場が長期に渡って不振を続けた例はいくらでもある

記憶に新しい所だと、例えば日経平均株価が・・・(中略)

だが、株式市場の業績不振が長く続いたという実例は、大衆の心を支配していない。


(米国市場の上昇を目の当たりにしてきた)

今日の米国人投資家は、日本株について日常的に体験しているわけでもないし、

何十年も前の米国市場の動きにも現実味がない

多くの人々は毎日のように新聞に掲載される、上昇を続ける株価のグラフに注意を奪われ、

何回株価が落ちてもまた復活し、すぐに新たな高値を更新するという直感を身に着けてしまった。

と著書「根拠なき熱狂」にて指摘しています。


第75代アメリカ合衆国財務長官、

ティモシーガイトナーも自身の回想録にて

リーマンショック後の立て直しを図る中

「日本のようにはしたくない」と語っていました。


日本人としては、確かに事実ですので耳が痛いと言いますか・・・

少し複雑な気持になります(笑)。




日本の各資産クラスの実質リターン(1900~2000年)


Triumph of the Optimists 参照

IMG_0532



ガンドラック氏とブルームバーグの記事以前の、日本株式の超長期チャートになります。

シーゲル教授の米国の各資産の長期チャートはご存知の方は多いと思いますが。

それの日本バージョンといったところですね。

過去100年間はこのような感じで、2000年以降は皆さんご存知かと思います。

敗戦後はもちろんですが、全体的に割ととげとげしいチャートとなっています。

ただ、敗戦のどん底から復興を果たし、

ここまで立派な国の礎を築いてくださった先人の方たちに尊敬の念は絶えません。

私達が世界的に見てインフラや医療、治安、教育など恵まれた環境で生活できていることに感謝します。

(少しだけ「今」と「今後」の日本に皮肉を言う事をお許しください。)

先進国日本

日本は「高齢化先進国」のみならず、

「長期のマイナス金利」や「日銀(中央銀行)のETF買い付け」という面でも先進国であります。

(先進国とはいったい・・・(笑))

日本銀行は、世界に比類なき大規模な金融緩和を何度も実行してきています。

約20年にわたり日銀は、ゼロ金利政策から大規模な資産買い入れ、マイナス金利に至るまで、様々な金融策を打ち出し世界から注目を集めています。


世界中が注目している中、

こんな素晴らしい「先進国」で生きる私達は、

将来に対し、しっかりと備える必要があります。

自分の資産や人生・将来に責任を持てるのも、自身や家族を守れるのも

最終的には自分自身だと私は思います。

ガンドラック氏やシラー氏が指摘するように、

米国市場も当然リスクがあり将来はどうなるかわかりませんが・・・

少なくとも、

日本「のみ」に投資をしたり、銀行預金・貯金「だけ」に資産を集中させるよりは

米国や世界に投資(資産の分散)をすることをおすすめします。







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