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私達が必死で泳いで達成した成績が


「みなさんがビーチでくつろぎながらでも達成できるレベルに落ちたら、私達はスーツを脱いで廃業します」

1965年、ウォーレンバフェットは言い放ちます。

この時のバフェットは、「今後ダウ平均は年率5~7%くらいの複利成長をとげるだろう」と予想していました。

(当時は市場平均との比較にダウを使っていました)

この「市場平均が5~7%の成長」という数字どこかで見覚えがありませんか?

今日は若き日のバフェットが、そんな状況の中、どのような目標をたて、その後どうなったかを紹介します。


初期のバフェットは非常に野心的な目標を持っていました。

バフェットは最初に「避けるべきこと」を設定しました。

〇3~5年の運用期間で、市場平均と相対的に不振が続くことを避ける。

そして次に・・・

「ダウ平均を平均利回りで10%上回る」という目標を設定しました。




1962年の株主への手紙(BPL)でバフェットは、


「今後数年間、ダウ平均は配当とキャピタルゲインを合わせて、年率5~7%くらいの複利成長を遂げるだろうと思います」

「近年がどうであれ、一般市場と比べて大幅に良い成果を期待する人は、おそらく失望するでしょう」

(偶然にも、今の私達の米国株式市場の今後の予想リターンと近い数字、似た状況ですね。)


バフェットは続けます。


「ほとんど変動がない年にはだいたい10%は上回っていたいものです」

「20%以上にもっていくには一筋縄ではいきません」

「つまり、ダウ平均が年率5~7%で複利成長をとげる場合、私達の成果は年率15~17%であってほしいということです」


例えば、10万ドルを年率15%で運用すると、

だいたい10年後には40.5万ドル。20年後には160万ドルになる計算です。 

今後の市場予測が5~7%の時には、少し現実味のない数字にも見えますね。

さて、結果はどうだったでしょう。

1965年からBPL解散時までのリターンは以下の通りです。()内が同年のダウ平均

65年 47.2%(14.2)
66年 20.4%(ー15.6)
67年 35.9%(19.0)
68年 58.8%(7.7)
69年 6.8% (ー11.6)

ダウ平均+10%とはなんだったのかと言いたくなるくらいの好成績ですね。

大まかな計算ですがたった5年で資産は約4倍となっています。




また、バフェットが重視したのは、

「市場平均との相対的な比較」と「下げ幅より自分の下げ幅が小さければ良い年」という点です。

「例えば、BPLがー15%減、市場平均がー30%減の年は、どちらも20%増となった年よりもいい成果だと私は考えます」

とバフェットは言います。

幸いにもBPL時代のバフェットは、マイナスリターンの年は1度もなく、市場平均を下回ることもありませんでした。

バフェットのスキル、少額運用の利点、スタイルに合った市場環境、幸運、などの要素全てがあいまって傑出した成績を収めることができました。

しかし、その後バークシャーでは

市場平均を下回る年や減益を出す年も度々でてきました。

特にここ5年ほどは市場平均を若干上回る程度で、大きく引き離すことはほとんどなくなりました。

バフェットはバークシャーの規模と市場参加者のレベルの高さを理由として挙げています。

(また昨年までの上昇相場はバフェットの得意とする環境ではなかったのかもしれません。)

以前は

市場平均の予測が5~7%と低めに見積もられている中でも、

あれほど強気な目標設定をし、それを実現させてきた世界一の投資家バフェットが

「インデックスファンド(S&P500)に投資することを薦めている」

その意味をじっくり噛みしめると、

少し切ない気持ちになる一方で

改めてインデックスファンドやS&P500の強さを感じる事ができると思います。

若き日のバフェットのように野心的で能力や運もある方は別ですが、

初心者の方やこれから投資を始める方には、

私もバフェット同様インデックスファンドをおすすめします。




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