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以前ビルゲイツは、ワシントン大学の学生たちに向けて講演しました。

今回は講演の中から「新しく会社や事業を始めること」についての発言を紹介していきます。

投資家はもちろん、起業や副業を考えている方は参考になろかと思います。

マイクロソフトと言えば、今では格付けAAAの大型優良企業ですが、

始めは吹いて飛ぶような一つの弱小企業でした。

ビルのアドバイスを初期のマイクロソフトの苦労ともに、振り返ってみましょう。


ビルゲイツは

「僕がマイクロソフトを創設した時は、あまりにも興奮しすぎて、それほどリスキーだとは思わなかった」

と振り返ります。起業を目指すワシントン大学の若者に向けた言葉ですが・・・

私が重要だと思うのはその後に続けたビルの言葉です。

「もちろん、倒産の可能性はあったけど、僕自身はどこでも雇ってもらえるスキルがあった

「それに、両親はまだ息子をハーバードに戻す気満々だったから、僕が望めば復学して卒業する道もあった

最初の言葉だけ切り取って聞くと、

「リスクなんか気にせずガンガン起業しようぜ!」という印象を受けます。

しかし、実際にビルがやっていたのは、

自分の能力や現状を客観的に分析し、柔軟に、しっかりとリスク分散したうえでの起業だったのです。


起業したビルゲイツが最も恐れていたこと

それは「雇っていた友人達への給料の支払い」でした。

初期の頃友人達が給料の受け取りを望んでいた矢先、支払いを当てにしていた顧客が突然破産したといいます。

ビルはこの時の苦しい経験から

「信じられないほど用心深い手法を構築した」と言います。

それは支払いが全く入ってこなくても耐えれるように、

「従業員の向こう1年間の給料総額を銀行に預けておく」

という手法でした。

失敗をすぐさま活かし充分な対策を講じる

このマインドのしなやかさは流石だなと思います。

大きな失敗をした後でも、乗り切ってしまえば問題をそのまま放置したり、原因がわかっててもなかなか改善・再発防止できない経営者の方は意外と多い気がします。

また、ナイキの創業者フィルナイトも、事業そのものは順調でしたが、予想外の事態により資金がショートし、倒産寸前まで追い込まれています。

このエピソードからは精神面だけではなく、

実務的な教訓として

不意の事態に備えて、充分にキャッシュを持つということの重要性が伺えます

当たり前のようなことですが、起業を目指すとどうしても攻めばかりに目が行き、

リスクや想定外の事態に対する備え等、脇が甘くなってしまいます。

投資家はもちろん、これから起業ようとする方や会社を辞めようとする方にも

是非もう一度本当に現金やキャッシュフローは充分か?本当に大丈夫か?

客観的に、一度冷静に考えてみることをお薦めします。


ビルゲイツから若い人へのアドバイス

〇新会社の設立でキャリアを始める必要はない。よく言われる通り、会社のために働いてみて、仕組みを学んでおくのも悪くはない。

〇あなたが会社を始めるなら、リスクの感覚を凌駕するほどに膨大なエネルギーを持たなければならないだろう


周りの人から支援を受けるコツ


最初は懐疑的な態度にぶつかるだろう。あなたが若ければリースを受けるのは難しい。

(ビルはレンタカーさえ借りられず、せっかくバーで話をしようと提案されてもバーに入れる年齢じゃなかったと当時を振り返っています。)

〇人々は最初は眉唾で「ああ、この小僧は何も知らないんだな」と言ってくる。

しかし、おもしろいのは、本当にいい商品と知識を持っていることを示してやれば、彼らは過剰なまでに食いついてくれる。

「だからいったん一定の域を超えてしまえば、若さは大きな資産になる。」


起業だけに限らず、投資においても若さは武器になりますね。

でも、その若さを活かすためには、「充分な知識」等の武器が必要になります。

(これは起業も投資も同じだと思います)

ビルゲイツは講演全体を通して「チャレンジする情熱」や「失敗を怖がらずに挑戦すること」「成功や幸せについて」「好きな事を仕事にしろ、尊敬できる人の元で働け」などポジティブな発言をしてます。

しかし、その一方で起業に関しての部分は、

「充分な知識と能力を身に着けろ」「リスク管理に気をつけろ」「キャッシュフロー(現金)に余裕をもたせろ」と、かなり現実的なアドバイスを送っています。

ビルゲイツ自身の経験や大勢の起業家の成功と失敗を見てきた上で、

ワシントン大学の学生にこのアドバイスを送っている点を考慮すれば

「考え方は人それぞれでしょ?」と他人事として聞き流すには少し勿体なく感じます。

「賢者は他人の経験から学び、愚者は自分の経験からしか学ばない」とも言います。

私もいろいろ思うところがあるので少し考えてみようと思います。




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