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今日はS&P500とアクティブファンドに関して、二つの興味深い試みを紹介します。


ウォーレンバフェットの賭け


世界一の投資家ウォーレンバフェットは2007年12月から有名な賭けを始めました。

ご存知の方も多いと思うので簡単に紹介します。

賭けの内容は、

10年間で、S&P500インデックス・ファンドのパフォーマンスがヘッジファンドを上回れば、バフェットの勝ちというものです。

バフェットは「バンガードS&P500インデックスファンド」を

賭けの相手となったプロテジェ・パートナーズは5本の「ファンド・オブ・ファンズ」を選択しました。

結果はS&P500インデックスファンドの勝利

10年間の年平均リターンは

S&P500  8.5%

ファンドA 2.0%
ファンドB 3.6%
ファンドC 6.5%
ファンドD 0.3%
ファンドE 2.4%

5つの平均 2.96%

「長期間でみると、プロが運用するアクティブ投資全体のリターンは、素人がじっとしたまま達成する数字に及ばない」

「アクティブな運用者が関わらない低コストのS&P500のインデックス・ファンドを選ぶことで、ほとんどの資産運用のプロよりも優れた成績をいずれは達成する」

というバフェットの発言は実際に証明され、

この賭けはバフェットの勝利で幕を閉じました。




実はこれ以前にも似たようなことが行われています


ニューヨークタイムズは、投資の一流アドバイザー5人が選択・監修する投資信託の成績を

1993年7月7日から5年間、4半期ごとに公表しました。

NYタイムズが比較対象として選んだのは、バンガードS&P500インデックスファンドでした。


1993年7月7日~1998年9月30日の間

S&P500インデックスファンドの年平均リターンは19.8%でした。

5人のアドバイザーが薦めたポートフォリオの年平均リターンは11.8%

初期投資の5万ドルは、

S&P500 12万8600ドル

アドバイザーの平均 8万9600ドル

となりました。

S&P500に追従できたポートフォリオは一つもありませんでした。


またアドバイザーの中には、

S&P500よりリスク(変動性)が小さくなるように設計されたファンドを選んだ方もいましたが、

結果的に、1998年の第三四半期のS&P500の下落率は、そのアドバイザーの選んだファンド平均の下落率のわずか85%にとどまりました。


さらに厳しい現実

この期間の平均的なアクティブファンドのリターンは市場平均リターンの約70%ほどでした。(S&P500は99%)

しかしこの5人のアドバイザーのポートフォリオは、市場平均と比較しても約59%のリターンしか生み出すことができませんでした。

NYタイムズに指名されるような「熟練した」「有名な」「超一流」アドバイザーでも、

勝ち組ファンドを選択したり、S&P500に勝てるポートフォリオでを作るのは困難だという事がわかります。

現実にはアドバイス料等がかかるため、更にリターンは押し下げられます。


アドバイザーの選択リスクも

また、もし将来S&P500を超えるポートフォリオを作れる優秀なアドバイザーが現実にいたとしても、そのアドバイザーを「今」どうやって選択すればいいのでしょう?

どのアドバイザーの言っていることが真実かわかるのはだいぶ先の事となります。


この二つの実験は

私達、個人投資家が「何に」投資すればよいか、とても良い参考になると思います。


私は株式は100%、S&P500ETF(VOO)に投資をしています。

(この二つの実験結果に、多少影響をうけています。)


みなさんには、ここまで極端なポートフォリオを薦めるわけではありませんが、

少なくともアクティブファンドやアクティブ運用のポートフォリオを組むよりかは

パッシブ運用のインデックスファンドをお薦めします。


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