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「もし、個々の株をしっかり見ていたとすれば、どんなに心が揺れるだろう」

「S&P500などのインデックス投資をすると心が穏やかになるので、さらに自分の考えが理性的になる」


「敗者のゲーム」の著者チャールズ・エリスの言葉です。(注、私の言葉ではありません)


「外科医が、自分の子供の手術では冷静でいられなくなるため、執刀しないのと同じだ。」

とエリスは続けています。


エリスが語る「投資における最悪の失敗とは」

「人生の様々な場面であり得ることだが・・・」

「投資における最悪の失敗は、感情が理性より強くなった時や、短期的視野が長期方針に買ってしまった時に起きる」

と、エリスは言います。


〇補足「投資と感情」というテーマについては

バフェットやマンガーを始め多くの著名投資家や、行動経済学の雄ダニエル・カーネマンなども「人間の脳や感情には欠陥があり失敗を犯しやすい(バイアス)」を強く訴えています。

投資をする際の「感情」に関する良い入門書としては、ノーベル経済学賞をとったダニエル・カーネマンのファスト&スローが有名かと思います。

一応リンクをつけてまして起きましたが、

人間の脳や心理に関する面白い様々な実験結果が、わかりやすく多数書いてあり、濃い内容に対してのコスパがすごくいい本のように思います。

(投資の本って高い本多いですからね。「証券分析」とか・・・)

りんりも大好きな本ですが、私だけでなく「東北投信のみらいさん」も持っているお薦めの本です。




投資をしていてば失敗は度々起こるものですが、時には取り返しのつかない損失もあります。

いずれにせよ投資で失敗すると、授業料は高くつきます。


エリスは言います

「この最悪の事態は、株式市場が下がり続け、投資家が最後に諦めて売ってしまう時に起きる」

「その結果、挽回可能な一時的損失を回復不能の損失として確定してしまうのだ」

「市場加熱時に極端に興奮して株式を高値で買うのも同様だ」


(短期のトレーダーの方はまた違う考え方があるでしょうが・・・)

米国に長期投資を行う方には是非とも忘れてほしくない言葉です。


昔から似たような事は何度も言われ、様々な本にも書かれているのですが、

なかなかどうして、人は自分で経験しないと(経験しても)わからないことがあるようです。





エリスお薦めの対処法

(投資で感情的になった時は)「一息入れて、1~10まで数えるのもいいかもしれない」

もっといいのは、

「私は5年後のことを考えているのだろうか?」「これから10年後も大丈夫だろうか?」と自分自身に問いかけることだ。

長期的視野に立ち、短期のミスターマーケット(市場)に振り回されなければ、最良の結果を生む。



りんり流おすすめの対処法

「インデックス投資がカギだ」とエリスも言っていましたが、

インデックス運用は市場の様々な罠から投資家を守ってくれます。

先程のエリスが言う最悪の事態「安値売り」も「高値掴み」も

S&P500のようなインデックスファンドならある程度、(個別銘柄よりは遥かに)防ぐことができます。


1111 (2)

〇米国株市場の長期チャートをみれば、「高値掴み」を何度カバーしてくれているか、一目瞭然でわかると思います。

(画像は米国株市場全体ですがS&P500もほぼかわりません)

〇またS&P500や米国株式の歴史をしっかりと認識していれば、

世界恐慌や70年代、ITバブルやリーマン級の暴落は、当然昔からあることだと割り切ることができ、慌てて安値売り等せずに保有し続けたり、安値の時に追加投資できると思います。




私自身も、S&P500ETF(VOO)に投資をしていたおかげで、

ブリグジット、トランプショック、金利上昇による調整、昨年12月などの下落時には、無事VOOを買増すことができました。

(それ以前は米国投資はしていませんでした。)

ただ、もしこれが個別企業に投資をしていたらとなると・・・

結果は変わってきてたのでは・・・とも思います。


個別企業にはこれらの市場全体が下落するリスク以外にも


個々の企業の決算の不調、予想外の高騰、倒産リスクや、高値掴みしたあと株価が戻らないんじゃないかと不安など・・・

様々な要因(罠)があるので、エリスがいうような感情によるミスが本当に起こりやすくなると私は思います。

(実際そのまま株価が戻らず倒産というパターンなどもありますので、本当に投資判断が難しいと思います)

余程自信や腕がある方、投資先の個別企業を知り尽くし、感情や精神がタフな方以外はインデックス投資を私は薦めます。


長くなってきたのでまとめます。


〇投資で失敗しないためには感情によるミスを防ぐことが大切

〇感情によるミスを防ぐ(減らす)には、S&P500のようなインデックス投資がおすすめ

〇さらにそれを活かすために、過去の米国の歴史を学んだり、感情を学ぶと効果は抜群


今日はこの言葉で閉めましょう。

紀元前6世紀の中国の思想家、老子曰く

「物事が分かっていたら予想するな。予想する人は物事をわかっていない」

未来の不確実性をしっかりと認識しつつ、できる限り失敗や罠を避けるようにして

これからも長期投資を続けていきたいと思います。





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