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りんりと言えばS&P500ETF(VOO)

VOOと言えば米国大型株のインデックスファンドなのですが・・・。

今回は少し視点を変え、米国大型株ブレンドファンド(バリュー・グロース両方の特徴を持つ企業に投資するミューチュアルファンド)についての興味深い資料をご紹介します。


1992年~1996年の5年間で、


741ファンドのうち211ファンドがこのカテゴリに属しており(モーニングスターによる分類)

全米国株式投信の資産の40%が、このカテゴリに投資されていました。


次の表をご覧下さい

第1群 総リターン 15.9% リスク 10.1%
第2群 総リターン 14.1% リスク   9.8%
第3群 総リターン 12.6% リスク   9.7%
第4群 総リターン 10.2% リスク 10.0%

平均 総リターン 13.2%  リスク 9.9%


このデータは、先ほどの211ファンドを「リターン」ごとに、25%づつ4つに分けたデータです。


ここの表からわかる最も重要な事は、

各ファンドはほぼ同水準のリスクをとっており、投資が得る「リターン」を分けたのは「リスク」ではありません。

(他にもいろいろ細かい点はありますが今回は省略します。)

では「何が」投資家が得るリターンに差をもたらしたのでしょう。



もう一つ表をご紹介します。

第1群 総リターン 14.2% リスク   9.8%
第2群 総リターン 13.8% リスク   9.9%
第3群 総リターン 12.5% リスク   9.9%
第4群 総リターン 12.3% リスク   9.9%

平均 総リターン 13.2%  リスク 9.9%


先程の211のファンドを、今度は「コスト」ごとに25%づつ4つに分け分類したものです。

(第1群が最もコストの低い25%のファンド、第4群がコストの最も高い25%のファンド。)

するとどうでしょう。

こちらもリスクは全群ほぼ変わらないのに、

明らかにコストが低いグループの方がリターンが高くなっています。


もちろんリターンの差の全てをコストで証明できるわけではありませんが

それでもコストによるグループごとのリターンの差、最大1.9%は見逃せない数値となっています。

(一見たった1%の差でも、複利では・・・)


またこの時の分析から

ファンドの経費率の1%の増加は
投資家のリターンを平均1.3%減少させるというデータがでています。

(先程の大型ブレンドのカテゴリに限れば、平均1.8%減少させました。)


また「なぜ経費率の増加1%が、単純に投資家のリターン1%の減少で済まないのか?」

という疑問に関しては、原因は正確にははっきりしていません。

ボーグル氏は、コストの高いファンドはそれだけ売買回転率などが高くなる傾向があり、ポートフォリオの取引コストやリターンにも影響しているのではと推測しています。


今回の結論はシンプルです。

〇「ファンドのリターンに確実に影響するのはコスト」

〇「経費率1%の増加は、投資家のリターンを1%以上、下げることにもなる」


NISAやイデコなどで投信やファンドを選ぶときは、(アクティブ・パッシブ運用に関わらす)

リスクやシャープレジオ等を見る前に、(もちろんそれら他の数値も大切なのですが・・・)

ます最初に「コスト」を確認(比較)することをお薦めします。



未来はわかりませんが、確実に将来かかるコストはわかります。

そして投資家自身の手で選択し、ある程度コントロールできるのがコストです。

「将来、少しでも高いリターン」を得たいなら、「今、少しでも低いコスト」で投資・運用することをお薦めします。






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