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世界の配当成長率は減速している。


2018年の配当金は全世界で1兆7000億ドルありました。

ロンドンの金融データ分析会社IHSマークイットは、

2019年の配当を1兆8000億ドル

全世界で約6%ほど増加すると予想しています。


ちなみに近年の配当成長率は

2016年 前年比 +3.3%
2017年 前年比 +9.4%
2018年 前年比 +14.3%

となっています。

2016年以来4年ぶりの低水準になる可能性があるとIHSは指摘します。

また米国に限らず、全世界(日本、アジア太平洋、欧州、中東およびアフリカ)でも配当成長は減速すると予想しています。


主な理由は

〇貿易問題や地政学的な緊張。
〇PMI(購買担当者指数)などの景況感が4年ぶりの低水準
〇一部企業がガイダンスを下方修正した。(経営陣が景気の見通しに弱気)

などがあげられます。

気になる米国は

米国の配当予想は6276億ドル(前年比8%増加)となっています。

(個人的には8%も増加するなら充分だと思いますが・・・)

伸び率は2018年度の10.6%から低下する見込みです。

2019年には減税効果が薄くなり、配当成長が緩やかなペースに戻るとのこと。

とはいえ高配当セクター、特に銀行系は最も高い16.1%の配当成長が見込まれています。

(そういえば、金融セクターはバフェットが・・・)




米国外では

〇新興国

エマージング・マーケット・インデックスが昨年約15%下落しました(S&P500は約8%)

ですが今年は、新興国の配当成長はブラジル9%、ロシア11%など

先進国を上回るとIHSは予想しています。

政府の事業に対する支配が高配当をもたらしているとのこと。

ロシアは債券も、ムーディーズがBaa3の投資適格債に評価を引き上げた点も気になるところです。


〇アジア太平洋

貿易問題が日本や台湾の輸出に影響を与えている。

特に日本は「配当し前向きな姿勢が見られない」と言われてしまっています(笑)

唯一いいのが中国で、配当成長率は前年の24%から下落するものの、今年も11%成長すると見込まれています。

〇欧州

2018年の9.3%から7.3%に低下する。特にドイツの配当成長率が減速すると予想しています。



以上IHSの予想を簡単にまとめてみました。

いつも口を酸っぱくして言っていますが、あくまでも予想ですので、

むやみやたら真に受ける必要はないと思います。

ただ、株価だけではなく

配当の成長も減速や停滞する可能性は考慮にあたいするのでは・・・

とも思いました。


では2019年配当再投資戦略はダメなのか?

いいえ、全くダメではありません!

こんな時こそ自信をもって続けるべきだと思います。

私見ですが、シーゲル教授の配当再投資戦略は株価が安かったり、期待されていない方が、将来高いリターンができる戦略だと思いますので、

多少配当成長率が落ちようとも気にせず、むしろ株価が安いうちにどんどん保有株数を増やすべきだと思います。

そして配当再投資戦略は長期投資でこそ活きる戦略です。

たった数年、配当成長率が下がったからといって気にする必要はありません。


一方で増配狙いの方は少し物足りない成長率になるかもしれませんが、

景気サイクルが一巡して回復~成長サイクルに入ればまた増配(配当成長率)は高い水準に戻ると思いますので、

特別な理由がない限りは変に売ったりせず気長に持ち続けるのがいいのではと思います。


さて久々に配当についてふれてみました。

1900~2016年のS&P500への投資リターン、(年率平均)9.5%のうち、

約半分の4.4%が配当から得たリターンだったというのは有名だと思います。


S&P500投資家のりんりにとっても配当は、多少なりとも気になるところなのですが、

あくまで予測ですし、短期的な配当成長率の変化に気を取られすぎてはいけません。

逆に正のブラックスワンが起きて、株価が急暴騰する可能性だってないわけではないのですから。


予想や可能性に気を取られ過ぎず

配当再投資戦略派の人はやるべきことを淡々とこなしていきましょう。

私も、2019年も今までどおりS&P500ETF(VOO)を買い続けます。



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