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30代 世界一の投資家ウォーレンバフェトの苦戦

1967年、ダウ平均が19%の上昇に対して、バフェットは35.9%の驚異的なリターンを出していました。

その一方、米国株式市場が上昇すると割安株はほとんどなくなってゆきます。


1968~1969年の上昇相場において、バフェットのアイディアはどんどん枯渇してゆき、

「自分の投資原則を曲げない限り、投資する価値のある企業を見つけ出すのが非常に困難だと感じている」とまで語っています。

そしてついに1969年1月にBPL(バフェトパートナーシップ)は解散しました。


重要な教訓

この解散からは自分の投資原則・哲学を貫くことの大切さがわかります。

バフェットの場合は、

〇割安株が見つけられない時は投資を控える。
〇キャッシュポディションが積みあがっても焦らない
〇マーケットや周りに流されない
〇焦らず待つ

といった所でしょうか。このスタイルは約50年たった今なお変わりませんね。





1970~1973年 

バフェットは、バークシャーハサウェイのためにいくつか銘柄を買ったものの、ポートフォリオの価値はドンドン減少し、ついに大きく含み損を抱えます。


「年末には普通株式の保有で1200万ドルを超える大きな含み損を抱えていました」


とバフェットは語っています。

この時の株式投資の成績はお世辞にも良いといえません。


1974年

ポートフォリオの現在価格が取得価格を大きく下回ったことを受けて、バークシャーハサウェイの株主のためにバフェットは次のように語っています。 


「それでも企業の本質価値という観点から考えると、我々の普通株式のポートフォリオは取得価格と比べても大きな価値を持っています。」

「年末の時点では大きな含み損を抱えていますが、長期的にはそのポートフォリヲが満足のいくリターンを得られると予想しています」


(去年末、バフェットと同じことを考えていた米国株式投資家は多いのではないでしょうか?笑)


更に評判も・・・

1974年時点で米国の新聞には、バークシャーハサウェイは株価すら記載されてません。


今では世界中から何万人もが押し寄せるバークシャーの株主総会ですが、

1974年はほとんど誰も参加していませんでした。

参加者のうちの二人はグレアムの授業を一緒に受けたコンラッド。そしてその兄弟のエドウィン

この三人で投資について何時間も話し込んだといいます。

控えめに言って、すごく羨ましいですが、傍から見たらすごく悲しい株主総会ですよね(笑)。




でも実際は

この時期のバークシャーハサウェイは、「保険事業」「再保険事業」は非常に好調。

イリノイ・ナショナル・バンクは毎年のように過去最高の業績を更新。

問題だった織物事業でさえ「設備投資の規模にふさわしい」とバフェットが語るほど利益をあげていました。

株価と企業の本質的価値や評判はかくもずれる時があります。


そして今回のオチ

実はバフェットの投資ポートフォリオ「全体」での成績はまずまずで、

1972年だけで680万ドルの利益をあげています。

主に、債券や裁定取引等からの利益です。


(いつからポートフォリオが普通株式だけと錯覚していた)


その後

1974年の市場全体の下落時、

バフェトが余っていた現金で更に買いに向かったのは言うまででもありません。

この時期にバフェットが買った株で有名なのはワシントンポストです。

その後、これらの仕込みがどうなったのかは語るまでもないでしょう。

当初は1060万ドルで購入したワシントンポストは2005年には時価総額13億ドルとなっています。

(配当を含めれば利益は更に・・・)


本日の教訓

〇自分の投資原則を貫き通す(周りに流されない)
〇含み損を抱えても慌てない
〇キャッシュを抱えても焦らない
〇本質的価値、事業の内容をしっかりと調べる。(評判はあてにならない時も)
〇株価に正当な企業の価値が繁栄されるまで時間がかかることがある。

〇分散投資は大切。特にアセットアロケーションの分散には注意を払う(株式市場が全体的に下落した時は、他のアセットが支えてくれる時もあるという事を忘れない。)

といった所でしょうか?


それにしてもバフェットはすごいですね。

この時期のバフェットはイライラした発言が多く、

(既に充分稼いだので)仕事を辞めて家族と多くの時間を過ごす発言、BPL解散など、

あまり投資をするのにベストな(心理)状態、コンディションではなかったとも思えます。

また市場もバフェットが得意ではない割高局面でした。

にも拘らずリターンはしっかりと出しています。

この辺は流石としかいいようがありません。私も見習っていけたらなと思います。

バフェットでも大きな含み損を抱えることはあるので、短期的な下落はあまり気にせず長期的な視野で投資を続けていきましょう。

参照 「ウォーレン・バフェットはこうして最初の1億ドルを稼いだ」



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