ヨーロッパ人と違ってアメリカ人は「高い教養を培わない」「数学ができない」「知性が足りない」などという皮肉があるそうです。

(ちなみにここで言う「高い教養」とは、絵画や音楽に詳しいとかゲーテに通じているとかそんな感じです。)

その一方でヨーロッパ人も(そしてアジア人や私達日本人も)ジーンズを履いたり、コーラを飲んだり、iPhoneを使ったり多くのアメリカ企業の商品を使用しています。

最たる例はパソコンで、ヨーロッパの教養の高い知識人でさえ、マイクロソフトのワードを使って「教養のある」文章を書き、途中調べ物をするときにはGoogleを使います。

(「教養」に関しては日本人のりんりにはよくわかりませんが)

創造性なら間違いなくアメリカが勝っていると言えるでしょう。


アメリカの創造性

アメリカ創造性が高い理由の一つとして「見通しの立たない状態でのチャレンジ、試行錯誤に寛容だ」という点があげられます。

最近では日本でも「スタートアップ」という言葉をよく聞くようになりましたが、

「0 to 1」つまりゼロから何かを生み出すための創造性とそのリスクを許容し、草の根レベルにあるひらめきに水を与え育てる文化・環境こそがアメリカの強さの秘密の1つだと思います。

具体的な例で言うと、PayPalの創業者で、フェイスブック等のスタートアップ企業への投資で成功した「シリコンバレーのドン」ピーターティールの発言や本を読むとイメージしやすいのかもしれません。

一応アマゾンのリンクを張っておきます。(参考までに)





(この二冊の本は読みやすくておもしろかったです。投資家だけじゃなく、副業等で新たに事業を起こそうとしている方や、ブロガー様にも参考になるかと思います。)


今のヨーロッパや(残念ながら)日本も少し遅れている点だと思います。

ちなみに、日本もマネばかりではないと具体例をあげながらピーターティールは話してくれています。

でも実際米国ほどの革新性・創造性は今の日本には・・・(あくまで個人の感想です)

以前読んだ資料では、昔のヨーロッパは一つの国で失敗したりアイディアが受け入れられなくても、別の国へ行って成功するというチャンスもあったそうですが、EUとグローバル化の代償でそういう再チャレンジの機会も減ったそうです。

ともあれ、ここ20年くらい世界のイノベーションを引っ張っているのは間違いなくアメリカ企業でしょう。



そしてここからが本題

現在のアメリカの大企業は創造的な部分、構想やアイディアを生み出すことに特化していっています。

例えば「ナイキ」。靴は作るよりもデザインする方が儲かります。

ナイキはノウハウやアイデアを考え企画しブランド力を高め利益を上げています。生産(単純作業)は発展途上国にある下請け工場がを担当します。

コカ・コーラやボーイング、アップルなど多くの米国大企業も同様で、利益率の高い事業に集中し、利益率の低い事情は切り離したり、下請け等に分散しています。

アメリカは「利幅の少ない仕事」「拡張可能性の低い仕事」つまり「時間や労働力で稼ぎが決まる、儲からない仕事」を他国に輸出しているとも言えるでしょう。


アメリカ経済はアイディアを生み出すことに力を入れています。

(そのため製造業の仕事が減るという問題もありますが)

そして現在の世界経済のあり方は、(良くも悪くも)アイディアの部分にお金が流れるようになっています。

この世界経済の上流部分、一番おいしい部分をしっかりと抑えていること。

そして企業や投資家がそこに集中しお金を注ぎ込むこと、そして新しいアイディアを生み出しやすい文化や環境。

ここがアメリカとアメリカ企業の強味の一つだと考えます。

(そしてアメリカに根付いたこの文化や価値観はそう急には変わることはないでしょう)


最後にピーターティールがいつも問いかける質問で今日はしめたいと思います。

「誰も築いていない、価値ある企業とはどんな企業だろう?」

是非、投資をする時や新しい事業を起こす時には、この言葉を自身に問いかけてみてください。


答えが見つからない人はS&P500に投資をすることをお薦めします。



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