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ジェレミーシーゲルの「Stocks for the Long Run 」の初版は1994年に発売されました。

日本人投資家にも「株式投資」の邦題で翻訳されていて、割と有名な投資本だと思います。

(りんりも持っています)

今回はそのアフリエイト記事ではありません!笑。

米国でも大ヒットとなったこの本ですが、米国での同書に対するおもしろい評価を見つけましたので簡単に紹介します。


シーゲル教授の同書により「人々は歴史的な統計を参考にして、自分たちが株を恐れ過ぎていたことを悟った」と言います。

一方で「大衆は10年前に比べて株式市場のリスクを低く見るようになった」との意見もあります。

これらの「現象」はこの本によって人々が本当に新しい知識を手に入れたことが原因なのでしょうか?

りんりのブログらしく少し過去を振り返って見ましょう。



実はこの「現象」は特に目新しいことではありません。


1924年にエドガー・ローレンス・スミスは株式投資と債券投資の歴史的な比較を数多く行い

「保有期間が長期に渡れば、常に株式の方が優秀な実績を上げている」と発表しています。

「株式は概ね他の投資対象を上回る」と著した、彼の本は1924年にベストセラーとなっています。

また、同時代の評論家ケネス・バン・ストラムとともに債券への投資にも(インフレ等により)リスクが付きまとう事を指摘しています。


しかし、1929年にアービングフィッシャーは

「これらの著作は投資の世界に爆弾を投げ込んだ」と批判しています。

大衆がこれらの著作を学習した結果、1920年代の強気市場と暴落が起きたと彼は指摘します。




シーゲル教授の本の発売前の1991年に行われたアンケート

(長くなるので詳しい調査内容は省略しますが)

「(略)20年以上の視野で考えれば、もっぱら株式に投資すべきである」

同意する  84%
同意しない 16%

「1860年以降どの30年をとっても、米国債が株式を上回る実績を上げたことがないという主張」

何度も聞いたことがある 52%
1~2度聞いたことがある  22%
聞いたことがない    26%

こちらも74%の人が聞いた覚えがあるという結果となっています。

つなり、シーゲル教授の「株式投資」の発表前に、既に米国投資家にとって、同書の内容は一般認識になっていたといえます。

もちろんシーゲル教授の研究は、過去の膨大なデータや統計で、これらの認識に圧倒的で合理的な根拠と証拠を与えたという意味で重要ですし、その労力と分析力は尊敬しています。


しかしこれらの事実を合わせて考えると、


「株式投資」という本に対する評価が少し変わってくるかもしれません。

私は少なくとも、「これだけ読めば」「この1冊だけで」、「投資が成功する」というような本はまずないと思っています。

そんな本があったらぜひ教えてもらいたいものです。

(しいていうなら、S&P500などインデックス投資系の本でしょうか?。でも私はそれでも足りない気がしますけど・・・)

「歴史は繰り返さないが韻を踏む」といいます。

新しい知識を得ることは重要ですし、投資本やブログを読み勉強することは重要で素晴らしいですが、

1冊読んだからと安心せずに、どんどん学習することが大切だと思います。

この世界には、私やあなた、そもそも人間が知らないことの方が、知っている事より多いのですから。

何冊か本を読んだからといって油断せずに、「無知の知」を今一度認識して勉強を続けることをおすすめします。

私はすごく無知でばかなのでこれからもどんどん学習を続けます。

昨日より今日、一つでも賢くなればいいんです。

それを毎日続けることで、全く学習しない人と比べ、将来膨大な差となり、あなた自身を助けてくれることになるでしょう。

りんりの唱える「人生全て複利論」です。

これからもりんりはコツコツとS&P500投資と学習を続けていきます。




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