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投資とは「現在確実に得られる幸福や価値を放棄して、将来より多くの幸福や価値を受け取ろうとすること。」という定義の仕方があります。

私はこの意見に概ね賛成です。

例えば、企業が稼いだ利益を事業に再投資して更なる利益成長を狙っても、結果がどうなるかは誰にもわかりません。株価も同様です。

未来は予測不可能ですから、将来の株価や投資先の将来の価値は不確定要素=リスクとなります。

そんな不確定な未来に投資する、勇敢な長期投資家の強い味方が「配当」です。


まずは配当の基本を復習します。

〔配当の弱点]

配当にはその都度税金がかかるので、税金の繰り延べ効果がないという弱点があります。

ウォーレンバフェットも配当より自社株買いを薦めています。実際バークシャーは配当を出さずに、株価が本質的価値を下回ると自社株買いを行う事で有名です。

〔配当のメリット]

配当には、ほとんどの米国企業は3カ月に1度、ほぼ確実にお金を貰う事が出来るというメリットがあります。

未来は予測できません。将来に税金等を先送りしても、
企業の株価や価値そのものが大きく下がってしまうとあまり意味をなさなくなります。

しかし、配当はその都度利益を確定して、現金を貰えるので、その様な心配はほぼありません。

また、企業の業績さえ安定していれば、下落相場で株価が落ちても、配当で利益確定しながら株価の回復を待つことができます。


例えば、現在AT&Tやアルトリアなどは6%近い配当利回りがあります。

単純に10年持ち続ければ、投資金額の60%は回収できることになります。

さらに増配があったりや配当金の再投資を行えば、例え株価が横ばいでも投資家に充分なリターンをもたらすでしょう。

いわゆるディフェンシブ銘柄は、安定した業績・利益・財務状況・企業規模・株価などのメリットの他に「配当」という大きな保険がついているということも忘れてはいけません。

(擬似債券のような扱いもいいかもしれませんね)





以前のブログ記事の引用

詳しくはこちらの過去記事もご覧ください。

配当と株価の連動性の復習



1929年9月の世界恐慌前の株式市場のピ―クから1932年6月の株価の底までの間に


S&P株価指数は81%下落しましたが、配当は11%しか下落しませんでした。

また10年単位で見た場合でも、1930年からの10年間で米国市場全体で株価の下落はー5.6%でしたが、配当平均が4.4%だったのでトータルリターンはー1.1%に留まっています。


さてここからが今日のメインテーマです。

「株価と配当の連動性」について補足

記事上のグラフをご覧ください。

出典 market volatolity 

1871年~2000年までのS&P株価指数(インフレ調整後)と「配当の現在価値」を表したグラフです。

一目見てわかるように、株価は大きく振り子のように上下し、大きく市場サイクルを描いています。

(2000年で株価が急騰しているのはドットコムバブルのためです)


一方、配当の現在価値は非常に安定して、緩やかな右肩上がりの傾向を見せています。


もちろん個別企業でみれば減配・無配の会社等もあったでしょうが、市場全体で見ればほとんど変動はみせません。


特に注目してほしいのは

1929の世界大暴落のあとの世界恐慌とその後約20年間の景気後退~回復局面です。

1929年9月ピ―クから1932年6月の底までに株価は80%以上下げ悲惨なものとなりましたが、配当の現在価値は3.1%しか下落していませんでした


この理由は配当の下落が急激でなかったり、下落しても長続きしたかったためです。

リーマンショックの時も増配が途切れたり、減配・無配になった企業は多数ありましたが、その後配当が再開・回復するまでにそう時間はかかりませんでした。


このデータからも株価と配当の連動性はほとんどなく、配当は市場サイクルや株価の影響をあまり受けないという事がわかると思います。


(逆に言えば、株価や景気が好調な時期でも、配当は緩やかにしか上昇していません。ですのでそういう場面では物足りなさを感じたり、どうしても軽視されがちになるのかもしれません。)



しかし、現在は成長の鈍化や景気後退など予想されている状況です。

その都度、確定し得られる利益。クッション。保険。副収入としてなど・・・

「配当・インカムゲイン」の魅力

更に、受けっとった配当を再投資して、株の保有数を増やして
アクセルとし、その後の回復~上昇サイクルに備えるという戦略を今こそ再検討してみてはいかがでしょうか?


高配当銘柄、連続増配銘柄、大型優良企業、VYMなどのETFなど選択肢は様々ですが。


少なくとも配当を貰い続ける事によって、何もしないサラリーマンよりは間違いなく生涯年収はアップします!


私は個別銘柄はやりませんが、VOOの分配金を利用して(BNDも)分配金再投資戦略で、株安を利用して徐々にでも確実にVOOの保有数を増やしていきたいと思います。


配当戦略に限らず、みなさんも各々信じて選択した投資戦略、哲学、計画がおありかと思います。

年末年始から、ポジティブなニュースやネガティブなニュースが日替わりで目まぐるしく飛び交っております。

くれぐれも情報に振り回されて、冷静さを欠き、自分の本当にすべきことを見失わないように注意しましょう。

りんりとS&P500、そして「配当金」はあなたの味方です!



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