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ハムレット曰く

「予期せぬ結果に直面した時に躊躇してはならない」

「なぜなら、本来決断などは薄ぼんやりとした考えの積み重ねから生まれるのであり、(中略)」

「断固たる企みも、(中略)行動を未だ伴っていない」


つまり、ハムレットは「躊躇して行動しないこと」=悪としています。

(彼は躊躇したばかりに挫折を経験しています)


私はこの考えに概ね賛成ですが、この意見が「全て」に当てはまるとは思いません。

例えば、元に戻せないような意思決定を行う場合、躊躇することが武器にもなりえるのです。


「未来=リスク」

(極論ですが)逆説的に考えれば、未来がなければリスクはほぼなくなります。

「時間」は複利運用をする長期投資家にとっては大切な味方ですが、一方でリスクに姿を変えることも忘れてはいけません。

未来こそ、予測不可能な真のギャンブル場なのです。




元に戻せないような決断のほとんどは「不完全な情報」に基づいてなされます。


「タクシーに乗るか、地下鉄にのるか」という些細な決断から、「中国に自動車工業を作るか、ブラジルに作るか」というような問題まで・・・

未来に対する決定には不確実性が伴います。


「一度決めたらもう後戻りできない」ような意思決定を行う時には、「躊躇」は大きな意味を持ちます。

なせなら、そこでひとたび行動を起こしてしまえば、「新たな情報」を入手できるまで待機するというオプションはなくなってしまうからです。

結果が不確実であればあるほど、躊躇することの価値は大きくなります。


世界一の投資家ウォーレンバフェットも保留する。

ウォーレンバフェットは投資に関する情報を判断をする時、

「決定」「未決」「難しすぎる」と三つの箱を用意して、情報を整理し決断を下しています。

勝率が高い時、自信をもって「決定」できる時、

つまり勝てると判断した時だけ動けば(投資すれば)いいのです。


もし未来が不確定(不確定要素が多すぎる)な状況で、後戻りできない決断を下す際は、

「イエス」「ノー」のほかに

「躊躇する」(見送る・保留する・待つ)という選択肢があることを忘れてはいけません。


〔誤解しないで頂きたいのは・・・]

全てにおいて「躊躇しろ」といっているのではありません。

やり直しがきくことや、失敗してもかすり傷ですむような事、成長の糧になるような失敗なら(ハムレットのように)躊躇は無駄とばかりにどんどんチャレンジすればいいと思います。

ニコラスタレブのいうところの「反脆弱」を武器に成長していけば、大きな成功が得られるでしょう。

しかしながら、リスクの性質・度合によっては躊躇が武器になる時もあるという事を忘れてはいけません。

投資をする際には、躊躇が有効な場面が度々現れます。

全くリスクを恐れずに何でもかんでもギャンブルを繰り返すのは、勇敢ではなくただの阿呆です。

取り返しのつかない事態に躊躇することは当たり前です。全く問題ありません。

変に自分の感情に逆らおうとせず、

一度躊躇すると決めたら、周りが何と言おうと躊躇して、新たな情報が入ったり、状況の変化や、未来のリスクが許容できるまで下がるのを待つべきです。

もちろん、未来を知るための努力は行うべきですが・・・

決断や行動を焦ってする必要はありません。


若さゆえの無謀は美しくさえありますが、

賢明な投資家はリスクをしっかりと計り、リスクの大きさやリスクが不確定な時には、「躊躇をする」したたかな強さも兼ね備えて投資をしていくことが重要だと私は思います。


私自身はというと・・・即断即決。思い立ったらすぐ行動してしまうタイプです笑。

実際、パソコンやIT関係が本当に苦手なのに、根性で何とかなるという気持ちで、ろくに勉強もせずブログを始めてしまいました。

(未だエクセルも使えませんが何とか続けています。笑)

しかしながら、現実として(一度死んだら生き返れないというように)

根性だけじゃどうにもならないリスクは存在するわけですから、リスクに応じて躊躇したり、保留する知恵も身につけていきたいと思っています。

みなさんも、一時の感情や周りの意見、自分の性格に振り回されずに、

客観的にリスクを測り、それに応じて適切な対応し、不確定な未来と上手に付き合っていきましょう。




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