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前回のブログで社会心理学者アッシュのついて紹介しました。

詳しくはこちらのリンクから↓

ソロモン・アッシュの実験


実はこの実験結果の発表から3年後、心理学者のモートン・ドイッチュとハロルド・ジェラードはアッシュと少し設定を変えて実験しました。


〔モートン・ドイッチュとハロルド・ジェラードの実験]

基本的な内容はアッシュの実験と同様ですが、

二人の実験では、グループのメンバーは互いに顔を合わせることなく「匿名のまま」行いました。

他のメンバーの答えは、電子機器を使って間接的に伝えられました。自分も同様に電子機器で解答します。

つまり、アッシュの実験と違い、他のメンバーの前で立ち上がって解答する必要はありません。

それ以外の点は、アッシュの実験と全く同じです。

(詳しい実験内容は前回のブログをご覧ください)


〔結果]

アッシュの実験とほぼ同じ割合(約3分の1)で、
被験者は意図的に間違った答えを解答しました。


この結果からモートン・ドイッチュとハロルド・ジェラードの二人は、

「他の人が全員間違えるはずがない」という思い込みが原因だと結論づけました。


この実験は「他のメンバーの前で反対意見を表明する恐怖」だけが原因というよりも、

「多くの人々が自分と違った結論に達しているという情報」に影響を受けたと言えます。


この行動は、実は日常生活においては合理的な行動といえます。

単純な問題について、多人数の集団が同じ判断をする場合、ほぼ確実に集団の答えは正しいという事を私達は経験から学んでいます。


二人の実験からアッシュの実験で被験者が示した不快や苦痛の理由の一つは、「自分自身の感覚や解答がどこか頼りなく感じ、自信が持てなくなった」事が原因とも考えれます。




いずれの実験でも、「例え、匿名やネットを通じてでも」他人と違う事をすることは容易ではないことがわかりました。


しかも、自分の目で見た確かな証拠と答えがある上記の実験と違い、

株式市場では明確な答えや未来の確かな証拠があるわけではないのですから、投資家が自分の判断にあまり自信が持てなくなっても不思議ではありません。


しかし、株式投資で成功するには、株式市場の評価など他人に流されない力が必要となります。

でなければ、群集心理に引っかかり、バブルや暴落に巻き込まれたり、他人に流されて「高値買いの安値売り」を繰り返すこととなります。

ベンジャミングレアムや初期のバフェットは、他人が見向きもしない放置された株を見つけ保有することで大きな利益をあげました。


個別銘柄投資だけでなく、例えインデックスに長期投資する場合でも、間違いなく他人やメディアから何らかの影響を受けます。

その影響力を過小評価せず、情報や他人の意見とうまく付き合っていきましょう。

何事もバランス、良い距離感が重要だと思います。


最後となりましたが今年もりんりは皆さんの成功と繁栄、健康を祈っております。

どうか今後とも末永くりんりのブログをよろしくお願いします。



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