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「金の経済を知る人は多し、時の経済を知る人は稀なり」


明治の海軍中将、秋山真之の言葉です

司馬遼太郎の名著「坂の上の雲」の主人公の一人としてもお馴染みですね。

東大を中退後、海軍大学校を主席卒業。

「智謀、湧くが如し」と評される天才参謀です。

日露戦争では、旅順封鎖作戦やバルチック艦隊迎撃する「7段構えの戦法」を立案し、日本海海戦の勝利に大きく貢献しました。

りんりは秋山兄弟が大好きなので、語りだすといつも以上にとまらなくなる恐れがあるので・・w

今回は要点だけ絞って記事にします。

まずは、冒頭の

「金の経済を知る人は多し、時の経済を知る人は稀なり」

この言葉は、投資家、特に長期投資をする方は、是非心に留めておいて貰いたい言葉の一つです。



また、秋山真之は読書家としても知られてます。


実際に秋山真之は漢書・洋書、古代・近代、陸戦・海戦、問わずあらゆる兵書を読み漁り、源平合戦時のの伊予水軍の戦法を応用して対バルチック艦隊用の戦術を編み出しました。

読書について真之は、教え子たちにアドバイスを送っています。


「ただかくの如きもある、是もある、という知識の増加で力は増加しないのである。」

「兵書より得たるところを自分にて種々様々に考え、考えた上に考え直して得たる所こそ、実に諸君の所有物である。」


この教えは、読書だけに留まらず、投資や資産運用にも通じる言葉ではないでしょうか?


初心者の方やこれから投資を始める方は、特に気を付けるべきポイントです。

世の中には投資についての、いろいろな意見や本、情報などがあふれています。

たくさん読むこと・学ぶことのはもちろん大切です。

しかし、あれもこれもと様々な投資手法に振り回されたり、人に流されたり、言われるがまま受け入れるのではなく・・・

自分の頭でよく考えること。そして考え抜いたうえで実践することの大切さを改めて感じる言葉です。



そんな秋山真之の著書「海軍基本戦術」の中から投資に応用できそうな部分をいくつか紹介します。

有形的要素と無形的要素

真之は各、戦術・戦略は、兵力や兵器などの「有形的要素」と心理・有形的要素の運用方などの「無形的要素」があると大別していました。

「無形的要素」は成果が見えづらく、軽視されがちだが重要だと語っています。

(「心理的要素」や、今ある資源・資産を「効率よく運用する」大切さは投資家も同様ですね。)


兵理

「優勝劣敗」が兵理の原則であるが、優劣は単に「力」の優劣で決まるものではなく、「時」と「地」の価値も考慮しなくてはならない、と著しています。

「地」は地形など。「時」は、時間・天候・運などです。

「力を増大させるのは容易」としている一方で、

「地形を変化させることは至難」「時象を変化させるのは不可能」と、

「人の力の限界」や「運の要素」もしっかりと説いています。

(「時」は投資家も忘れてはいけない要素ですね。)

この三素の調和均衡を得ることこそ、兵術の要旨であると真之は言います。


いずれも真之が海軍大学校で教官時代に教えていた内容です。

戦争だけでなく、経営や人生、投資に役立つような教訓が、他にもたくさん詰まっている一冊です。


真之は、(海軍は)大勝利に終わった日露戦争後に「勝って兜の緒を締めよ」と訓言していました。

しかし、その40年後の第二次世界大戦で海軍は・・・

ある米国将官は、孫子の兵法を見て「なぜ、こんないい兵法書があるのになぜ日本軍は・・・」と語ったとか・・・w

(ちなみに、日本は孫子の兵法を「高く評価」し、米国は孫子の兵法を「よく運用している」というジョークがあります。)


私達、現代の投資家も、「過去の事」「軍事の事」だから自分には関係ないと、

昔の教えを軽視していると、第二次世界大戦の日本海軍のようになってしまうかもしれませんw。


「歴史は繰り替えなさいが、韻を踏む」という格言もあります。


もちろん過去が全てではありませんし、未来がどうなるかはわかりません。

しかし昔の本や教えの中には、投資家が学ぶべき教訓がたくさん詰まっているように思えます。


流石に明治時代の軍学書は事前知識があるりんりでも読みづらくオススメはしませんが(笑)

ベンジャミングレアムやテンプルトンあたりの少し古い投資家の本も読んでみると、おもしろい発見や教訓が見つかるかもしれません。

正月休みなど、時間がある時に、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?




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