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ウォーレンバフェットの名言の一つに

「大きな過ちを犯さない限り、投資家が正しく行わなければならないことはほとんどない」

というものがあります。


では、「大きな過ち」とはどうして起こるのでしょう?

投資の過ちの多くは「分析・知識上の問題」または「心理的・感情的な問題」から起こります。


「分析・知識上の問題」

集める情報が少なかったり、不正確だった。間違った分析のプロセスを踏んだ。必要な計算を怠るなど・・・。

(特に個別企業に投資経験のある)多くの人は、この原因による失敗の経験に心当たりがあるのではないでしょうか?

「分析・知識上の問題」を抱えたまま、リスクの高いポートフォリオ組んでいた場合、大きな損失を抱えてしまう可能性は充分にあります。

充分に分散されたリスクの低いポートフォリオでは、万が一「分析・知識上の問題」があったとしても影響は比較的少なく済みます。


昨日、市場に長く居続けることで得られた利益について記事にしました。

昨日の記事 1980~2012米国市場に居続けた場合のリターン

大きな落とし穴を避け、市場に長時間留まることの重要性がわかるデータでもあります。


市場に長く居続けさえすれば、充分なリターンは狙えますので、

一般的な投資家の方は、リターンを最大化することに努力をむけるより、過ちや大きな落とし穴をさけることに力を注いだ方が、長期的には上手くいくと私は思います。


もしろん「分析・知識上の問題」は、経験や技術を詰むことによって、改善される部分も多々あります。

(いろいろな手法があるため今回は具体的な方法まで言及するのは避けますが)

日々の経験と投資の勉強することの大切さも忘れないようにしたいものです。


また「S&P500」などインデックス運用をすれば「分析・知識上の問題」のほとんどは簡単に回避可能だという事も付け加えておきます。




「心理的・感情的な問題」


上記のような理由から、「S&P500に長期投資しているりんりのブログ」ではどちらかというと「心理的・感情的な問題」について扱う事が多くなっているような気がします。

インデックス投資やパッシブ投資が失敗する原因の多くが、この問題によるものです。

こちらに関しても、細かく見ていくと様々な原因がありますが・・・


今日は「想像力の欠如」「周りの人に流される危険性」について

りんりのブログらしく歴史の話を一つ。最近世界史の話ばかりだったので、たまには日本の話でもしていきたいと思います。


江戸古川の富岡八幡宮祭礼に向かう人々は突如「ブラックスワン」に襲われます。

1807年8月、群衆が永代橋を渡ろうとすると、重さに耐えきれず、橋の中央部が崩落。

さらに何も知らない群衆は前へ、前へと詰めかけ、先頭の方にいた人から次々と転落していきました。

さながら「ところてん」のようだったと、江戸時代後期の随筆集「兎園小説」に描かれています。


どこまでが本当かという真偽はともかく、

死傷者、行方不明者1400人以上の大事故となった最大の原因は、永代橋は築100年以上経過し老朽化が進んでいたことがあげられています。


というように、いつも通り、後付けでは、納得のいく原因がしっかりとわかります

しかし、その事件の前日に「明日橋が崩れる」と予想しながら橋を渡った人はいなかったでしょう。

一年前に橋を渡った人達も同様です。

今回この話から私達が得るべき教訓は「想像力の欠如」「周りの人に流される危険性」はもちろんですが、他にもあるように思えます。

(余談ですが、ブログの最初の写真はりんりの地元、八戸市の橋です。上の写真は明治初期、そしてもうすぐ老朽化対策の工事が始まります。)




ナシーム・ニコラス・タレブ氏の提言した「ブラックスワン」の特徴

①予想できないこと
②非常に強いインパクトをもたらすこと
③起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がされ、実際よりも偶然に見えなくなったり、最初からわかった気にされられること



繰り返しになりますが、大きな間違いや落とし穴をさけ、市場に長く居続けることが、複利で資産を増やす、長期投資の大前提となります。

特に長期投資家の方は、大きな利益をあげることよりも、「どうすれば間違いを避けれるのか」をまずは考えていくべきだと私は思います。


最後はハワードマークスの言葉で閉めたいと思います。


「古いタイプの投資家がいる。大胆なタイプの投資家もいる。しかし、古いタイプの大胆な投資家はいない。」

りんりも「大きな過ちを避け」できる限り市場に居続けたいと思っています。


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