20181126c (1)


上記のグラフはダウの実績値を使ったモンテカルロシュミレーションになります。

簡単に説明すると積立投資をして、「15年目に1929年にあった世界恐慌クラスの大暴落があったらどうなるのか」というシュミレーションになります。

(東北投信を運営するみらいさんが作成したものを許可を得て転載しています。)

〇赤いラインが、毎年6%の複利で運用した成績(理想的な運用)
〇白いラインが、元本(白線より下は元本割れ)

〇その他の線がダウの実績を元に乱数で運用成績を決めた、20通りのシュミレーションがなされています。(S&P500も似たような結果になるとのことです)

〇15年目~19年目が世界恐慌時と同じ年次リターンとなります。

1929 -17.17% 
1930 -33.77%
1931 -52.67% 
1932 -23.07% 

(ちなみに当時ダウは約4年で5020ドルから796ドルまで値下がりしました。)

全ての長期投資家、特に最近、積立NISA、イデコ、投資信託などで投資を始めたばかりの初心者の方には是非ご覧になっていただきたいシュミレーションです。

更に詳しいシュミレーションの説明はこちらから。
東北投信のホームページ


さてシュミレーションをご覧になっていかがだったでしょうか?

ダウやS&P500という指数でも、積立後半で大暴落をくらえば、資産が減るどころか容易に元本割れし、それまで積立ててきた時間もお金もあっという間に水泡に帰してしまいます。


あくまでも一つのシュミレーションですが、過去には実際にあった出来事ですし、これから絶対起きないとも言えない出来事です。


少し異なりますが、似た事例として記憶に新しいのは、東日本大震災です。

歴史上過去にも何度か大きな津波被害があったにも関わらず、多くの地域でそれを活かすことができず、大きな犠牲を生んでしまいました。

東北民としてとても残念に思います。

しかし、私自身、地震が起こる前日も、当日の朝も、これから大地震が起こるなんてかけらも思いませんでした。また地震が収まった直後でさえも、津波や原発で実際にあそこまで被害が広がるなんて予想だにしませんでした。

「滅多にない」「まだ自分が経験していない」「いつも大丈夫」だからといって絶対起きないわけではありません。

地震や自然災害だけではなく、それは投資にも言えることです。明日大暴落が起こる可能性も、0ではないという事を忘れてはいけません。

所謂「ブラックスワン」には相当な注意を向ける必要があります




ナシーム・ニコラス・タレブ氏の提言した「ブラックスワン」の特徴

①予想できないこと
②非常に強いインパクトをもたらすこと
③起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がされ、実際よりも偶然に見えなくなったり、最初からわかった気にされられること


私の尊敬するタレブ氏の有名な「ブラックスワン」です。


ですが冒頭のあのシュミレーションを見た方は、「ブラックスワン」に対抗する一つの「反脆弱性」を手に入れたことになります。


なぜなら15年目に世界恐慌クラスの「大暴落がくる可能性」と「被害を認識」できたからです。


全く予期せずに、15年目の大暴落というブラックスワンがノーガードで直撃すれば、先程のシュミレーションのように元本すら容易に吹き飛びます。

しかし「①予想できない」のが問題なのであって、予想できてしまえば対策ができます。


15年目の(投資期間の後半)の大暴落に備える方法は意外とたくさんあります。

〇株式以外のアセットを分散する
〇年齢や積立の残り期間に応じて資産配分を変える(現金、金、債券、MFF、など安全資産を増やす)
〇回復局面に備え、暴落時に買い増す。
〇(時間が許す限り)暴落後も積み立て投資を続ける。
〇投資期間の残りから逆算して、定期的に利確等する。
〇株式以外のキャッシュフローを充実させる。(副業や不動産、太陽光など)
〇そもそも余剰資金でのみ投資をする
〇投資後半ではレバレッジやフルインベストメントしない


などなど、暴落への対策や投資の出口戦略は多々あります。

割と王道な、当たり前の方法を並べてみましたが、直撃さえ防いで下落幅を抑えれれば、または時間さえあれば、暴落から立て直す方法は全然あります。


できれば「暴落が起きて資産を減らしてから立て直す」より、「暴落が起きる前に備えて資産を減らさない」ようにする方がより賢明なように思います。

備えあれば憂いなしと言いますが、正にそのとおりだと思います。

(実際にはいつくるかわからないので、本当にやっかいなのですが)

とにもかくにも、滅多にないブラックスワンにこそ備えなければと思う、今日この頃です。





最近はよく、「これ一本でOK」「積立投資すれば何もしなくてOK」「長期積立ては安全。確実に資産を増やせる」などと投資を単純化、簡略化し過ぎているような気がします。


(特に初心者の方や初心者向けの投資商品などの売り文句など)


もちろんインデックス運用やパッシブ運用は素晴らしい投資法であり、りんり自身S&P500ETF(VOO)に投資しています。


しかし、「それだけで充分」「それでだけで万能」「それさえ投資すれば全てOK」「将来の資産が必ず、絶対約束される」というような投資方法はないと私は考えます。


本当に「積立」さえしていればいいのでしょうか?

本当に投資の知識や経験はいらないのでしょうか?

本当に何もしなくていいのでしょうか?

これ一本でOKなのでしょうか?


投資している本人が、それでいいというならいいのですが、結局最後に自分の資産を守るのは他でもない自分自身となります。

(勘違いしないで頂きたいのは、りんりは積立長期投資には大賛成です。しかし、それだけでは足りない、不充分なのではと感じているのです。)


ただ単に、りんりがビビり過ぎているだけなのかもしれませんw。

しかし私は後悔しないよう、これからも将来の起こるリスクについて、勉強し、考え続けようと思います。



↓もしよろしければ一日一回応援クリックして頂けたら励みになります↓

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング