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株式市場サイクルの各局面においてどんな投資が有効か。

今日はセクター単位で考えてみたいと思います。

昨日に引き続き、市場サイクルの話になりますので、こちらも参考にご覧ください。

↓昨日の記事はこちら↓

景気サイクルが今どの位置にいるのか


今日は株式場サイクルを、「下落」→「回復」→「加速」→「減速」の四つに分けて考えていきたいと思います。

(1996年1月から2018年10月までの期間の分析になります。近年の市場サイクルのみの分析という点にご注意ください。ブルームバーグのデータを元に分析しました。)



「下落局面」

〇下落局面(暴落時)に有効なセクターは「生活必需品」、「ヘルスセクター」が有効となりました。

(これは割と有名ですね)

〇当然ながら、ほぼ全てのセクターがネガティブな結果となりました。

調査期間内ではITバブル崩壊時とリーマンショック時が主な期間となります。


「回復局面」

〇下落局面からの回復時には、「金融」「素材」「一般消費財」セクターが有効なとなりました。

〇また不動産も好調でした。

〇逆に「公益」セクターはあまりいいリターンをもたらしませんでした。


「加速局面」

「資本財」「金融」「情報技術」「コミュニケーションサービス」セクターが好調でした。

〇逆に「生活必需品」「公益」「ヘルスケア」は振るわず、そのセクターに投資した方は我慢が必要な時期となりました。


「減速局面」

減速局面は一時的な減速時(1998~1999。2010~2012など)と、暴落に繋がる減速時(ITバブル前やリーマンショック前)で違った特徴がみられますのでそれぞれ解説します。

〇一時的な減速時は「コミュニケーションサービス」「情報技術」「一般消費財」「ヘルスケア」が有効で、「資本財」「素材」「金融」が振るいませんでした。

〇暴落に繋がる減速時は「公益」「エネルギー」が有効で、「情報技術」「一般消費財」が振るいませんでした。





二度のバブルがセクターに大きく影響を与えていると感じる結果となりました。

残念ながら、全ての局面、サイクルに有効といえる「セクター」はありませんでした。


今回のデータから考える有効な対策

①セクターではなくS&P500や米国市場全体に投資して、リスクを分散する戦略。

②市場サイクルを意識して、セクターや個別株の比率を変える戦略。

の大きく二つの戦略があげられます。

当然、①の方が簡単ですが市場平均並みのリターンとなり、②の方が市場を上回る可能性があります(下回る可能性も)。

りんりはS&P500ETF(VOO)に投資をしているので①の戦略をとっていることになりますね。



そして今回、調査して思わぬ伏兵があらわれたのですが・・・


1996年1月から2018年10月までのほとんどの局面で有効だったのは「好配当戦略」だったということもわかりました。

(某ブロガーさんは喜ぶかもしれませんw)

具体的にサイクルに合わせて言いますと。

〇好配当株は「回復局面」「暴落に繋がる減速局面」では市場平均をアウトパームしています。

「加速局面」にはやや平均を劣る程度とそこまでネガティブなものではありません。

(この理論どこかで聞いた気が・・・w)


事実、1926年以降、S&P500のトータルリターンうち42%が配当によるものです。

さらにその配当を再投資すれば、1926年の1万ドルが2017年には5910万ドルとなっています。(配当を再投資しなくても170万ドル)

市場サイクルとセクターを分析するつもりが、「好配当戦略」「配当再投資戦略」の有効性を再発見してしまうという結果になりました。


もちろん配当戦略も全ての期間で一番有効というわけではありません。(加速時にはグロース株などの方がいい成果をだしています)

しかしながら、長期でサイクル全体を通して見た場合、「配当戦略」は間違いなく有効な戦略の一つであると思いました。


りんり自身はS&P500ETF(VOO)に投資していますが・・・。


「いやぁー、配当って本当に良いものですね。」笑




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