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S&P500指数に限らず、株式市場には上下に浮き沈みし、波のように動きます。

投資家にとっては、当たり前ともいえる、慣れ親しんだこの現象ですが、

〇市場のサイクルは投資家のパフォーマンスに著しく影響をもたらす。

〇にもかかわらず、市場サイクルのその期間・反転のタイミング等は予測不可能。

というやっかいな性質を持っています。

つまり、私たち投資家は、あらかじめ知ることができない上、絶対的な力を持つ、「市場サイクル」という現象に、投資している期間の間ずっと影響を受け続けることになります。



では我々投資家は市場のサイクルとどう付き合い、どう対処していけばよいのでしょうか?

対処の仕方、考え方は大きく分けて3つに分けられます。


①未来予測に力を注ぎ、その結論に賭けるという方法。

市場のサイクルの予測は不可能と諦めるのではなく、逆に未来予測に力を注くことで、周りの人より多くの情報を持ち、結論を導き出し、その結論に従い投資する方法。

ある意味では、とても前向きな(アクティブな)方法とも言えます。

大手の投資会社等もこの方法によって利益を出そうとしたり、ほとんどのマスコミも投資家にこの考え方をするように促してきます。

ファンダメンタルズ、心理、価格など、サイクルにはほぼ必ず浮き沈みがあるため、サイクルや他人が犯した過ちに乗じて、利益を上げることも可能でしょう。

将来のサイクルとタイミングを他人よりよく知ることで、市場平均や他者よりも優れたパフォーマンスが狙えます。

その一方、トレンドなど反転するタイミングなど予測が外れるリスク。優秀な他の投資家を出し抜く難しさ。

そして、かけた労力に比例するだけのパフォーマンス・リターンがあるとは限らない点に注意が必要です。




②未来は予測できないと受け入れ、サイクルを無視する方法


未来はわからない、手の尽くしようがないと考えて、市場サイクルを無視し、市場の上下に関わらず投資する方法。

「バイ&ホールド」や「ドル・コスト平均法」などがこの考え方に基づいた有名な方法です。

良い資産に投資してずっと保有するという方法は、(精神力さえあれば)誰にでもでき、①の未来予測よりは比較的容易に実行可能です。

未来はわからないため「いつ買い増し、いつ売るか?。」「いつ積極的に動き、ディフェンシブに変えるか?」というように、タイミングで投資手法を変えるような事はせず、市場サイクルに左右されず同じ投資方法を貫く方法です。

この方法は一定の(平均的な)成果は得られるものの、市場のサイクルがもたらす絶大な影響力も、(良くも悪くも)完全に無視することになってしまいます。


ちなみにりんりは、個別株からS&P500ETF(VOO)に投資をシフトする過程で、自然と考え方が①から②へシフトしていきました。

両方ともやったことがある身なので、両者の考え方共に理解できます。


③今市場サイクルがどこにあるのかを把握し、どう行動すべきかを考える方法。

今、サイクルのどの辺の位置にいるかを解明し、その結論にしたがって行動する投資方法。

例えば、今いる位置を把握することで、サイクルの頂点や谷底で他の多くの投資家が、完全に間違った行動をしている時に歩調を合わせないことが可能となります。

もちろん、今サイクルのどの位置にいるのかわっても、次に何が起こるか、未来が正確にわかるわけではありません。

しかし、現状を理解すれば、将来に備え何をすべきかが見えてきます。

何月何日に雪が降るかはわかりませんが、今寒くなってきている11月とわかっているなら、冬服を出したり、スタットレスタイヤに履き替えたり、備えることはできます。

逆に今いるのが3月なら、そろそろコタツをしまって春物の準備をはじめてもよいでしょう。

(いつから暖かくなるのかは正確にはわかりませんが備えることはできます。)

未来は予測困難ですが、「市場の現在の状況。今いる位置」は(もちろん努力が必要ですが)未来予測に比べたらある程度把握可能だと私は考えます。

市場サイクルの未来を予測するのでもなく、市場サイクルを無視するのでもなく、市場サイクルが「今どこにあるのか」を解析し投資する。

この第3の選択肢はハワードマークスが最も勧める投資方法でもあります。

ドルコスト平均法より、たった0.5%~1%パフォーマンスが良くなるだけかもしれませんが、それでも長期では複利が効いてきますし、私はその1%のために努力を惜しまない投資家ですw。




長くなりましたので今後記事にて、今いる位置の把握の仕方についてもう少し深く考えていきたいと思います。

りんりは今後②のドルコスト平均法に加えて、③の今いる位置に合わせて、現金保有率を調整しながらVOOの買い付けを行うことでパフォーマンスが向上できないかなと考えています。

ドルコスト平均法も継続して行うところに、りんりのりんりたる(ビビり、保守的)な性格があらわれていますがw。どうかお気になさらずにw


とはいえ、S&P500仲間の一人のS&P500オヤジさんの分析では

2008 年10月から2018年10月までS&P500を10万円づつ購入した場合、元手1,200万円に対し。

毎月(120ヵ月連続で)最高値で買っても2,038万円。最安値で買った場合2,188万円となっており、タイミング投資よりもS&P500に継続して投資していくことの重要性が語られています。

詳しくはこちらから
S&P500オヤジさんのブログ


ですので、これから投資を始める方や、初心者の方には今まで通り、②の積立投資やドルコスト平均法をオススメします。


来年のりんりも今まで通り

①まずはNISA口座で毎月10万円づつS&P500ETF(VOO)にドルコスト平均法で投資をする。
②イデコで楽天VTIに2.3万づつ投資する


は継続して行います。

できればそれに加えて

③今いる位置を把握して、VOOに追加投資or現金比率を高めるという調整を行いより高いリターンを目指したいと思います。

ちなみに現金比率を高めるのは、VOOを売るのではなく、あくまで追加資金投入という形で実行します。ええ、絶対にVOOは売りませんとも。


そのためには、今まで以上に投資資金が必要となります。

まずは、副業なり、出世や資格取得、転職なりして収入を増やしたり、今まで以上に節約していかなければなりませんね。

自分自身の投資環境を整えるのも戦いのうちです。

市場サイクルや世界中の投資環境を変えることはできませんが、自分自身の投資環境ならコントロールすることができますから。

「がんばろう」





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