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先日投資情報を利益に変える重要な4つの要素について、以前ブログで簡単に説明したことがありました。

簡単に説明したしますと


投資の情報を実際に利益に変えるには


1.他の人よりより良い情報を持っている

2.手持ちの情報の解析に長けている

3.データ解析からどのように行動をとるべきかわかる

4.行動をとるのに必要な気持ちの強さを持っている



の4つの要素が大切になってきます。

以前の記事では1.「他人より良い情報を持っている」について説明しました。

詳しくはリンクから

情報を利益に変える 1.他の人より良い情報を持っている

他人より「早く」「質の高い、役に立つ情報」を入手することの優位性。

また日本人が米国投資でこれを行い(現地にいる)プロと勝負して、情報戦に勝つ難しさを語りました。

(はっきり言って日本の普通の一般的な個人投資家には厳しいと思います)

しかし、ご安心ください。

日本にいる日本人投資家でも他の2~4の要素でなら戦いようもあります。

実際2~4を駆使して利益を上げている投資家はたくさんいます。

今日は有名な例のバブルを事例に、もう少し深く見ていきたいと思います。




投資(投機)バブルについても格言は数多あります。

ウォーレンバフェット曰く「最初が革新者、次が模倣者、最後が愚か者」

「賢明な人が最初にやること、それは愚か者が最後にやることだ」


有名な「ブルマーケット(強気相場)の3段階のプロセス」という教えもあります。

1.最初に一握りの並外れて賢い人が状況がよくなると考え投資する。

2.次に多くの投資家が実際に状況が良くなっていることに気づく

3.最後に全ての人が状況が永遠に良くなり続けると思いこむ


この単純な心理と過ちを人間は何度も繰り返してきました。

「歴史は繰り返さないが韻を踏む」という言葉があります。

(歴史好きでヒップポップ好きなりんりのお気に入りの言葉です)



それも充分に踏まえたうえで今日は、情報を利益に変えるという観点から

今回は有名なバブル中の一つ、イギリスの「南海泡沫」を取り上げていきたいと思います。


時は1720年、いわゆるサウスシーバブルの時代。

今日の主人公はイギリス造幣局長官を務めていた、アイザック・ニュートン卿

(物理学、数学、万有引力の法則などで有名なあの天才ニュートンです。)

彼は情報を利益に変える4つの要素の事例として最高の人物です。


1月に128ポンドだった南海会社の株価は、6月には1050ポンドに上昇しました。

ニュートンは他のイギリス人同様この株に投資します。

この時点で「1.他の人よりより良い情報を持っている」はあまり活用できていないことがわかります。

しかし、ニュートンが天才といわれる所以はここからでしょう。


〇「2.手持ちの情報の解析にたけている」

ニュートンはこのブームの本質、南海会社株の投機的な性質に気づき理解していました。

〇「3.データ解析からどのような行動をとるべきかわかる」

そこでニュートンは総額7000ポンドに達していた自分の持ち株を売却しました。


「天体の動きなら計算できるが、人々の狂気は計算できない」という有名な言葉をニュートンは残してきます。

人類史に残る大天才ニュートンは、情報を利益に変える要素、「2.」「3.」を正しく使い大きな利益をあげました。

私達も世界屈指のニュートン卿のように、周りに流されず、的確に情報を分析し、正しく行動することで投資情報を利益につなげていきましょう。



後日談。今回のオチ


勘のいい方ならお気づきでしょう。今回の話は割とオチを知っている方が多いかと思います。

9月についにバブルが弾けます。

南海会社株は200ポンドをきるまで下落し、3か月前のピークから80%以上も下落しました。


ニュートンは早い段階でバブルを見抜き、的確に行動しました・・・・が・・・


当時の多くの投資家同様、周りがお金持ちになっていくのを、ただ傍観する苦しさに耐えきれず・・・


さらに「高値」で南海会社の株を買い戻しました。(ファッ?)

その後バブルは弾け、結果的にニュートンは2万ポンドの損失を出してしまったのです。


天才アイザックニュートン卿は、惜しくも4「行動をとるのに必要な強い気持ちをもっている」が少し足りなかったようです。

今回は情報を利益に変えるときに大切な要素2~4をざっと説明しました。

(わかりやすくするためバブルの説明は省きました。詳しくはまたの機会に)



この話から私たちが得る教訓は

他人との最新情報を収集する情報戦に勝てなくても、「2.手持ちの情報をしっかり分析する」ことで充分な利益をあげられます。

(特別な環境にいる人以外)私たち日本にいる普通の米国投資家は、最新情報収集より、企業やニュースの解析・分析に力をいれるべきだと思います。

1.2.がともに苦手なら、インデックス運用という選択肢もあるので心配は無用です。


ニュートンも2.情報解析によって「投機バブル」と本質を見抜いた後は、南海会社の株を買い、そして投機熱が冷める前に売り抜けるという3.的確な行動をとり、大きな利益を得ました。


惜しかったのは、周りの熱に浮かされた人々と違った「4行動をとるのに必要な気持ちの強さ」が足りなかたことです。

もし4「行動をとるのに必要な気持ちの強さ」を持ち合わせていたら7000ポンドという利益を短期間で稼ぎ出した、投資の天才としても後世に名を残していたでしょう。



1、2は自身の能力不足をS&P500などをはじめとするインデックス運用である程度カバーできます(最新情報も解析もほとんど必要ありません)

3「的確な行動」も積立投信やドルコスト平均法を使ったバイ&ホールドでごまかせるかもしれません。


しかし最も重要ともいえる、4.「行動をとるのに必要な気持ちの強さ」だけは個人の努力、胆力が必要になります。

これがなければS&P500指数を投信などで長期積立という鉄板の投資方法すら、最後まで貫くことが難しくなります。

つまり、4→3→2→1の順で重要度が増し、投資の成否をわけると私は思います



私はS&P500ETF(VOO)に投資をしています。

上記のように1.2の能力不足を自覚してS&P500という選択をしました。
(それでも市場平均並みのリターンは狙えると思っています)

その解析を元に実際にVOOに投資をしていますので3の要素はクリアしていると思います。

あとは4の強い気持ちでS&P500ETF投資を長期間続けるのが、私の投資の成否を決めると思います。


みなさんもそれぞれ自分にあった方法で投資情報を利益に変えていきましょう。

一番大切なのは「強い気持ちや勇気です」

情報解析の結果、他人と違う行動が利益をあげる最適な行動だと思ったら、勇気をもってその方法を実行しましょう。

くれぐれもアイザック卿のような失敗は繰り返さないようお気をつけを



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