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本日は株式市場の健全度を判断する2つの指標を紹介したいと思います。


1・「イールドカーブ」

イールドカーブは残存期間が異なる債券の利回りを示します。

最初のグラフをご覧下さい。2年物と10年物の米国債の金利差を示すグラフです。

経済が好調の時には、長期的な経済の見通しに対する信頼感を反映し、長期国債の利回りが短期債を上回っているのが普通です。

しかし短期金利の方が長期金利を上回っている逆イールド(2000年、2007年など)は投資家が将来に対して不安(経済成長率やインフレ率等)を感じている証拠となります。

また高い短期金利は、企業や消費者の支出を抑制し、景気を減速させ、企業利益を圧迫します。


1980年、2000年、2007年と弱気相場入りの前にはイールドカーブは逆転していました。

(上のブラフからも見てわかる通り何となく株価に先駆けて上下しているようなイメージです)

(注、1987年は弱気相場になった後に逆転しました)


そこでもう一度グラフを見てみると、現在のイールドカーブは緩やかに低下し、0に近づいてきています。

これは世界中で低金利が何年も続いた異例の金融政策の影響によるものか、弱気のシグナルなのか、専門化の間でも意見が分かれています。

しかし、イールドカーブという指標は(今までは)株価のピーク等を予想するのに有効な指標だったので、たまに気にしてみるといいかと思います。





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2・高利回り債のスプレッド (スプレッドとは値段差のことです)

高利回り債とはデフォルト(債券不履行)のリスクが高い分利回りの高い債券のことです。

別名ジャンク債・ハイイールド債ジャックボンド債ともいわれます。

この高利回り債と米国長期国債(10年)の利回りの差を比較することで、投資家心理や市場のリスクを観察することができます。

リーマンショック後などがわかりやすいのですが、ITバブル崩壊後、欧州債券危機のあたりにも山がみてとれます。

元々リスクの高い高利回り債ですので、市場や投資家が弱気な時には真っ先に売りに出され暴落します(債券利回りは上がりますので山のようになります)

高周り債のスプレッッドの平均はおおよそ3くらいと言われていますので、それより大きく上回れば市場は不安や弱気(=株価は割安)となり

逆に0に近く慣れば、リスクの高い債券を利回りが低くても買うことになりますので、市場は楽観的、投資家のリスク許容度が高いといえます。


いずれの指標もそれ一つで全てがわかるというような完璧な指標ではありません。

ですが、GDPや失業者のなどの経済指標、PERなどの株価指標などと合わせ、様々な指標を総合的に考えることにより、より正確な投資判断ができると思います。


今日紹介した指標は、両方ともすぐGoogle検索すればいつでも最新の情報が見れる比較的使い安い指標なので、先行きが気になった時は気軽に確認してみる事をお勧めします。



さて、今夜は米国の中間選挙ですね。

私は万が一を期待してS&P500ETF(VOO)に240ドルで指値を入れておきました。

オハギャーによって指値が刺さることを期待しつつ、眠りにつこうと思います。

それではみなさん。よい夜を!



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