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「eMAXIS slim」や「楽天バンガードシリーズ」など低コストで簡単に、更に世界中に分散投資ができる、良質な投信が次々と発売されています。

さらにNISAやイデコなどの制度も始まり、日本の個人投資家の投資環境はだんだんと良くなってきています。

その一方で、3大メガバンクでも投資信託を買った個人客の4割が今年3月末時点で損失を抱えていることがわかりました。

損をした個人投資家の割合は

三菱UFJ銀行 42%
三井住友銀行 約4割
みずほ銀行  46% 

となっており、メガバンク以外の金融機関から投資信託を購入した個人投資家の約4割が損をしているというのが現状となっています。

詳しくはこちらから

しかもこれは3月末のデータですので、今調査すればもっと悪化した数字になるかもしれないというのが恐ろしいところです。

このデータは設定から5年以上の投信のデータですので、過去5年間の上昇相場があったにもかかわらずこの数字と言うのも・・・以下略。



りんりのブログといえば、歴史・古典ネタなので・・・笑

ここで19世紀のアメリカ南部の「分益小作制度」のご紹介したいと思います。

参照「解放奴隷の借金労働を倍増せよ、アメリカ南部における囚人的労働の政治経済学」


参照文献のタイトルからして、小難しそうな話に思えるのですが・・

できる限り投資初心者の方にでもわかるように、簡単に要約して説明いたします。

細かい点は省きますのでご容赦ください。


今回の物語の舞台は19世紀アメリカ。

19世紀、世界中で奴隷制度の廃止の動きが広がりつつありました。

アメリカでも1861~1865年の南北戦争後、奴隷解放で自由になった奴隷を労働者としてどう使うかという難題がもちあがりました。

地主階級は新しい形となった農業労働をどうやって支配しようかと模索します。

(アメリカに限らず)奴隷解放後の社会では「元奴隷が土地を持つ可能性」、「元奴隷による集団的自立」、「元奴隷の日雇労働への依存」の3つが権力者が元奴隷を今後も支配し続けるために問題となりました。

そんな中アメリカの南部では農場主が元奴隷を賃金労働者へ転換させることに成功しました。

労使関係を「奴隷」から「分益小作人」に変化させたのです。



補足「分益小作人制度」とは

採れた農作物を地主に納める小作の方式。アメリカ南部の多くの綿花プランテーションで採用された。

元奴隷等の小作農はとれた綿花の半分、もしくはそれ以下しか受け取ることができなかった。

さらに綿花の売買価格は地主が自由に決めるため、奴隷時代と変わらない貧しい生活が続いた。



さらに地主達は、「分益小作人」を「大きな借金を抱えた日雇労働者」へと転換させていきました。

この労働体制の政治的な結末は、白人優越主義の温床となっていきます。


今回のオチは、それまでさんざんにひどい目にあった奴隷たちが、戦争してまで勝ち取って得たものが、「奴隷解放」から「分益小作人制度」という名を変えた支配の継続です。

しかし、奴隷たちも「無欲で無力な馬鹿」ではありません。

当然この後も闘争は続きますが、そちらは長くなるのでまた別の機会に・・・



今回は奴隷ではなく、地主の方に注目してみましょう。

地主階級の人々は、元奴隷の生産した綿花から一部(といってもかなりの量を)を搾取して、利益を得つつ元奴隷を支配してきました。


ん?利益から一部を取られて・・・・今風に言えば、それってもしや・・・

「手数料」!!

せっかく奴隷から解放されても、一生懸命働いても、莫大な手数料を払っていては、土地を持ったり、資産を築くどころではありません。


「I have a dream」

私はしがない田舎のサラリーマンですが、資産を築いて労働や将来の不安、ストレスから「解放」されたいという夢があります。

しかし21世紀になった今も、手数料の高い投信や保険商品などに搾取の形を変えて、あの手この手で我々労働者の資産を狙ってきます。


「手数料」を抑える

それが奴隷から真に解放され、資産を築くうえでとても重大な鍵となります。

最初に申し上げた通り、幸いにも最近は良心的な商品も増えてきています。

月並みな結論ですが、それは歴史が教えてくれる教訓でもあります。

金融商品や保険を選ぶ際には、リターンだけに目をとらわれずに「手数料」にも充分注意して投資しましょう。

「奴隷解放」のように、営業マンの語る聞き心地のいい言葉だけに騙されて、本当に大切な資産を奪われないように。



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