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昨日はアッセットアロケーション(資産配分)の基本を紹介しました。

まだお読みになっていない方は、先に是非こちらをご覧ください。

初めての投資その2 アセットアロケーションの基本と常識
 


今日はアセットアロケーションの記事の続編です。

アセットアロケーションを決める際には、いくつか重要な選択肢があります。

それらを判断する時に(特に初心者の方やこれから投資を始める方の)参考になればと思って書いていきます。


バンガード


画像はバンガードのホームページ参照

1988年~2013年の間に全世界の株式と債券に投資をした時、資産配分比率で運用成績がどう変わるかを表すグラフです。


今日もこのグラフを参考に見ていきましょう。

いきなりですが、これから投資を始める方に朗報があります。

まずは株式と債券の比率が50:50、半々に資産配分した時のグラフを見てみてください。

記憶にある方も多いと思いますが、このグラフの1988年~2013年の間には、2000年のITバブルの崩壊、2008~2009の世界的な金融危機と歴史的な大暴落が2度もありました。

にも関わらず、単純に全世界の株と債券にシンプルに半分づつ資産を配分するだけで、平均7.1%のリターンを投資家は得ることができました。

(年率リターン7%でおよそ10年で資産が2倍になります)


基本を外さなければあまり難しいことをしなくても、しっかりと資産は増やせるのです。

貯金や定期預金などではこうはいきませんよね。

そしてその大事な基本の一つ、アセットアロケーションについて今日も考えていきましょう。





アセットアロケーションの一つの目安としてウォール街の古典から、とある例を紹介します。


実は世界一の投資家ウォーレンバフェットの師匠である、ベンジャミングレアムは著書「賢明なる投資家」で株と債券のアセットアロケーションを基本的には50:50するべきと記しています。

また株と債券の割合は25%~75%にの間とどめるべきであると述べています。

(例、株式75%・債券25%。 債券75%・株式25%など。)

本が書かれたのは1949年、戦後まもなくです。

それから今日までの間に1973~1974の株価暴落、1987年の暴落そして先程述べたITバブルやサブプライム問題など、金融市場には様々な落とし穴がありました。

また冷戦やソ連崩壊、EUの設立、中国成長と世界情勢は当時と大きくかわり、電化製品の進化と普及、インターネットなど我々の生活も1949年から想像もつかないくらい変わりました。

ですが、グレアムが1949年に本を書いてから69年たった今でも、このグレアムの主張した基本原則50:50は有効であり続けています。

今では一見保守的すぎるように見えるこの配分に対してグレアムは

「上昇相場の時はポートフォリオの半分が生み出す利益に満足し、ひどい下落相場の時は、リスクを恐れない他も投資家達よりはうまくいっているということに慰めを見いだせるだろう」

と語っています。


あくまでも上記はベンジャミングレアム氏の意見です。しかし今日まで約70年の長期に渡って有効なアセットアロケーションの基本的な配分なので、一つの目安として覚えておいてそんはないと思います。


ちなみに、シーゲル教授や私の尊敬するジャックボーグル、グレアムの弟子ウォーレンバフェットなど他の名だたる投資家が勧めるアセットアロケーションはまた少し違います。

いつか機会をみて別記事にて紹介出来ればと思っています。





さて少し話はそれましたが、今日の本題に入ります。

アセットアロケーションを決める際の3つの判断


1. 最初にすべき、そしてもっとも重要な判断は「株と債券に資産をどう配分(アロケーション)するかを決める事です。」

(1に関連してはこれまでも繰り返し話してきたので省略します。)



2. 次に、1で決めた株と債券の比率のリバランスをするか?しないか?を決めましょう。

アセットアロケーションを決めるというのは、株と債券の比率を決めて終わりというわけではありませ
ん。

株や債券の値段は時間と共に変化していきます。それにより最初は(50:50など)だった比率もだんだんと変化していきます。

次にその変化した割合をどうかを決めましょう。

「リバランスする」つまり元の比率(50:50など)になるように時々調整することは、リスクを限定するという意味でとても有効な選択肢です。

初心者の方はもちろん、ほとんどの投資家の人にはこちらがオススメです。

またいつ、どうやってリバランスする(割合を整える)かも決めておきましょう。


例 「年一回10月1日に株と債券が50:50になるように調整する。その際は比率が大きくなっている方の一部を売却し、安くなっている方を買う。」など


「リバランスしない」一度もリバランスしなければ、当然割合は徐々に変わっていき、変化は大きくなっていきます。しかし、上手くいけばより大きな長期リターンを獲得できる可能性があります。

特に昨年のような上昇相場ではリバランスしない方が、いいリターンを得ることができたかもしれません。(逆もまたしかり)


3. 戦術的アロケーションの要素を取り入れるか。

簡単に説明すると、市場の変化に応じて株と債券比率を変化させるかどうかです

例 50:50で運用していたが、株式市場が好調なので株式の割合を増やし70:30にする。など

この方法は当然リスクを伴います。上手くいって価値が追加されることもあれば、失敗して損をすることもあります。

このような戦術を変更をする際は特に慎重に行う必要があります。

初心者の方やこれから投資を始める方は基本的にはしない方がよいでしょう。少し上級者向けのテクニックです。





アセットアロケーションを決める時には、上記の3つをしっかり考えてから投資計画を建ててましょう。


ちなみに私の場合は

1.アセットアロケーションはS&P500ETF(VOO)に90%、現金(ドル)10%を基本としています。

2.年に1度(年末年始くらいに)12月のボーナスや配当金などを利用して、だいたい90:10になるように調整しています。

3.また市場の状況に応じて現金比率を多くしたり、安くなった際に追加で買いに向かうので多少戦術的アロケーションを取り入れてます。

とまあこんなイメージです。


これから投資を始める方は、株と債権の比率などを決めたら、まずはその比率等に合った投資信託を買うことをお勧めします。

投信ですと自動的にリバランスができたり、市場に振り回されて戦術をコロコロ変えずに積み立て投資ができたりと、初心者の方にとってメリットが大きいような気がします。


最初に述べた通り、投資は特に難しいことをしなくても平均リターン7%くらいは狙えるという過去のデータもありますので・・・

初心者の方やこれから投資を始める方は、無理に難しい投資やリスクのある方法をとったり、複雑な戦略や金融商品を購入するより、まずは基本通りの簡単でシンプルな投資をすることをオススメします。



グリットマンのOPで「君を退屈から救いに来たんだ」という所があるのですが・・・

私を退屈から救いに来たのはグリットマンではなく投資でした。(笑)

いやグリットマンもすごくおもしろいんですけどね。

これから投資を始める方にとって、投資が怖いものでなく、楽しくておもしろいものであればいいなあと思う今日この頃です。




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