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今日のテーマはアセットアロケーションです。

機関投資家が運用する年金基金のトータルリターンの差のうち、90%以上がアセットアロケーションで説明できるという有名な研究結果があります。


補足 アセットロケーションとは「資産配分」のことです。

一言でいうと、どの資産をどのくらいの割合で持つかを決めることです。


投資家の目標やリスク許容度に応じて、現金・株・債券・不動産・金などに資産を配分し、また割合を調整して、リスクとリターンのバランスがその人にとって最適になるよう調整する戦略です。


例(国内株50%・外国株20%・国内債券20%・現金10%)など


以前の記事で、これから投資を始める方のために投資目標や投資計画を建てる重要性を説明しました。

これから投資を始める方に重要な事その1

今日の記事はその続編にもあたります。

投資の目標や計画が決まり、自分の性格や環境が把握出来たら、

次はアセットロケーション(資産配分)を考えてみましょう。





特に初心者の方や、これから投資をしようと考え始めたばかりの方は、どの株を買おうとか、どのETFや投信にしようかと、いきなり個別株や商品を選び始める方が多い気がします。


それは例えるならフィギュアスケートの選手が、演技の全体の構成や点数を考えるより先に、フィニッシュのポーズをどうしようかすごく悩み・考え、決めるようなものです。

フィギュアならフィニッシュのポーズより先に、演技全体の構成を考えた方が点数や演技の結果には圧倒的に効果的です。

ビルを建てる時も2Fのトイレの窓の形を決めるよりも、全体の設計計画を決める方が先でしょう。


もちろん、細部を軽視しろとか無視していいとはいいませんが・・・

投資もそれら同様に、まずは全体の計画を建てることに時間や労力を費すべきです。


繰り返しになりますが、アセットアロケーション「自分の資産をどの資産にどのくらい配分するかを決めること」の方が、個別株など細部を決めるより将来の運用結果に大きな差をもたらします。


「敗者のゲーム」で有名なエリス氏もアセットアロケーションでほとんどの運用結果が決まるというような発言をしています。



では具体的なアセットアロケーションの計画を考えていきましょう。

記事の本題に入る前に一つ謝らなくてはいけない事があります。

アセットアロケーションに100%完全な正解というものはありません。

また各個人の目標や投資資金、とれるリスクなども違います。

しかしながら、押さえておくべき基本常識がいくつかあります。

今日はそちらを紹介させていただきます。


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画像はジェレミーシーゲル著「株式投資の未来」より


アメリカ住宅価格


画像はS&Pの公式ページ参照。S&Pケースシラー全米住宅価格指数です。(米国不動産の目安の指数)


ますは上記の2つのグラフをご覧ください。

(二つとも米国のグラフです。日本ではないので注意してください)

上は過去200年の各資産の推移です。1802年に1ドル投資して持ち続けたら2001年にどうなったかを表すグラフです。

下は1975年からの米国の不動産の目安となる全米住宅価格指数です。(上記の表に不動産がなかったため参考として追記しました)


ご覧になっていかがでしょうか?

ポイントを簡単にまとめます。

〇現金のままもっていても(インフレなどで)お金の価値は減る。

〇米国株式は基本的に右肩あがり
〇債券より株の方がリターンは概ね高い
〇金は資産を大きく増やすまでには至らない
〇不動産もリーマンショックの下落はあるものの概ね右肩上がり







有名なグラフなので知っている方も多いと思います。

しかし、この基本や常識を知らないと

「銀行に貯金しているから大丈夫」とか「株式投資はギャンブルで怖い」というような思考になります。

(その考え方も理解できなくはないし、一理あるのですが・・・)

少なくとも過去のデータを見る限り、貯金だけでは不充分と言うのはお分かりいただけると思います。


そして、過去のデータから判断するに株式投資や債券などを中心にアセットアロケーション(資産配分)を考えていくのが、資産を増やすのには効率的で有効だと思います。


(今現在充分な資産をお持ちの方は、増やすだけでなく金や不動産などに分散して資産を守るというのももちろん有効でしょう)

今回は、これから投資を始める方を基準に記事を書いているため「増やす」にアセットアロケーションのテーマを絞らせていただきます。



以下のグラフをご覧ください。



バンガード

画像はバンガード社のホームページ参照

簡単に説明すると、1988年~2013年の間に全世界の株式と債券に投資をした時、その比率で運用成績がどう変わるかを表すグラフです。

株0%債券100%だと、平均5.7%のリターンで、年率リターンの上下幅もあまりありません。

逆に株100%債券0%ですと、平均リターンは7.4%ですが、年率リターン-52.8%つまり資産が半分以下になった年もあるという事です。

それでも長期でみたらもちろんプラスなのですが、その下落に耐えて本当に手放せずにいられるか?

充分に自分自身の心と対話してみてください。

暴落時に手放して投資をやめてしまったら、長期投資のメリットや利益は得られないどころか、損失が確定したまま市場から去ることに繋がります。

ですので、無理のない債券と株式のバランスを考えアセットアロケーション(資産配分)をしましょう。


一つ朗報なのは「年率7%で10年運用すれば、資産は約2倍になる」という事です。

そちらも常識として頭に入れておいてから、もう一度上のグラフを見てみると、意外と無理をしてリスクをとらなくても資産を増やすことは充分可能だという事がわかると思います。

(「複利」まじハンパないって。笑)


アセットアロケーションには他にもにいくつもの理論や、戦略があり、また全て詳しく説明すると長くなるので今日は基本中の基本の部分だけを紹介させていただきました。

機会があればまたもう少し踏み込んで、アセットアロケーションについて書いていくつもりです。

最初に述べた通り、このアセットアロケーションで運用成績のほとんどが決まるくらい大事なテーマですので機会を見つけてゆっくり説明していきたいと思います。


ちなみに私自身のアセットアロケーションは

「海外ETF90%・現金(ドル)10%」

とこうして書くと自分でもドン引きするくらいとがっている資産配分なので笑

初心者の方には・・・うーん、オススメできるのかな?

といってもS&P500ETF(VOO)90%と現金だから、私的にはかなり安全だと思っているのですが・・・



もし具体的なアセットアロケーション(資産配分)がイメージできましたら

(初心者の方は特に)

東北投信さんのホームページ

是非こちらのページもご覧いただくことをオススメします。

初心者の方でも始めやすい「投資信託」や「積み立てNISA」などがわかりやすくまとまっています。

ホームページのクオリティは私も見習いたいくらいすごいです。

同じ八戸市に住む投資家という事もありますが、素直に尊敬できる個人投資家の一人です。

(いつかお会い出来ればなあと思っています)

アセットアロケーションが決まった初心者の方は、こちらのページで自分の資産配分にあった(初心者向けの)投信を探してみるのもといいかと思います。



私はS&P500ETF(VOO)にほぼ全ての資産をブッこんでいます。

ですので初心者の方は私のマネをするより東北投信さんの勧めるような投信から始めてみるほうが、もしかしたら(特にメンタル的に)いいかもしれません笑。







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