私はポートフォリオの株式の100%

バンガードS&P500ETF(VOO)に投資をしています。

そんな生粋の米国投資家の私ですが、実は全世界投資を否定しているというわけではありません。


分散投資


むしろ、資産や投資対象のリスク分散という観点から考えると、とても有効な手段だと思います。

カントリーリスクを許容できない方にとっては、必須の手段とも言えるでしょう。

(私はたまたま「米国のみの投資でも十分」とリスクを許容できているだけで、未来はわかりませんから、他の投資家にそこを強制する気はありません、)


補足「カントリーリスク」

投資した国や地域の、証券市場や為替に混乱が生じた場合、そこに投資した資産の価値が変動したり、失なわれる可能性のことをいいます。

具体的には、政治的出来事(戦争、総選挙)、財政的問題(インフレ、政府の債務不履行)、天災(地震、凶作)などが、国の経済力を弱める要因となります。




今回は全世界投資についてもう少し踏み込んでいきたいと思います。

まずは人口という観点から見ていきましょう。


人類全体で考えると

人口は年々増加しています。


全世界、地球規模で考えると消費が増え、生産量があがり

(具体的な速度はわかりませんし、景気の減速や後退などの波もあると思いますが)

今後も長期的には、世界全体の経済は成長・拡大していくと考えることができます。


図は発展途上国の人口構成です。

発展途上国の人口は2050年に向けて緩やかに増加しているのがわかるかと思います。

特に労働人口(若い世代)が順調に増加しているのがポイントです。

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参照・ジェレミーシーゲル「株式投資の未来」

日本は人口は年々減っていくというのはご存知だと思います。

もう10年もすると

日本だけに限らず、全米50州も、ヨーロッパも、カナダでも莫大な高齢人口を抱えるようになります。

これは確定している、変わらない未来です。


アメリカの1975年から1999年の、1ドルの株式が50ドルになるほどの上昇相場(+インフレ)が続いた要因の一つは、労働人口増加にあります。

日本の高度経済成長にも、人口動態が内需拡大や生産力の向上などにかなり影響しています。

とすれば、中国・インド・インドネシアなどの現在人口が多い国はもちろん、

その他の発展途上国の若い労働力・人口増加に期待するのは、それほど的外れなことは思えません。


人類の進歩や革新を味方につける

全世界に投資するというのは人類の未来に投資すると考えることもできます。

全世界の国と地域の全ての企業に投資をすることで、人類が今後も、素晴らしい革命的な発明をした時に、それがどこの地域で起きてどのように世界を変えても、その利益と分け前を貰う事ができます。

次の「産業革命」や「第二のシリコンバレー」が今後どこの国のどの地域で起こるかはわかりませんから。


全世界株式に投資するということは

世界の人口増加」と「技術の進歩・発展」を味方につけて、

資産を形成することだと私は考えています。




次に過去振り返えってみましょう。

60年前の日本の国民一人当たりの所得はアメリカの20%にすぎませんでしたが、今では90%を超えるまでに成長しました。

また江戸時代末期、開国した際には、日本は東洋の三等国とよばれ完全な後進国でした。

しかし、明治維新からたった50年後の日露戦争で当時の世界トップ3には入るロシアと引き分けるまで大躍進を遂げました。

(もちろん、元々の下地や運の要素もあったでしょうが・・・)

日本国は歴史上、「江戸から明治」・「敗戦から世界の経済大国へ」二度も奇跡的な急成長を遂げています。

日本に過去二度もできたことが、他の国に起こりえないとなぜ言えるのでしょう。


現在の発展途上国が世界の生産高に占める比率は少ないですが、

こうした国が日本や近年の中国のように経済成長する可能性は0とは絶対にいえません。

また逆に、トルコ(オスマン帝国)・アルゼンチン・メキシコなど先進国や大国から衰退した国の例は歴史上多々あります。

世界全体への投資は、そういった予測できない発展途上国の成長や先進国の失速に対して、有効なリスク分散といえます。



発展途上国のリスク

発展途上国には金融や経済に対する制度や法整備の遅れ、株主還元等の文化・価値観の違い、治安・為替等のリスクなどがあることも付け加えておきます。

(逆にこれらが改善していく可能性もありますし、そうなると伸び白はまだまだあるともいえます)

これらの点からも

私は世界分散投資の考え方には、十分な理があると思います。


今日の結論

私はバンガードS&P500ETF(VOO)に投資をしていますが、

「米国だけじゃ心配だよ」という方は無理せず、

自分の気持ちに、素直に、正直に、


「自分のリスク許容度に合わせた投資をする」のが長期投資を成功させるポイントだと思います。


周りがやっているから、〇〇が勧めているからと、

無理にそれをそのまま実行する必要はありません。



「分散」も大いに結構!早くお金持ちになりたい人、能力や運に自身のある方は「集中」も結構!

他人ではなく、「自分の」投資スタイルを貫いていきましょう。




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