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参照・ジェレミーシーゲル「株式投資の未来」


上の図は発展途上国の人口構成です。

もう10年もすると日本だけに限らず、全米50州も、ヨーロッパも、カナダでも莫大な高齢人口を抱えるようになります。

これは確定している、変わらない未来です。


アメリカの1975年から1999年の1ドルが50ドルになるほどの上昇相場が続いた要因の一つは、間違いなく(労働)人口増加が原動力となりました。

日本の高度経済成長にも、人口動態が内需拡大や生産力の向上などにかなり影響しています。

とすれば、中国・インド・インドネシアなどの人口が多い国のみならず、発展途上国の若い労働力・人口増加に期待するのは、それほど的外れなことではありません。


また、人類全体で考えると人口は年々増加しています。

ということは、地球規模で考えると消費が増え、生産量があがり、世界全体の経済は成長・拡大していくと考えることができます。


また。全世界に投資するというのは人間の未来に投資すると考えることもできます。

また全世界の国と地域の全ての企業に投資をすることで、人類が今後もまた素晴らしい革命的な発明等(紙や産業革命クラス)をした時に、それがどこの地域で起きてどのように世界を変えても、その利益と分け前を貰う事ができます。

つまり全世界に投資するということは、人類の成長・発展と世界の人口増加を味方につけて投資することができるのです。





少し未来の話ばかりになりました。

あまり可能性にばかり期待していると

「可能性に殺されるぞ」byリディ・マーセナス

と言われてしまいますので笑。


少し過去振り返り、現実的な話もしましょう。

50年前の日本の国民一人当たりの所得はアメリカの20%にすぎませんでしたが、今では90%を超えるまでに成長しました。

また江戸時代末期、開国した時には東洋の三等国とよばれ、完全な後進国だった日本が、明治維新からたった50年後の日露戦争で当時の世界トップ3には入るロシアと引き分けるまで大躍進を遂げました。

わが国は歴史上、「江戸から明治」・「敗戦から世界の経済大国へ」二度も奇跡的な急成長を遂げています。

(もちろん、元々の下地や運の要素もあったでしょうが・・・)

日本が実際に二度もできたことが、他の国にできないとなぜ言えるのでしょう。

現在発展途上国が世界の生産高に占める比率は少ないですが、こうした国が日本や近年の中国のように経済成長する可能性は0とは絶対にいえません。

また逆にイギリスやトルコ(オスマン帝国)・アルゼンチン・メキシコなど先進国や大国から衰退した国の例は歴史上たくさんあります。


世界全体への投資は、そういった予測できない発展途上国の成長や先進国の失速に対して、かなり有効なリスク分散といえます。


また発展途上国には、金融や経済に対する制度や法整備の遅れや、治安等のリスクなどがあることも付け加えておきます。


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もう一つ。ジェレミーシーゲル「株式投資の未来」からグラフを引用します。


世界16カ国の1900年~2003年の株・長期債・短期債の平均実質リターンを表したものです。


(最初のグラフ共々少し見にくくてすみません。グラフがしっかり見たい方は、是非本を手に取ってみてください。)

戦争・恐慌・暴落・成長・インフレなど・・・特に日本・ドイツなどは反戦後大きな混乱に見舞われました。

しかし、どの国も株式は過去200年確実に投資家にリターンをもたらしてきました。

但し注意しなければならないのは、暴落などで途中でやめてしまえばこのリターンは投資家は得られなかったということです。

またあくまで平均リターンなので数年単位で見れば損をしていた時期もあるでしょう。

そういう意味では全世界に投資戦略は長期投資をすることでより安定性があがります。




また個人的には、債券の全世界分散には疑問があります。

この論点に関しては私の勉強・能力不足などもあるかと思いますが・・・

債券の目的が、ポートフォリオの安定や値動きの抑制、低くても確実なリターンやインカムゲインというような意味合いならBNDくらいのリスク・リターンや分散くらいでいいような気もします。

今度金利上昇が続けば、MMFなども選択肢として入ってくるかもしれません。


さて、なぜ全世界投資の話をしたかというと・・・

予想されている方もいると思いますが。笑

巷を騒がすeMAXIS Slimシリーズに全世界株式(オール・カントリー)なる商品が発売されるからです。

(10月15日プレスリリースされました。)

バンガードのVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)や楽天VTなどが競合商品となります



私は世界分散の考え方には一理あると思います。

世界分散に一定の理解を示し賛同しつつも・・・


私自身は、全くぶれることなくS&P500ETF(VOO)に投資する米国オンリーで充分派です。


話せば長くなりますので割愛しますが、やはり私の尊敬するジョン・C・ボーグル氏やバフェットの影響が大きいかと思います。

一方シーゲル教授やソロスなど米国以外への投資も勧める偉大な投資家達もいます。

未来はわからないので、どっちが正解と現時点で決めつけることは誰にもできないでしょう。


とはいえ、楽天バンガードやeMAXIS Slimのような投資家にとってワクワクするような、投資しようか迷うような、魅力的な商品が最近ドンドン発売されているのを嬉しく思います。


私はS&P500ETF(VOO)に投資していますし、今後も継続します。

しかし、全く投資をしたことのない友人らに投資を勧めるとしたら・・・

もしかしたら楽天バンガードやeMAXIS Slimのような商品の方が(もしくは全米ではなく全世界の方が)初めて投資をする方には入りやすいのかなと思っている所はあります。

全世界株式に長期投資・・・・ありだと思います。






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