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1960年代のアメリカは月面着陸に代表されるように、テクノロジーと技術の進歩に国民が熱狂しました。国民が皆素晴らしい未来がくると信じていたからです。

経済成長は続き、分厚い一億人以上の中間層の人々の生活環境はドンドンよくなっていきます。実生活においても、働けば収入が増え今日より明日がよくなっていくそんな時代でした。

政治においても官僚主義・世論調査・多数派工作などに左右されず、リスクをとることを恐れませんでした。それ故にアポロ計画をはじめ、票集めではなく未来のための野心的なプロジェクトを敢行することができました。

トランプ大統領のいうところの「偉大なアメリカ」そのものでした。



ノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツは2017年米国の経済状況について以下のように述べています。


「アメリカ人の9割の収入は、25年前から増えないままで、約3割は当時より少なくなっています。」

「アメリカ人の平均余命も短くなっています。先進国なのに驚くべきことです。1年前は白人男性のみでしたが、現在では全員に当てはまります。」

「アメリカ人の1%は非常にいい生活を送っていますが、残りは戦っています」






現在のアメリカには二つの権力の集中している地域があります。

東のニューヨークと西のシリコンバレーです。

金融と国際的な企業グループの集中しているニューヨークはグローバル化の勝ち組です。

テクノロジー企業が集中するシリコンバレーは、ITとイノベーションの勝者でしょう。


この二つの中心地は世界が認める立ち位置を獲得し、大勢の成功者を輩出してきました。

その一方で国土のほとんどの地域は程度の差はあるものの、衰退を続けています。


ニューヨークとシリコンバレーの間に位置する州は今こう呼ばれています。

「フライオーバー・ステーツ(上空を通過するだけの州)」

グローバル化とデジタル化により、アメリカ国民の格差と社会的緊張は広がっています。



そしてその格差や社会的緊張は勝ち組であるはずのシリコンバレーにも忍び寄りつつあります。

シリコンバレーやサンフランシスコなどIT企業が集中するベイエリアは、不動産価格の高騰などにより生活費が高くなる一方です。家賃が月4000ドルという話も珍しくはないとか・・・。

これまで楽観ムードに満ちていた西海岸のベイエリアが、ここ数年ネガティブな閉塞感に包まれています。

ある調査では、ベイエリアの住民の7割以上は「直近の半年でこの状況は改善しない」と答え、半数は「向こう3年で状況はより悪化する」と答えています。


Yコンビネータのサム・アルトマンは言います。

「第二次世界大戦から帰ってきた兵士は、家庭を持ち、家を買うことができました。」

さて今のアメリカはどうでしょう?



日本でも(アベノミクスで景気は改善したとはいえ)未来に対する閉塞感・行き詰まり間を感じているのは私だけではないと思います。

昭和の頃や90年代、2000年代前半でも今とは違った空気といいますが、もう少しいい雰囲気があったように個人的には思います。

とは言え良かった過去を懐かしみ、現状を嘆いているだけでは状況はなにも変わりません。



しっかりと現実を見つめ、都合の悪い情報、アメリカのネガティブな問題もしっかり頭に入れつつ


私はアメリカを信じてドルでS&P500ETF(VOO)に投資をします。

(でも何かあった時に備え、現金保有率は10%を切らないようにしています。笑)



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