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人間は計画を立てたり、自分自身で選択した時に幸福を感じやすいというデータがあります。

「今日の友人との飲みはどこの店へ行こう?」「今度の旅行はどこへ行こう?」などと自分自身で計画をたて実行すると、他人に計画を任せた時にくらべより多くの幸福を感じるとのことです。


注意が必要なのは、あまりに過密に予定を詰めすぎると、予定をこなせなかった時に逆にストレスになったり、予定をこなすこと自体が目的になり注意が必要です。


この心理学は投資家にも身に覚えがある方が多いのではないでしょうか?

「資産配分を考えたり」「個別銘柄を分析したり」・・・投資計画をたて実行していく事をおもしろい・楽しいと感じるのは私だけではないと思います。

また、無理のある計画では、やはり実行が困難となりストレスを感じたり、最悪計画倒れになってしまうことでしょう。


もう一つ。人間が最もストレスを感じることがあります。


それは選択肢が多すぎる時です。


選択肢が全くない事ももちろんストレスを感じます。しかし、それ以上に選択肢があまりに多すぎると人間の脳はかなり強いストレスを感じてしまいます。

例えば、たまたま入った定食屋のメニューが200種類あって、(特にオススメ等もなく)平等にメニューが書かれているとします。その中から1品注文を選ばないといけない場合、人間はかなりのストレスを感じます。また判断が適当になったり、思考力が落ちます。


逆に選択肢が3~5個ぐらいのなかから自分自身で選ぶ時には幸福感を感じます。


これはお店の経営だけで使える心理学ではありません。


投資にも深く関わってくる心理学です。


人はあまりに選択肢が多すぎると、ストレスがかかり正しい決断が下せなくなったり、判断力が鈍ったりします。

当然これは個別企業を選ぶ際や、投資先を選ぶ時に関わってきます。

株式企業を選ぶにしてもアメリカだけで3000社以上。その他先進国・新興国。それ以外にも債券・金などのコモディティー・不動産・為替・太陽光などなど

これら全てから、投資先をじっくり真剣に選ぶことは脳にかなりのストレスや負荷がかかります。


そうすると脳はさぼりたがりなのでダニエルカーネマンがいうところの「システム1」を使いリソースを節約するようになり、バイアスにかかりやすくなります。

(この場合は自分の知ってるものが全てバイアスなど)


ではどうすればよいのでしょう?






解決策の一つは「チェックリストを活用すること」です。

実は、この方法は以前から世界一の投資家ウォーレンバフェットの参謀チャーリーマンガーが投資家へのアドバイスとして何度も薦めていた方法でもあります。


チェックリストを活用する方法は最新の心理学的にも有効だということが実証されました。


具体的にはあらかじめ決めておいた条件

例えば、「時価総額○○ドル以上の企業か?」とか「資産配分は株と債券は50:50が基本 ±10%までは許容」などなど

バフェットの第二の師匠フィリップフィッシャーの「株式投資で普通ではない利益を得る」に書いてある15の質問などもチェックリストとして活用できると思います。





そういった条件を事前に作っておき、実際に選ぶ際は「そのリストに当てはまるかどうかを確認する」という作業にすることで、
脳のリソースを節約し選択肢をしぼったり、脳の限られた能力を「本当に大切な投資判断」に集中させたりすることができます。


マンガーは「チェックし忘れと防ぐため」と「感情による間違いを防ぐため」チェックリストを使う
ことを薦めていました。

初心者の方はミスを防ぐために、ベテラン投資家の方は過去の貴重な経験を活かすためにも、自分なりのチェックリストを作り活用することをお勧めします。
 



実はあともう一つ簡単な方法があります。


それはS&P500ETFなどに代表されるようなETFやインデックスファンドに投資をすることです。

これはあらかじめ選択肢を絞り、少ない中から選ぶことでストレスをなくし幸福感を感じるという方法です。


ETFや投信は、個別株などに比べ数が少ないので必然的に判断が少なくて済みます。

また、合わせて先程説明したようなチェックリストを活用すれば、かなり絞り込みやすくなります。(チェック項目の数も少なくて済むでしょう)


私のようにVOO一本にしてしまうのは極端な例で、先に書いたとおりまた少し違ったストレスがかかってしまうようですが・・・


あらかじめ選択肢をETFや投信に絞り、その中から選ぶ方法も合わせてお勧めします。



最後に両方の方法に言えることですが、自分自身で選ぶことに人間は幸せを感じます。

旅行や食べ物選びもそうですが、人任せにすると一番おもしろいところを他人にあげてしまう事になってしまいます笑


なので是非自分自身で投資判断をして、各々幸せになりましょう。(変な宗教みたいな締めですみません)

多すぎる選択肢にはご注意を



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