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いきなりすみません。図があるとわかりやすいのですが、数学が苦手な方は例をとばして最初の太字から読んでいただけると幸いです。


例)米国短期国債を年率15%上回るリターンが期待できる株があるとします。またボラティリティ(誤差)は年率10%だとします。

この株のサンプル経路を100本とすると68本近くは、「15%プラス・マイナス10%」つまり5%~25%の範囲に収まると期待できます。(ベル型の正規分布では、観測結果の68%がプラス・マイナス1標準偏差の範囲に収まります。凸←の真ん中みたいなイメージ)

またサンプル経路を95本にしてもー5%から+35%の範囲に収まると期待できます。




年率で期待リターン15%・ボラティリティ10%ということは、任意の1年で93%の確率で儲かるとなります。

さてこの株、皆さんはどう思われるでしょうか?

私は大変魅力的な株に感じます。むしろあらかじめこの結果がわかっているなら間違いなく買います。


今日のテーマはここからです。

任意の一年間では93%で儲かる株ですでは任意の一秒間ではどうでしょう?



答えは50.02%です


以下この株の期間ごとの儲かる確率をまとめます。

1年    93%
3か月   77%
1か月   67%
1日    54%
1時間   51.3%
1分    50.17%
1秒    50.02%


任意の一年では93%で儲かる株も、期間か短くなればなるほど儲かる確率は低くなります。


毎秒・毎分・毎時間株価を見ている人だと、1日の半分近くは画面に赤字が表示され悲しい思いをすることになります。(こんないい株に投資しているのに)

またダニエル・カーネマンらの研究によると、人間は損失を被った時の方の苦痛の方が、利益を出して得た喜びよりも大きく感じるとのことです。実際には50%の確率でも、本人の体感からすれば苦しい思いを感じる事が多い毎秒・毎分・毎時間となるでしょう。

1か月ごとにチェックする人ではどうでしょう?全体の67%の月で儲けが期待できるので、8か月は嬉しい思いをして、4か月は悲しい思いをすることでしょう。

1年単位で株価チェックをしてみると19年は嬉しい思いをし、苦しい年は1年となります。


現在は昔と違い、投資家が携帯電話で簡単にリアルタイムの株価がチェックできる時代です。

しかし、株価をあまり短い期間で見てしまうをストレスを感じでしまったり、長期的には儲かる・優良株を手放してしまう事に繋がりかねません。


流石に株価を見るな、気にするなとはいいません。

でも短期の株価の値動きにとらわれないことが、長期で資産形成するコツの一つかもしれません。


数学や行動経済学では株価チェックをしない方が幸せを感じるというのも、株が生きがいの投資家にとってはなんとも皮肉な話です。




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ヨーグルトなどの乳製品は尿酸を外に排出する働きがあります。豆乳にはない。