今日の記事は2002年1月1日~2016年12月31日までの期間のデータです。
(モーニングスターのデータに基づいています)

まず一つ目のデータです。

当該ファンドの公表リターン(全期間に渡り当該ファンドを保有していた時に得られるリターン)と、投資家がこれらのファンドで実際に獲得したリターンとの比率を表したものです。

-0.33% バランスファンド 
-0.44% 外国株式 
-0.47% 米国株式
-0.61% 分散新興国市場
-0.62% コモディティー
-0.62% 外国中小株
-1.10% グローバル不動産
-1.12% オルタナティブ
-1.15% 課税債券
-1.17% セクター株
-1.43% 地方債
-2.14% ハイイールド債
-2.61% 新興国債券


残念ながら全ての分野でマイナスとなっています。

なぜこのようなことが起こるのでしょう?

理由は簡単。投資家がファンドを乗り換えるといった(一見賢く見える)問題行動をとったために、ファンドの完全なリターンを享受できなかったというデータになります。


ファンド乗り換えには手間だけではなく、当然コストもかかります。

にも関わらずなぜ多くの投資家はファンドを乗り換えてしまうのでしょう?


ヒントは次の表にあるかもしれません。


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割と有名な表ですよね。
ちょっと画像が荒くてすみません。直感的に色だけに注目してただければ幸いです。

複数の投資カテゴリーの年次リターンを表しているグラフです。

注目してほしいのは今年最もリターンの高かった投資戦略が来年も同様のパフォーマンスをあげるという事は稀だという事

また15年と言う期間の中で一定のパターンは確認できないことがあげられます。


投資家は頭では理解していても、他のカテゴリ・投資戦略がいいパフォーマンスを出しているのを見るとついついそちらに心変わりしてしまう事があります。

「隣の芝生は青く見える」と言うやつですね。

でもファンドを変更することによって、本来必要のないコストと、本来得られたはずのリターンを享受しそこなっていまう二重のハンデを背負ってしまう事になります。

またそのようなタイミングで乗り換えると、大抵の場合高値掴みの安値売りとなってしまいます。ますますファンド本来のパフォーマンスからは遠ざかってしまう事でしょう。


この事例は積み立てNISAやイデコの投資商品にも当然当てはまります。


一度賢明な選択をしたら、一時の市場の熱狂やブレに惑わさせず腰を据えて投資を続けることをオススメします。



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