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本日2回目の記事は経営者と株主の話です。


投資の格言の一つに

「短期の結果を重視する経営者のいる会社には、短期の利益を重視する株主が、長期間の結果を重視する経営者のいる会社には、長期の利益を重視する株主が集まる。」

と言うものがあります。


言われてみれば当たり前なのですが、この格言が今回のテーマです。


先日、ウェールズファーゴ(資産価値第3位、支店数、ATM数はトップのアメリカの大手銀行)の決算発表がありました。

簡単に結果をまとめると内容はあまりよくありませんでした。売上やEPS(1株利益)も予想を下回り、商業融資、消費者融資ともに減。

株価も発表後、前日比1.2%ほど落ちました。・・・でもたった1.2%です。

一時株価は53ドル台まで下がりましたが、現在ではすでに55ドル台まで持ち直しています。


2016年に発覚した不祥事(無断口座開設など)不祥事の後始末に苦しむウェールズファーゴですが、世界一の投資家ウォーレンバフェットはじめ株主のほとんどは、その復活を信じ長期保有の姿勢を崩していません。

ウェールズファーゴの経営陣は不祥事に対して、発覚直後初動が遅れ対応が後手になりました。

その後も調査で次々に不祥事が発覚しましたが、関与した5300名を処分したり、国に対して10億ドルの制裁金を払い2017年4月問題を一応は決着をつけました。

現在は不祥事の原因となったきついノルマやインセンティブの改革も含め、失った信頼を取り戻す段階へ足を勧めつつあります。


「企業は失敗した後にこそその本質がわかる」と言います。
 
元々は堅実経営が売りの銀行で、あのリーマンショックでもダメージが少なかったウェールズファーゴですから、またゆっくりとでも確実に復活してほしいものです。



一方でまた最近不祥事を起こした日産自動車(7201)はどうでしょう。
株価がここ2~3年(外的要因もありますが)度重なる不祥事で約930円~約1327円まですごく揺れ動いています。

バフェットは官僚主義などの大企業病をはじめ、その会社に長年根付いた企業文化・企業風土を変えるのは困難だと言います。

私は日本株からしばらく離れているのでこれ以上の名言は避けますが、日産の経営陣は株主や顧客が何を望んでいるか。日産の株主や顧客がなぜ株や車を購入したのか。もう一度考えてみて貰いたいものです。

日産に限らず不祥事が発覚した日本企業が今後どうなるか私は注目しています。



最後は田舎のニュースです。とある潰れた田舎のドライブインが経営者を変えて再オープンしました。

今の若い人はドライブインがわかるでしょうか?

イメージとしては高速のサービスエリアが近いかと思います。昔は観光地や国道沿いなどによくありました。

当時はコンビニも少なかったので、運転中や旅行中などに飲み物やトイレ、食事を取りたくなったらドライブインによく立ち寄ったものです。駐車場や売店、レストランはもちろんゲームセンターや温泉があるところから無人の所まで内容は様々です。


なぜど田舎のドライブインを取り上げたかというと、この新しい経営者の発言がユニークだったからです。

「潰れていたが地元の人の強い要望で再オープンを決めた。元従業員も継続して雇う」


ここまではよくありますよね?笑。私がおもしろいなと思ったのが次の一言です。


長靴を履いたままでも気軽に立ち寄れる、気を使わなくてもいい店にしたい」


ドライブインはド田舎にあります。当然近くの住民は農業や土木、酪農家などが多く、また近くに農業や畜産の大学があります。お年寄りも多いので交流の場としても使えそうな雰囲気でした。

なるほど、今では車での遠出やドライブ客などは昭和の頃に比べ減っていますし、コンビニやおしゃれカフェなど、競合と少ないお客の取り合いになるかもしれません。


しかし、このドライブインは完全な地元密着型のニッチ戦略に切り替えて活路を見出そうとしています。

成功するかどうかはわかりません(なので私は投資はできません)が、このユニークな経営者を顧客として、消費者としては応援したくなりました。


あなたの投資している会社は投資家や株主のことを本当に考えていてくれていますか?
顧客や従業員のことはどうでしょう?




経営陣が自分たちのことしか考えていなかったり、どこかに無理や歪みがあると将来そのツケは必ず回ってきます。

どうせなら、顧客のことを本気で考えてくれる企業で買い物やサービスうけ、しっかりと株主のことを考えてくれている企業に投資したいものです。



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