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今日は個人事業主や自営業、フリーランサーの方など第1号被保険者の年金について考えてみます。

個人事業主(以下自営業、フリーランサー等含む)の方は年金や退職金などの面で第2号被保険者(会社員や公務員)に比べて不利な面があります。




少し簡単にまとめると以下の通りになります。

第1号被保険者 国民年金+[国民年金基金・個人型DC]
第2号被保険者 国民年金+厚生年金+[企業年金・企業型DCなど]+
個人型DC

一般的に日本の年金は3階建てと言われていますが、第一号被保険者は2階建てとなっている点が不利と言われている大きな要因です。


ちなみにDBとDCの違いは

DB 確定給付企業年金(受け取り給付額が運用利回りにかかわらず確定している企業年金)

DC 確定拠出型年金 (加入者自身が資産を運用し、将来の給付額に責任を負う年金)

となっています。


それでは、第一号被保険者の一つ目の柱、国民年金から見ていきましょう。


まずいきなりですが、国民年金基金は積み立て不足が指摘されています。これは国民年金が確定給付型(貰える金額が決まってる)の年金だからです。初期に高い利回りを約束したため、その約束した利回りで、加入者に年金を支払う理論上必要な金額に達していないというのが現状です。


過去にさかのぼって約束した利率を下げることはできないので、新規の加入者がこれを負担することになります。

1991 5.5%
1995 4.75%
2000 4.0%
2002 3.0%
2004 1.75%
2014 1.5%


国民年金の予定利率です。初期の確定で5.5%はとても魅力的な制度ですね。

現在の1.5%ではインフレ率を上回れるかどうか・・・はっきりいって低いです。

とは言え日本国債の利回りは0.05%なので、ほぼ元本が保証されている運用の利回りとしては国債や定期預金よりは国民年金のほうがまだマシといえるでしょう。


初期に入った方々、本当におめでとうございます。


国民年金にはほぼ誰でも加入できる点と「終身年金」として死ぬまでもらえるというメリットがあります。これは長生きに対するリスクヘッジになります。



次に多くの自営業者の選択肢として小規模企業共済と言うものがあります。

中小企業基盤整備機構が運営する共済制度です。

最大のメリットは節税でです。

課税所得が500万円の人は(住民税+所得税)で30%の税金を納めることになります。
ここで小規模企業共済に加入して掛け金を払うとその分が全所得控除されます。仮に50万円掛け金を払うと課税所得が控除され450万円になります。結果として税金は50万×30%=15万円分安くなります。


ちなみに掛け金は1000円から7万円まで500円単位で決めることができます。


国民年金やイデコと違い、制約はありますが途中解約できる点。
退職金だけでなく積み立てている共済金の一部から借入できる点
差押禁止債券なので、倒産や自己破産しても財産として残すことができる点。


というメリットがあります。

実は恥ずかしながら差押禁止債権ということを私は知りませんでした。
昨日記事にした資産の分散と言う点では自営業者の方にはいいリスクヘッジになるかもしれません。


ただし、致命的な弱点があります。


利回りが低い。予定利率1%です。

国債や定期預金よりマシですが・・・・・


他にも1年以内の解約だと掛金もどってこないとか、解約手当に20年必要とか、細かいデメリットはありますが特に私は気になりませんでした。



そして小規模企業共済のポイントはイデコと併用ができることにあります。


小規模企業共済で最大84万円+イデコで最大81.6万円=合計165.6万円所得控除できます。


2つ合わせるとかなりの節税となります。


年金制度で不利と言われている第一号被保険者ですが、実はイデコの恩恵を最大限生かせるのも第一号被保険者となっています。


小規模企業共済のメリットを活かしつつ、利回りの低いデメリットをイデコで補えばまずまずの資産形成はできるのではとも思います。


長くなりましたのでイデコに関してはまた後日別記事にします。


自営業の方や個人事業主の方はもちろん、将来会社を辞めて独立したい方、フリーランサーを目指している方も将来の年金について戦略を練ってみてはいかがでしょうか?


(ちなみに私は会社員ですが、イデコの枠2万3千円全て楽天VTIに使っています。)



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