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世界一の投資家ウォーレンバフェットの師匠であり、バリュー投資の父とも言われるベンジャミン・グレアム。

そのグレアム氏の著作で投資の古典的名作である「賢明なる投資家」は1949年に初版が発売されベストセラーとなりました。

バフェット氏も何度も読んで惚れ込んだこの名作は、現在でも通用する考え方が詰まっています。

当時から大勢いた投機家やテクニカル分析派のチャ―ティストとは一線を画す、企業分析によるバリュー投資は、独自でかつ普遍的な投資減原則によって成り立っています。


その中でも今回はこの本における最大のテーマである

「安全域」(MARGIN OF SAFETY)

の補足、むすび四原則について記事にします。


安全域(マージンオブセーフティ)はこの本を一言で要約した言葉であり、著者のグレアムも弟子であり読者であったバフェットもこの本の最も重要な概念として語っています。

また米国投資家のみならず、その「安全域」という考え方は今や多くの株式投資家が知るところとなっています。


しかしこの安全が記された第20章の最後のページにむすびとして4つの原則が載っているのを知る人は少ないのではないのでしょうか?

500ページ近いこの本のたった2Pにだけさらっと書かれたこの4原則は、その後バフェットにも度々引用された実はとても重要な投資原則なのです。


要約します。

1、「自分が何をしているのかを知れ ー己の事業をしれ」

2、「決して自分の事業(投資)を他人任せにしてはいけない(但し条件付きで可)」

3、「信頼のおける計算の結果、相応の利益を得るチャンスが十分にあると考える場合以外はその事業(投資)に踏み出してはいけない。特に利益より損失の方が多いであろう投機行為に手を出してはいけない」

4「自分の知識や技術に勇気を持って従いなさい。事実に基づいて自ら結論を下し、その判断が正しいと信じるなら、他人がその考えに躊躇したり異なった判断をもっていても自分の判断に従いなさい」


いくつか(バフェットの口などから)どこかで聞いたことのあるアドバイスもあるかと思います。
その元ネタが「賢明なる投資家」に載っています。


それぞれの詳しい解説は是非原文を読んでみてください。


そして一般投資家へのアドバイスとして、

「自分の能力に応じたところに野心をすえ、投資行動を標準的な防衛投資という安全で狭い範囲に限定すれば、投資を成功させるためにこれらの資質を有する必要は皆無である。満足のいく投資結果を生むことは多くの人が思っているより簡単だ。」

「ただしそれ以上の結果を成し遂げるのは、想像以上に困難なのである。」


という一文で「安全域」の章は絞めらます。


インデックス、パッシブ運用が盛んになった現在においてもこのむすびは、最後の一文を含めそのまま通用する原則だと私は思います。

もちろん古典ですので、例えが古いとか、読みにくいとか、今とは違う点もあり注意が必要ですが、それらデメリットを補いあまる、何か学び取ろうという思いがあればそれに答えてくれる有益な本だと私は思います。

まだ読んだことがない方は。この雨降りや台風で外出が億劫になる時期を活かして一読してみてはいかがでしょうか?

私も度々読み返していますが、その度に新たな学びがあり「古典的名著」の名に恥じない、おもしろいいい本です。






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