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安全な投資って意外と難しいですよね。

去年のように投資が簡単だと思えるような時期はときどきありました。

でも本当の意味で投資が安全(リスク0)だったという時は1度もありません。


お金持ちの悩みの一つは、「先祖伝来の財産が何代にも渡って子孫に受け継がれることは滅多にない事だ」と言われています。子孫が使い切ってしまう事もありますが、それ以上に投資に失敗して失ってしまうことが多いとの事です。

でも彼らもバカばかりではありません。投資に失敗して財産を失った資産家の中には、一部の欲にかられた投機家だけではなく、先祖から受け継いだ資産を資産家として安全に賢明に賢く運用しようとした投資家もいたはずです。


その最たるものが150年前に流行った「運河債」という投資です。


運河債はその名の通り運河を作るために発行された債券です。パナマ運河疑獄が特に有名です。

パナマ事件の場合、パナマに運河を作れば現在でもわかる通り、太平洋と大西洋をつなぎ大幅に航路を短縮でき、それ以外にもさまざまな経済効果と利便性をもたらします。

当時の人々もスエズ運河の成功と利便性を知っていたので運河債は魅力的な商品でした。


「運河は、商品を輸送する手段として抜群に優れた、抜群に安価な手段ですよ」「ビジネスは運河なしには成り立ちません」などなど理にかなった宣伝とセールストークによって、運河債は慎重で心配性な投資家にも易々と売りつけることができた大ヒット商品でした。


しかし1889年スエズ運河建設会社は倒産しました。


約80万人が買った大人気の最高に安全な債権が紙くずになってしまいた。しかも政府の許可を得て債券を追加発行した翌年に破綻するという破天荒っぷり・・・(安全とはいったいなんだったのか?)


「○○だから安全です」と言って売りつけられる投資商品は「運河債」から名前と理由を変え、1900年代の「鉄道債」や2000年代の「サブプライムローン」まで脈々と受け継がれてきました。(資産家の財産は容易に受け継がれないのになんという皮肉でしょう)


「ほとんど安全な投資商品」はありますが、「絶対に安全な投資商品」はないと肝に銘じて資産運用しましょう。

幸い私はS&P500ETF(VOO)に投資していて多少の増減はありますが、これまではコツコツと順調に資産を増やしてこれました。

でも、来たるべき暴落には備えてちょっと考えてみようと思います。



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