最近の米国市場の下落により、不安になっている米国株投資家の方もいるかと思います。

特に去年や、少し前の好調な場面で米国株を始めた方は、もしかしたら既に後悔してしまっているかもしれません。

でもそんな心配は米国株には不要です。

過去のS&P500の推移などがその証拠です。過去何度か暴落はあったものの、長期で見ると右肩上がり
で成長しています。
S&P500


米国株投資家の方にはもう見慣れたグラフですよね。


とはいえ、私の言葉だけでは少し不安だと思います。


「私の言葉を鵜呑みにするな」(ジャック・ボーグルのまね)笑


そこで本日は世界一の投資家ウォーレンバフェットの例を交えつつ、絶好の株の買い時として利用している局面を紹介します。



オススメの株買い時大きく4つに分けられます。

1.市場全体の下落や調整
2.全般的な景気後退
3.個別企業の特殊要因
4.企業の構造変化


では、それぞれ説明していきます。

1.市場全体の下落や調整

このケースはわかりやすいケースです。

初心者の方や新聞やヤフーニュースを見るくらいの人でも、相場全体の暴落や調整の場面は気づきやすいと思います。

今年初めにも調整局面と呼べる時期はありました。

この時期は個別企業の業績とは無関係に、市場全体の株価がほぼ全て下落するため、安心して株の購入ができる場面です

市場全体の株価は下がりますが、企業はしっかりと利益をあげ業績を維持しているのがポイントです


ウォーレンバフェットの例をあげますと、1987年のブラックマンデーの時にコカ・コーラを。また1973~1974年の市場の下落時にワシントンポストを大量に購入しています。

リーマンショックの時に金融業などに積極的に投資したも記憶に新しいかと思います。

株価は調整後、通常1~2年のうちに元の水準に戻ると言われています。

消費者独占企業や優良銘柄でも、市場につられて安くなる「市場全体の下落や調整」の時期は前々から目をつけていた企業を購入する絶好のチャンスとなるでしょう。

欲しい企業リストを揃えるなら 

「いつ買うの? 今でしょ」w




2.全般的な景気後退

こちらと1の「市場全体の下落や調整」との違いは、景気後退により実際に企業の業績が悪化することがあげられます。

最悪倒産してしまう企業もあるため、1と比べて注意深い分析が必要となります。

企業の規模や財務状況をしっかりと見たり、事業内容(景気に左右されにくい、生活必需品のような保守的な事業で利益とあげている)なども考慮する必要があるでしょう。


バフェットの事例では、ウェールズファーゴがあげられます。

1990年の銀行業界の不況、また1990年~1991年にかけての深刻な不動産不況により、銀行の貸倒リスクが高まったため、株価は86ドルから41.3ドルまで52%も下落しました。

他の銀行も当時は大体似たような下落を見せています。

確かに当時ウェールズファーゴは利益が0になると発表しました。

しかし、充分な貸倒準備金や強い財務状況などをしっかり分析し、バフェットは倒産リスクは低いと判断し投資を決めました。

実際に貸倒が発生しましたが準備していた13億ドルよりも少なくすみ、利益も(1株当たり4セント
ですが)黒字で乗り切りました。

そこから9年後の2000年に同行の株価は約270ドルまで上昇し、投資収益率は年平均複利ベースで18.6%となっています。

まさにバフェットらしい成功事例と言えるでしょう。


また、不況が終わるまで普通は1~4年くらいとされています(もっと時間がかかることも)。

長い間株価が低迷するので買い進めるチャンスとも言えますが、長期保有する忍耐・我慢が必要となります。


S&P500やラッセル3000など市場全体にインデックス投資すれば倒産リスクはありません。

また不況時の安い価格で買い進めておくことで、景気の回復時には大きく利益を上げることができるので、個人的には初心者や分析に自信のない方。また時間のない方などはインデックス投資がオススメです。


個別企業分析(GEの改革が成功するのか?)などと比べ、1と2の局面はわかりやすく・分析も比較的しやすいので、バフェットほどの投資家ではない我々も積極的に狙いにいきやすいと思います。


一時的に市場が動揺して下落しても、長期的には市場は効率的な値段をつけますので、長期投資家ならそこまで慌てることはないでしょう。






少し難易度は上がりますが3.と4.の場面についても簡単に触れておきます。

3.は個別企業が何らかの理由で一時的に株価が暴落した場面で買いに向かう方法です。

2よりもさらに詳細な個別企業分析と、株価の下落は一時的なもので必ず立ち直るという確固たる投資判断が必要となります。

バフェットの例では

GEICO(今はバークシャーの子会社になった自動車保険会社)が新たな経営陣が規模拡大を目指しリスクの高いドライバーにも保険を売り初め経営が悪化し株価が下がった時に大量取得。

アメックスがサラダ油事件で詐欺にあい6000万ドルの被害を受けたときなどに株を大量に取得した事例

などがあげられます。


最近だと「IBMがどうなるの?」などの議論が行われていますが、いろいろニュースや解説を見ても私にはどうなるかわかりません。

そういう時にはあえて投資をしないのもいい手だと思います。

利益をあげるのと同じくらい損をしないというのも重要ですから

バフェットも上記の二社は、ガイコはグレアム時代から投資をして知り尽くしていましたし、アメックスも充分に自分の足で現地調査してから投資をしています。

私は日本株に投資をしていたころは3.と似たような事をやっていましたが、米国株ですとどうしても英語や現地にいれないことなどや情報の壁により、難しく感じていました。

米国の個別企業にはどうしても(現実や実情よりも)企業に対するイメージなどで投資をしてしまったことが多い気がして反省しています。

だから私はS&P500に投資を開始したという理由の一つでもあります。

話はそれましたが

3の個別企業が何らかの理由で、一時的に株価が暴落した場面で投資をするときには、確実に自信・確信があるときに行うとよいと思います。

当然個別企業の株価が下落時に安い価格で買い進めておけば、業績の回復等で再評価され株価が戻り、上昇した際にはとても大きな利益を生むでしょう。

また1.2.にくらべて個別企業分析さえできれば投資を進めるチャンスが多い(1年に数社は大きな下落はある)という点もメリットと言えるでしょう。


4.企業の構造変化の場面を狙う方法

これは、企業の合併やIPO。大規模なリストラなど大きく企業が変わる際の株価の変化を狙う方法です。

それぞれ株価で利益を狙うチャンスではありますが、やはり日本にいるハンデや3.とは逆にそもそもの機会が絶対的に少ないというのもあります。





さて全4場面を紹介しました。


もちろんこれ以外にも成長株に投資したり、モメンタムなどの手法を使うなどいろいろな方法があります。

しかし、私のような投資知識は少ない方や初心者は上記のような、「買いのチャンス」でしっかり買うことが、低リスクで利益につながり比較的容易に投資を成功させるポイントだと思います。

キャピタルゲイン狙いの人はもちろん、効率的に安く株数を増やすことはインカムゲイン(配当狙い)の人にとっても重要な要素だと思っています。


私は特にこの1.2の場面+S&P500ETF(VOO)の組み合わせで効率のいい投資と資産の最大化を狙っています。

個別株投資家の方やバリュー・配当再投資戦略等の人でも、1.2.(3)あたりの局面は積極的に株を買い進めることをおススメします。

今の市場を楽しめる人こそ、まさに長期投資や米国株投資に向いている方だと思います。

さて今週の相場がどうなるか?

このバーゲンセールを楽しんでいきましょう。







にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


米国株ランキング