「GMが潰れることなんて想像できますか?」

かってGM(ゼネラルモーターズ)の債権が日本の個人投資家向けに発売されたときの売り文句です。

いつの時代でも、また日本だけでなくアメリカの投資家達も、似たような売り文句にひかれて株や債券を買った人は多いようです。

「AT&Tに投資をしておけば間違いありません。潰れることなんて想像できますが?」
「GEが潰れることなんて想像できますが?安全な投資先です。」
「IBMが・・・」「石油メジャーが・・・」「ゼロックスが・・・」
などなど。どれもその当時は世界最大級の企業ですし、売り手も買い手もそう思い込んでしまっても無理もなかったのかもしれません。

この話のタチの悪いのは、発言した方(証券会社やアナリスト)も当時は本当に「世界トップクラスの大企業だから潰れるわけがない。安全だ」と信じきっており、買い手を騙すつもりなんて全くなかった点にあります。


特にひどかったのがGMの債権購入してしまった方です。米国最大の自動車会社だったGMはサブプライムショックの際破たんして、債券価格も暴落しました。債券は着実な利益を生む反面、一度苦境に陥ると回復が難しいという性質があります。

当時のGMが大企業病に陥ってしまっていた事、日本車やドイツ車の攻勢をしっかりと把握していた人は回避できたかもしれません。

しかし、営業マンに言われるがまま買った一般の人やよく企業を調べもせず、周りが買っているからとか、有名企業だから、GMの車が好きだからというような理由で株や債券買ってしまった人はこの地雷を踏み抜いてしまったのではないでしょうか? 

もちろん、米国株の場合は長期で見ると数年後業績が回復したという例も多々あります。結果的に塩づけや、ナンピン買いが正解だったということもあるでしょう。

その一方で倒産してしまう会社があることも絶対に忘れてはいけません。

個別企業に投資する際には「どんな大企業でも」回復不能のダメージを受ける可能性があるということを忘れてはいけません。絶対に潰れないと思われている会社でも倒産リスクはあるのです。

ありえないなんてことはありえない。

倒産リスクはインデックスやETFを使うことにより簡単に倒産リスクを少なくすることができます。
また分散投資を行うことでも効果はあります。

倒産リスクが怖い私は、これからもS&P500(VOO)に投資していきます。




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追記。今人気があり、実績も充分、信頼できて偉大な大企業ということでアマゾンをタイトルに出しましたが深い意味はありません。例にあげる企業はアップルでもバークシャーハサウエイでもコカ・コーラでも構いません。倒産リスクが0ではないということが重要なのです。

先人たちのその間違った幻想から学び、我々は同じ過ちに陥らぬよう気を付けましょう。
そげぶ